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私のからだの何割かは、卵かけごはんでできている【 #うちの卵かけごはん 】

卵かけごはん好き、遅咲きの私である。
幼少期アトピー持ちだった私は、卵の生食を制限されていたからだ。例えばすき焼きに生卵なんかも、デビューは大人になってから。卵かけごはんにハマったのなんて、ここ一~二年くらいかもしれない。
しかしながら今の私、週に三度は卵かけごはんを食べている。あんまり同じものばかり貪り食っているのも子どもに示しがつかないので、食べるのは主に子どもたちが登校した後の朝ごはんや、仕事の合間のお昼ごはん。
卵値上げの折には瞬間怯んだものの、やはり私の卵かけごはん欲は止められない。そもそも一食を卵ひとつとごはんで終えようというのだから他より節約に決まっているだろ、という理論でお財布の心配をする自分をねじ伏せた。

卵かけごはんは懐が広い。
調味料は結構なんでも合うし、ほぼ家に常備しているものでいける。作る時間も、食べる時間もあっという間だ。トッピングはあったらあったで嬉しいし、なければないで問題ない。この懐の広さである。
この企画ではレシピも募集しているみたいだけれど、私の卵かけごはんにレシピなど存在しない。なぜなら工程は少なければ少ないほど私にとって価値が高いから。ずぼらの味方、卵かけごはん。

とはいえ、改めて振り返ってみると、自分なりにちょっとしたこだわりはあるような気がしてきた。ここではそれについて記してみようと思う。

①まずはほかほかごはんを器に盛り、生卵を割り入れて、だし醤油やめんつゆをたらーり、それからごま油をたらーり。これが私の基本形。
②そこに気分や冷蔵庫の在庫次第で、刻みねぎやしらす、海苔などをトッピング。
③いただきます。

以上。はー、なんてシンプル。楽だわ。シンプルイズベストっていうか、楽イズベスト。楽は正義。

こだわりポイントは以下の★四つ。四つもあるんかい。意外とこだわるな。

★ごはんは少なめ、絶対少なめ。卵に対してごはんの量が多いと、全く別の食べ物になる。

★トッピングの前に必ずごはんと卵をかき混ぜる。それもぐるぐるぐるぐる、やり過ぎちゃうんか、親の仇なんか、ってくらいにかき混ぜる。するとふわっふわ!これがベスト。
混ぜないで食べる派もいるみたいだけど、私は絶対混ぜる。流動食の様相を呈してくるくらいに混ぜる。混ぜない派の人も一度は親の仇だと思ってかき混ぜてみてほしい。
先ほど「絶対ごはん少なめ主義☆」を掲げたのは、ここでふわふわにするためである。ごはんが多いとふわふわにはならないのだ。
ちなみに先日、これを胃に流し込みながら「卵かけごはんって飲み物だわ……」って思って、はて、同じこと思う人っていないのかな、って検索かけてみたら(暇人か)、日テレの水卜麻美アナウンサーがすでに発言しておられました。偉大。

★トッピングで欠かせないのは海苔。どんな海苔でも美味しいけれど、少し前から見かけるようになったザクザクのフレークタイプの韓国海苔、個人的にはあれが最も良い。

★トッピングしたらもう混ぜない。するとふわふわの卵かけごはんにザクザクの海苔、このコントラストが!たまらんのですわ!

このあたりですね。おすすめです。

週に三度食べているなら、もう私の体の三割くらいは卵かけごはんでできていると思う。(計算が雑)
幼少期からのアトピーゆえに馴染みのなかった卵かけごはんを、試してみようと思ったあの日の私、グッジョブ。
これからもお世話になります。ありがとう卵かけごはん。


#うちの卵かけごはん #エッセイ

子供の就寝後にリビングで書くことの多い私ですが、本当はカフェなんかに籠って美味しいコーヒーを飲みながら執筆したいのです。いただいたサポートは、そんなときのカフェ代にさせていただきます。粛々と書く…!