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発達障害者の特性で困ること 〜病院編〜

さて、発達障害者として困ることについて、まずは病院で診断してもらって判明したのでそこから話そうと思います。
発達障害とひとくくりにはできないので、ここでは自閉スペクトラム症(以後、ASD)に関係する特性で困ることについてが多くなります。

まず、発達障害について診察を受けるため病院に行きます。病院に行った理由はその人によって様々だと思いますが私の場合は生きづらいからです。特に家庭で休まらない。

そんなこんなで病院を受診するのですが、精神科受診となります。精神科はどこの地域のどの病院でも混雑しており、私の場合は1月に受診予約して予約が取れたのが4月でした。この辺りは発達障害の特性は関係ないので触れる程度にします。

そして訪れた4月。受信をするわけですが、最初の診察では発達障害というよりも一般的な精神疾患的な扱いの受診となりそれに応じた薬を処方してもらいます。その他にADHDやASDの心理検査を受け、2週間後に再度来院します。

そして、診断の日。心理検査の結果、私はADHDとASDに該当しました。そこで日常で困っていることや辛いことなどなどがあるかと聞かれるのですが、ここで困ったことが早速発生。

自分が普段困っていることについて答えられない。

コレコレのコレについて答えてと、回答する内容について絞った質問であれば脳みそが超高速で回転して最適な答えを出すことができます。しかし、漠然とした質問、例えば普段困ってることある?のような質問に対しては答えを構成するのに非常に時間がかかります。
というより、普段からこの特性に苦しんで精神疾患に片足を突っ込んでいるような状態で受診しているわけなので、この時点では漠然な質問に対して脳みそが考えることを拒否しています。

・・・そんなわけで、あまり自分の困っていることに答えられずに、コンサータという薬を処方してもらうわけですが、職場への説明のために診断書を書いてもらいたいという話ができるのはそのさらに1ヶ月後となります。これも、人の気持ちがわからないASDの特性で自発的にコミュニケーションをスタートさせることが難しい特性があるからかと思います。


そして数ヶ月後・・・

自立支援医療制度の該当となり、診断書をもらったり役所で手続きをしたりというイベントがありましたが、あまり自分の特性や困りごとについてお話しすることが難しいなぁ。と思ってきたところで病院内のソーシャルワーカーにコミュニケーションの仲介をしてもらうことになりました。
ただ、ここでも問題が・・・

ソーシャルワーカーとコミュニケーションが取れない

ソーシャルワーカーは社会福祉士や精神保健福祉士の資格を持ち、現場ですごく特性がマイノリティな方達とコミュニケーションをとってきているプロの方です。しかし、ソーシャルワーカーも人間なので当然のことながら合う合わないは細かい部分であるのです。そして細かい部分で合わないだけで大きな問題となるのがASDの特性だと思っています。

その後、いろんなソーシャルワーカーの方と話したり、カウンセリングにつながったりして未だ自分の普段の困り事について話せているかは何とも言えるところではありませんが、毎月の病院が良いで何らかの変化は持ち帰っています。

社会で生きる上で、コミュニケーションに特殊性がある人間が生きづらいのはもう仕方がないことです。それ故、病院でも苦労することが多いということは、これから受診される方には認識してもらっていても良いかなと思います。わかってくれるよね!って思ってわかってもらえなかったら大変ですからね。



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