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ヘンゼルとグレーテルが落とすパンくずみたいに、千切れた私の一部分【ただの短歌】

恋人の昔のあだ名が口をつき我は赤子のおむつを替える

指が指離すまいとてアナウンス引力に負ける午前一時

ヘンゼルとグレーテルが落とすパンみたい血液型が思い出せない

マグカップとかキーホルダー 1、2、3、 置いてきぼりの恋とおみやげ

街灯の白い光は月だった君はいつかの君じゃなかった


#短歌 #今日の短歌 #tanka


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今日の短歌

子供の就寝後にリビングで書くことの多い私ですが、本当はカフェなんかに籠って美味しいコーヒーを飲みながら執筆したいのです。いただいたサポートは、そんなときのカフェ代にさせていただきます。粛々と書く…!