No war.
昨日、家族で夕飯を食べながらTVを観ていたら、今、開戦しているイスラエルとパレスチナについての内容だった。
子供が言う。
「どっちが正しいの?」
「正しい戦争なんかないよ」と、私。
戦争なんぞしている時点で、正義なんかどちらにもない。
正義は我にありと思った、その瞬間から人間は堕落するんだ。
子供が理解できたかどうかは分からない。
けど、善悪二元論には嵌ってほしくなかったの。
みんなそれぞれに愛したひとやモノが溢れるこの世界を、理不尽に破壊して許される正義ってなに?
誰もが生きていかなければならないのは当たり前で、だから土地を巡る争いも、宗教を巡る小競り合いも、あっても仕方ない。
たけど、それでも譲り合って、許し合って、それで世界は回っている。
殺しあわなければ生き残ることができないなんて、大嘘だ。
耳元で不安や恐怖を囁くのは神じゃない。
神のふりをしたお金の欲しい誰かだよ。
世界はこのごろ加速度的におかしくなっている。
どうしたらいいのかなんて私にも分からない。
もしかしたらこの権力構造の終焉という意味で世界の終わりが近付いているのかもしれないよ。
この世界は美しくて、愛に溢れてるけど、嘘にも塗れてる。
見せかけの平等、なくならない特権階級。
政治家と見せかけた宗教カルトと、集金システム。
分断統治。
いっそ、終わったほうがせいせいする世界。
悲しいのは、破壊と暴力が愛すべきひとやモノたちに向かうから。
愛すべきひとたちが護ろうとしたモノが簡単に壊されていくから。
世界が終わるなんてゆるせないよ。
あんたらが終われよ。
届かない言葉を胸のなかで叫びながら、テレビの画面を睨みつけている。
酔いが回ってきた。
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