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初級アメリカクエスト2005

今更感もあるけど、僕が果敢に海外一人旅を始めるきっかけ、というか「原点」と言える旅について書こうと思う。

15年も前のことになるけど、ほとんど海外に行ったことの無かった当時の僕は一人でアメリカに乗り込み、南はティファナ(メキシコ)、北はバンクーバー(カナダ)、とアメリカを縦断するバックバッカー旅に出た。

この旅は、目標としていたアメリカ留学の下見と位置付けていたが、結果的に考えられない程多くの障害に直面した。海外旅に慣れている人にとっては一つ一つは取るに足りないものかもしれないけど、当時の僕にとっては一つ一つが一大事だった。

奇跡的な出会いもあった。カナダのバンクーバーでたまたま出会ったシンガポール人のNixkと仲良くなり、ホテルもシェアしたし、シアトル→成田へのフライトも隣の席で一緒に帰ってきた。Nixkが予定を変えた訳ではなく、奇跡的に、彼が同じ場所からの同じ時間の同じ行先の航空券を持ってたということ。

彼とは日本でも再会し平塚の実家にも泊まったし、数ヶ月後のチャイニーズニューイヤーに今度は僕がシンガポールに行って、シンガポール中つきっきりで案内してもらうことに。

ここでは語り尽くせないストーリーがあり、当時、この旅全体の紀行文を書いたら原稿用紙300枚分になり、当時存在した新風舎という出版社に応募したところ、「最終審査候補作品(出版化推薦作)」(ある程度負担してもらうけど出版できるよ)という賞をもらった。

結局は出版せず、そんなに多くの人には読んでもらってないけど、何より嬉しかったのは、当時通っていた英会話塾の生徒のおばさんがこの本をお子さんに渡して読ませてくれ、その子が夢中になって最後まで読んでくれたってこと。その子が今どこで何をしてるのかは知らないけど、この本を読んで少なからず海外との距離が縮まったはず。

海外旅行初心者あるあるが詰まった物語なので、興味ある方は読んでみて欲しい。

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全文が以下のPDFで読めます。
https://drive.google.com/file/d/1AfgOl3N88jkJWo5oPdSgchWNZ6rMYa6z/view?usp=sharing

そして、noteのマガジンとしても連載を再開する予定。


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