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アメリカの日常エッセイ#03 スピーカーの真下の席で

ふと、
新しいカフェに行きたい気分になって、
いつもとは違うカフェを訪れた。

アメリカでは、レモン × ポピーシード(ケシの実)のスイーツをよく見かける。

(写真のマリトッォもそう)

この組み合わせが美味しくて、大好き。

隅っこの席の雰囲気が良かったから、
そこに座ることにした。

腰かけて、気付く。

「あぁ。真上にスピーカーがある。」

私は、カフェではなるべく、
BGMが静かな席に座りたいのです。

行きつけのカフェでは、
スピーカーの位置を把握していて、

勝手に「私の席」と思っている
お気に入りの静かな席がある。

けれど、
今日はもう荷物も広げてしまったし、
仕方なくスピーカーの真下の席で、仕事をすることにした。

エアポッズのノイズキャンセリングを突き抜けて、
耳に飛び込んでくるBGMに

「う、うるさい・・・」となりつつも、

気づくと集中モードに。

そして、
集中していた仕事がひと段落して、
集中力が切れた途端、
突然、またBGMが耳に飛び込んできた。
うるさくて、気になり始める。

しばらく静かだったよなー。
BGM止まってたのかな?

と思いつつ、また集中モードに。

そして、また集中力が切れた時、
面白いことに気が付いた。

集中すると、
うるさいBGMが一切聞こえなくなってる。

そして、集中力が切れた途端に、BGMが耳に入って気になり始める。

まるで、
私の集中力がUPすると同時に
誰かがBGMのボリュームを下げて、

私の集中力レベルが下がると同時に、
誰かがBGMのボリュームを上げてるみたいで、

なんだか笑えてきた。

そして、ふと思う。

これって、人生にも言える気がする。


私の場合、

自分自身に集中すると、

自分の外側のごちゃごちゃや
外野の声が気にならなくなる。

けど、
意識が自分自身に集中していないと
自分の外側のことや、
自分にはコントロールできないものに翻弄されてしまう。

だから、

他人や、自分の外側の要因で、
心がごちゃってした時には、

自分自身、自分の内側に集中しよう。

スピーカーの真下で悟った、
カフェでの一幕でした。笑


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