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2023年11月の読書記録(読書記録その23)

 いきなり冬全開になり、身体が壊れかけております。


11月に読んだ本

  • 『コンカツ?』石田衣良

  • 『コンビニエンスストア様』村田沙耶香(D)

  • 『CROSS-BORDER キャリアも働き方も「跳び越えれば」うまくいく越境思考』井上功(D)

  • 『横浜麦酒物語』友清哲

  • 『あれもこれも地理学』富田啓介

  • 『私のLife』塚越健司編

  • 『コジコジにきいてみた。モヤモヤ問答集』さくらももこ

  • 『わたしを空腹にしないほうがいい 改訂版』くどうれいん

  • 『植物アンソロジー』

  • 『30代にしておきたい17のこと』本田健

  • 『評価経済社会』岡田斗司夫(D)

  • 『ばにらさま』山本文緒

今回紹介する本:『コジコジにきいてみた。モヤモヤ問答集』さくらももこ

 質問と答えが絶妙に噛み合っていないにもかかわらず、なぜかしっくり来る問答集。コジコジらしさ全開で笑える部分も多いが、妙に納得できるところもちらほらあるのも魅力的。

「将来が不安です。」~~「コジコジは生まれたときからずーっと、将来もコジコジはコジコジだよ」
 将来に不安を持っても、自分であることには変わらないのだから、なるようにしかならないということか。

「一つにしぼれません。」~~「じゃあ全部、全部一番好き」
 好きなものを一つに絞る必要はないよね、ということを気付かせてくれる一言。

「10年経つと……あの子も変わるでしょうか?」~~「母さんもバァさんになるね」
 変わる人がほとんどだろうね、ということか。

「心の準備ができていません。」~~「けいこ不足をねえ、幕は待っちゃくれないよ」
 なるようになるけど、そうなるまでにしっかり準備はしたか、やれることは全てやったのか、改めて問われた気がした一言。

 どれも「そらそうよ」の一言で片付けられるやりとりだが、コジコジが言うことによって何故か深みと重みが出てくる。ある意味新しい哲学、といっても差し支えないだろう。
 さくらももこさんの作品は日常の何気ない一コマから深く考えさせられるものが多いということを改めて感じる。

さいごに

 11月に読んだ本の中には文学フリマ東京で買った本が含まれています。文学フリマ関連の本は5月開催のときにゲットしたものも含めて、後日別記事で紹介したいと思っています。合わせて今年1年のZINEについても別記事で紹介します。
 また、2023年の年間Best及び12月に読んだ本は12/30以降に記事にする予定です。

ではでわ

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