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======== 第九章 日記 ======== 海岸線の断続的なトンネルを抜けて列車…
======== 第八章 過去 ======== 結局真希はこの日を最後に東京には戻っ…
============ 第七章 進み過ぎた時計 ============ 四月。 亮…
======== 第六章 初詣 ======== 一月二日。 亮介と真希は二人、上野…
========= 第五章 心の傷 ========= 翌日、昼前にはみんな連れだって…
=============== 第四章 クリスマスパーティー =============…
======== 第三章 家 族 ======== クリスマスも間近に控えたある日のことだった。 亮介は午後の講義の後、教室に忘れ物を取りに戻ってきた。 誰もいなくなったいくつかの教室の前を通り過ぎていくと、真希の姿があった。 (中里だ。また本を読んでいるのかな) 亮介は真希に話しかけるつもりで、教室に入ろうとした。 入ろうとしたがその場で視線が釘付けになってしまった。 (泣いている?) 冬の夕陽が真横から差し込んで、真希の横顔を鮮明に映しだしてい
========= 第二章 友だち ========= 前期の講座が終了し、一週間の休…
======= 序章 ======= 海岸沿いの断続的なトンネルを抜けて、列車は無人の駅…