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インターナショナルスクールの日本語授業内容

以前、「インターナショナルスクールの日本語授業事情①」で 下のように説明しました。

クラスの分け方は、以下の2つの分け方をしている学校が多いです。

①日本語を母語としている子達のクラス(ファーストランゲージクラス、Japanese as national language など呼び方は学校によりけり)

②外国語としての日本語クラス(呼び方はセカンドランゲージクラス、Japanese as additional language など)


私はどちらのクラスも教えているのですが、ここでの需要は①日本語を母語としている子達のクラス が多いと思いますので、今回はそちらについて説明をします。

大前提として、日本語授業内容は学校によります。ここでは私が勤めていた(いる)学校の日本語授業のことを説明しますね。

①A校:週に2回日本語授業(45分×2回) 

教科書
光村

内容
週に2回しかないので、担当の先生が自由に教科書から取り扱いたい単元を選んでいました。学校として「一年で◯単元学習」や「一年で教科書何割カバー」のような共通事項がなかったため、どの単元、何単元学習するか、どれくらいの時間を一単元に当てるか、全てその先生次第でした。授業の進め方も、導入→めあて紹介→単元学習→確認テストや課題→振り返りのような学習サイクルにしましょうといった統一事項もなく、本当に先生次第。正直、この学校の日本語科はもっと改善していく必要あると思います。笑 この自由さのおかげで、子どもが興味を持つ、かつ学習効果が高い授業や教材を試行錯誤できたのは、新人だった私にはありがたかったのですが、もし今の私がその学校に戻ったとしたら大改革するでしょうね!!笑

漢字
上記通り先生次第なので、漢字をどれくらい取り扱うかも先生次第。どれくらい漢字テストするかも先生次第。笑
週に2回しかないので、私のクラスでは、その学年漢字数の3割程度しかできませんでした。

宿題
当然、日本語科で統一されていませんでした。笑 私は週に1回音読と漢字の宿題を出していました。


②B校:週に4回日本語授業(50分×4回)  

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