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I AM NOT AN EASY MAN 軽い男じゃないのよ Netflix

1 映画を知ったきっかけ

先日、ジェーンスーさんというコラムニスト・ラジオパーソナリティーが講演される「いろいろな家族のかたち」という講演会に参加しました。

ジェーンスーさんはポットキャスト番組 overthesunでTBSの元アナウンサーの堀井美香さんと一緒におしゃべりしています。その番組は家事をしながら耳だけで楽しめるのが魅力です。

友人が申し込んでくれた講演会は、明石市が主催しているもので、パートナーシップ制度など知らないことをたくさん知る機会となりました。
明石市にあるパートナーシップ制度

ジェーン・スーさんは
*「ふつう」とは何か?
*30年前の「ふうつ」は何から刷り込まれている価値観なのか?
*社会システムのバグ
*「一番新しいデクのロジーに一番新しい価値観というものは投影されている」
など、興味深いお話をされました。

また、その講演会で紹介してくださった映画「I AM NOT AN EASY MAN」はNetflixで見ることができます

2  どんなお話? 「I AM NOT AN EASY MAN 軽い男じゃないのよ Netflix」



原題:Je ne suis pas un homme facile(I Am Not an Easy Man)
製作国:フランス(2018年)
日本では劇場未公開:2018年にNetflixで配信
監督:エレノア・ポートリアット

内容は、
毎日のように職場でも日常でも場所を問わず、誰でも構わず女性なら声をかけたり、無神経な振る舞いの独身男のダミアン。そんな男が、ある日、頭を打って気を失う。意識が戻るとその世界は何かが変わっていた。現実世界と全てが正反対の社会。 女が上に立ち、男が下で秘書の役割や家事や子育てに奮闘する。広告、映画、物語で描かれる男性が行う振る舞い 女性の描かれ方が全て逆の正反対を描く作品。 主人公ダミアンは傲慢な女流作家の助手となるが…。


頭を打った後「俺たち、入れ替わってるー!?」という話です。入れ替わっているのは自分と誰かではなく、「男女が逆転している」という世界観なので、体の入れ替わりモノではありません。社会的な“立場”の入れ替わりを描いた作品です。だからこそ、「ぎょぎょ!」っとした発見が多いのです。

映画『万引き家族』が2018年のカンヌ国際映画祭でパルムドールを受賞した際、レッドカーペットでは男女格差の是正を訴えるため、映画業界で働く82人の女性が揃って声をあげました。男性監督数は総数1688人に対し、女性はたった「82人」であることが理由です。

「Me too」や「Time’s Up」運動がアメリカから始まり、カンヌ国際映画祭でも映画界における歴史的な問題に向き合うために、今作品を鑑賞することが重要です。

私は夫と一緒に鑑賞しましたが、彼は何か作業をしながらだったので、「え?どういう意味?男性が女性の心の映画?」と混乱していました。

映画では、普段女性がしていることを男性がしています。秘書役やコーヒーを入れる、企画が通らない、セクハラや言葉の暴力など、性別が原因で起こる社会・職場・家庭での扱われ方を逆さに描くことで、滑稽さが生まれます。女性から見ると悲しいと感じるような出来事を、男性が味わっているという、女性優位の映画だと言えます。個人的な感想としては、終わり方が最高でした。

私自身は、幼い頃から祖母の家の下宿屋さんにて働く女性を観察していたため、「女性らしさ」や社会に抗うことなく生きてきた方です。ただ、娘に同じように強要するつもりはありませんし、時代の流れを感じながら過ごしたいと思っています。言語技術を学んでから、「事実」と「意見」を分けて考えるようになったことで、社会問題を家族と話し合う機会が増えました。

以前は、何かとイライラすることがありましたが、最近では夫と共にマイノリティとマジョリティの区別なく、男性と女性の役割や立ち位置について話し合うことができるようになってきました。今度は、自分と違う立場に立って、自分の意見や感情がマイノリティ側になることも想定して、コミュニケーションを取っていきたいと思います。


3 映画の予告はこちら


この映画を紹介してくださっているスーさんの話はpotcastも、本も、講演会も男女どちらの側にも立たず話す内容が魅力的です。 後日書き綴りたいと思います。

すーさんの紹介記事も見つけましたのでご紹介いたします***



4 言語技術を学び 考える講座



「学びたい」と思う方はぜひご一報くださいね!

大人の学び時間はとても楽しくて子育てや普段の生活 読書、映画鑑賞、にも大きく役立ちますよ!

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