見出し画像

「自然豊かな公園を増やしてほしい」。小平で暮らす小中学生の、おすすめの場所は?|白梅学園大学子ども学研究所から

足もとの、子どもの声を行政に届けるために――。

白梅学園大学子ども学研究所(東京・小平市)では、2019年に「子どもの社会参画プロジェクト」を立ち上げて、子どもたちが社会に参加・参画することを後押ししています。

2019年8月には「小平市子どもサミット」を学内で開催。「小平子どもレポート」をまとめ、市にも報告しました。レポートは、市内の小中学生2166人(小学校4校の3~6年生と中学校2校の1~3年生)に行った「小平市に暮らすことについてのアンケート」(2019年6月実施)の結果を、まとめました。

「大学のある小平西地区は、古くからの家が多い地域。東地区には、小金井公園の近くに、西武新宿線花小金井駅があります。子育て世帯の住むマンションが多く建ち、保育園も増えました」(小平市子どもサミットに関わった瀧口優教授)

アンケートから分かった子どもたちの願いと、子ども目線の「小平のオススメの場所」をご紹介します。小平の街の様子がよくわかります。

【子どもたちの願い】

「子どもが安心して過ごせる場所が少なくなっているので、学校を含めてもっと子どもが楽しく遊べる場所を考えて欲しい」
「都心になるようのではなく、自然を生かして欲しい」
「自然豊かな公園を増やして欲しい」
「森の木でおもちゃづくりをやってみたい」

サミット報告


次に、小中学生のオススメスポット@小平界隈 もご紹介します。

【小学生のオススメの場所】

▼ 公園 (あじさい公園、小金井公園、東部公園 など)「東部公園の歩道橋の夕方」(小3)

あじさい公園DSCN1386

●15_小金井公園DSCF8130

▼ 児童館 (花小金井南児童館 など)「大人がいて、そうだん、安心感をもてるからです」(小4)
▼ 地域センター(小川西町地域センター、学園西町地域センター、天神地域センター など) 「地域センターは、待ち合わせがしやすく、そこで遊んだりできる。すごく楽しい場所」(中1)
▼ 小平グリーンロード(玉川上水、野火止用水、狭山・境緑道、都立小金井公園を結ぶ小平をぐるりと一周する約21キロメートルの起伏の少ない水と緑の散歩道) 「緑がとてもきもちいい」(小6)

●04_グリーンロード狭山・境緑道DSCF5935

▼ なかまちテラス 「すごいおしゃれな図書館。1回行ったことがあって、そのときはすごく面白かった。いろいろな本も見つかった」(小4)

●09_なかまちテラス

【中学生のオススメの場所】

▼ 小平神明宮「オススメイベントは、八雲祭・のうりょう祭」(中1)
▼ 図書館 「教科書やノート、ワークを持って、図書館で勉強。これが、一番楽しい」(中2)

●07_中央図書館P1010077

▼ 小平市中央公園 「中央公園で開かれる、こだいらグリーンフェスティバルがオススメ。中央公園は緑が多くて気持ちいい」(中3)

●06_グリーンフェスティバルDSCF4943

▼ 市民体育館・たけのこ公園【下】・小川緑地・玉川上水・空手の道場
「たけのこ公園のお花見がきれいだった」(小3)

●13_たけのこ公園P1000115


【その他、オススメの楽しみ方】

「コミュニティタクシーぶるべー号(下)で地区をめぐる。1日乗車券を買って、飲食店や公園をめぐる」(中2)

●01_ぶるべー号


「灯りまつりの灯ろう作りが楽しい。作らなくても、見ているだけできれいです」(小4)

●05_灯りまつり広報課

「花小金井駅前のサンバフェスティバルがおもしろい」(小3)

●10_サンバフェスティバルDSC_0178


「小平ふるさと村は、昔の家や遊びが体験できるので、昔にタイムスリップした感じになれるのでオススメです」(中1)

ふるさと村

暮らしているからこそわかる、小平のことが、伝わってきます。
私も地図を参考に、子どもたちとあちこち遊びに行きたいと思います。

▼小中学生へのアンケート調査は本山方子教授▼「小平市子育てサミット」は瀧口優教授【写真右】、安倍大輔准教授が中心となり取り組みました。子ども学研究所・武田和彦さん【写真左】も参加しています。公園などの写真は、一般社団法人「こだいら観光まちづくり協会」提供。

瀧口先生と武田さん

画像14

記事を書く上で参考にさせていただいた「小平子どもレポート」

【まとめ】山内真弓。小学生と保育園児の母。元転勤族で、茨城、仙台、千葉、東京で子育て。今は、小平も生活圏です。子育てを通じ、「遠くに行かなくても満たされる暮らし」の豊かさを知りました(体力もないため)。コマロンをはじめた毎日新聞記者です。






この記事が参加している募集

子どもに教えられたこと