料理と言葉の研究好き atsucococo

料理の仕事を20年。息子の留学を機にlanguageArts(言語技術)を学ぶ。グロー…

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料理の仕事を20年。息子の留学を機にlanguageArts(言語技術)を学ぶ。グローバルスタンダードの言語技術と日本スタイルの違いを知る。議論の練習方法を実践するため「子ども会議」でメニューを決める料理教室cocokitchen「キッチンオーケストラ」主催。現在雑談を学び中

最近の記事

「聞く」を学び直して  ランゲージアーツ 第4期募集スタート

ランゲージアーツ(言語技術)という言葉を知り、学び始めたころはコロナ禍でしたが、気がつくとコロナもすっかり終わり、新しい春を迎えています。 「聞く・話す・読む・書く」 ――言葉に技術? そんなことを学んだことがないぞ?と思っていました。 日本と海外では、言語やその技術に関する考え方が異なるらしい。具体的にはどういう風に?  言語化しないと、相手に自分の気持ちが伝わらないのはわかるけれど、察してもらいたい。などなど 学び始めは、焦る気持ちが多くなり、言語技術を学んでいない日

    • インド旅 刺激と感情のジェットコースター旅

      2023年の8月末、インドへの大冒険の弾丸旅をしてきました。 私は40代後半になるまで、インドに行くことを考えたことが全くありませんでした。 それが、数年前に同級生の家で食べたインド料理から始まり、食、人、文化、インドってどんなところなのだろう?興味が湧き、美味しいインド料理を作る方のお宅でお食事をいただいく機会や、従兄弟がデリーに暮らしていて弟がインドを訪れた際の写真を見せてくれたり、話を聞くことがあったり、興味そそられる要素が一気にやってきました。大好きなpodcast

      • 「子ども会議」でメニューを決める料理教室

        1.どうして子ども会議をしてメニューを決めるの? 料理教室を始めて20年、キッズ料理教室を7年にわたり行ってきました ことしも えみさんとキッチンオーケストラ開催しています! キッズの料理教室では、以前はメニューを決め、子どもたちと一緒に料理を作る形式を取っていました。 しかし、息子の留学を機に私自身が学んだ「languageArts(言語技術)」 子どもたちにぜひ「languageArts(言語技術)」を学びながらお料理ができる機会を作りたいと思い お料理教室のやり方を変

        • パッシブアグレッシブ Passive aggressive

          1 languageArtsをしてよかった理由 ランゲージアーツを学ぶことで得たことについて書きます。 ランゲージアーツの講座「知らないを知る伝えるを学ぶ」が6月に終了しました。 7月から新しい講座 「知らないを知る伝えるを学ぶ」 3期目が始まります。 この講座を通じて、自分の気持ちを相手に言語化して伝えるスキルや相手の話をじっくり聞くことを学び直しができます。 私自身、言語技術を学び、「伝えること」「聞くこと」を以前より意識して過ごすことで、周囲の人々との人間関係にポジ

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          会話・対話・雑談・議論の違いを知り、奥歯の「力み」が緩んだ話。

          ふわっと緩んだ気がする春です。 いいお天気の日が続いたり、庭のラズベリーの花が咲きました。 ここのところグッと寒いのですが、もうすぐ暖かくなると思うと嬉しい気持ちです。 今回のnoteは 新しく学びを始めた「雑談コミュニティー」でのことを書きたいと思います。 - 会話や対話、雑談、議論にはそれぞれ違いがある。 - 雑談を学ぶことで、力を抜くことができる。 - ゲストさくちゃん(桜林直子さん)の言葉が目から鱗 この3本柱です。 初回のゲストの方は 桜林直子さん。 ジェーン

          会話・対話・雑談・議論の違いを知り、奥歯の「力み」が緩んだ話。

          カナダの小学校での言語表現トレーニング 【Morning chech in! モーニングチェックイン】

          1 「学び直し」 ランゲージアーツ(言語技術)と出会って 【「聞く」技術】 ってあるんだな。日本で学んだものと全く違う! 【「話す」技術】 大人になったら自然と話せるようになるものではないんだな  【「読む」技術】 あぁ、、「読む」ってなんてすごいことなんだ! 【「書く」技術】 書くために必要なもの・・・色々やり直したいっ!! などなど 大人になってからランゲージアーツ(言語技術)を学ぶことで、改めて自分が受けてきた教育を考えることができ、日本と他国の教育の違いを知りました

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          考えたことのないことに触れる 「権利脳」と「義務脳」??

          1 今回ご紹介する記事 今回はこちらの記事をシェアしたくてnoteに書いています。(記事を書かれた谷口さんご本人に承諾を得ています) 「義務脳」について、「権利脳」についてです。 私は言語技術を学び、日本語の特性とコミュニケーションについて今まで考えなかったことを考える時間が増えました。 今回、ランゲージアーツになぜこんなにハマったのかな?と考えていた時に、この谷口さんのブログを拝見して、更に興味が湧く内容に感じました。 ランゲージアーツを学び 言語技術を知ることは

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          10歳の息子と美術館の対話型鑑賞に参加して

          大阪の中之島美術館にて、対話型鑑賞のワークショップに参加しました。スタッフの方の一人は、ランゲージアーツの指導者養成講座で一緒に学んだ方で、そのご縁で知ったワークショップです。 1 絵画鑑賞 お好きですか?絵画鑑賞は、旅行先で美術館を訪れたり、作品の前に立って感じたいと思うことが多いです。歴史や文化に触れながら、作品と繋がりを感じることができ、とても贅沢な気分になります。子どもの頃は美術館に行くと、静かな空気と特別な雰囲気に包まれて、建物も好きでした。以前から絵画は好きでし

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          I AM NOT AN EASY MAN 軽い男じゃないのよ Netflix

          1 映画を知ったきっかけ先日、ジェーンスーさんというコラムニスト・ラジオパーソナリティーが講演される「いろいろな家族のかたち」という講演会に参加しました。 ジェーンスーさんはポットキャスト番組 overthesunでTBSの元アナウンサーの堀井美香さんと一緒におしゃべりしています。その番組は家事をしながら耳だけで楽しめるのが魅力です。 友人が申し込んでくれた講演会は、明石市が主催しているもので、パートナーシップ制度など知らないことをたくさん知る機会となりました。 明石市に

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          カナダの小学校での言語表現トレーニング 【Morning chech in! モーニングチェックイン】

          1 「学び直し」 ランゲージアーツ(言語技術)と出会って、新しい【「聞く」技術】に出会いました。これまで学んできたこととは全く違うものでした。【「話す」技術】や【「読む」技術】も、大人になっても自然に身につくわけではありません。ランゲージアーツ(言語技術)を学ぶことで、自分が受けてきた教育について改めて考え、日本と他国の教育の違いに気づいたという体験をしました。 学ぶほどに自分が知らないことに出会い、さらに学びたくなるという「大人の学び直し」は、とても良い経験でした。私は日

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          これからの男の子たちへ 太田啓子 

          1 え?そうなの?の連続!本を読んで、自分の考え方が変わる経験をされたことはありますか? この本は、新しい感情を沸かせる一冊です。 太田啓子さんは二人の男児を育てる女性弁護士であり、離婚問題やセクシャルハラスメントを含め、性差別について多くの当事者と出会う仕事をしています。 その中で得た視点を、男の子を育てる母親の目線から書いた本であり、題名は「これからの男の子たちへ」ですが、女性や男性の視点からも大事な内容が含まれています。 考え方が広がると、新たな気持ちを抱くことができ

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          3000万語の格差! 大事な「3T」をあらためて知る

          1 聞こえているみなさん 言葉をうまく使えていますか?ランゲージアーツを一緒に学んだ仲間の麻里子さん 彼女が、AVT(人口内耳の手術後の言葉の教育)を学ぶ為のオンライン大学で開催した『3000万語の格差』についての勉強会を、本日LanguageArtsLABOでも開催いたしました。 ご参加くださった皆様 ありがとうございました。 (本日、電波状況が悪く一部聞きにくい点があり、大変ご迷惑をおかけいたしました。) 伝えそびれている箇所がありましたらと、こちらを書いておりま

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          3000万語の格差!大事な「3T」の勉強会開催!

          1 知らない!では残念だと思う「言葉の差」についての事実ランゲージアーツを一緒に学んだ仲間の麻里子さん 主催のワークショップの内容の追記です。 オンラインの勉強会「3000万語の格差」についてご紹介いたします。 「知らない!」では子育てのたのしみが減ってしまう!という内容です。 ■「子育てってお金がかかるな・・・」 そんなふうに、外注しないと豊かな教育を与えられないと考えがちなママさん ■言葉に対して意識したことがないというママさん 既に子育てはほとんど終わった感の高

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          夏休みに宿題のないドイツ 夏休みに宿題のある日本

          1 腑に落ちないぞ!夏休みに宿題のないドイツ  夏休みに宿題や課題のある日本 この二つの比較を 「年収」に結びつけるのは少々乱暴ですが、 「・・・なんだかな」と考えるきっかけになった話なので、 noteに書かせていただきます。 世界の賃金、日本の賃金 グラフを見て考える  前回の記事はこちらです*** 昨年(2021年)にドイツで育児をしている方と話したこの話題について、書きます。 前回に引き続きです。 実際のところ、日本の変化・・・どのように実感されていま

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          世界の賃金、日本の賃金 グラフを見て考える

          1 世帯年収が多いのはどっち!? 夏休みに宿題のないドイツと、夏休みに宿題や課題のある日本を比較して、年収が高い方はどちらでしょうか?賃金伸び率グラフを見てみると、わかりやすいです。 「日本は豊かな先進国である」という意識は、多くの日本人に共有されてきました。しかし、最近の状況を見ると、この考え方がいかに甘いものであったかを実感します。 母親であり、大人になった私たちは、今後どのように行動するのがいいのだろう? 焦ってしまいます。 一つの解決策として、クリティカルシンキ

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          3 「言葉」にできるは武器になる

          1 上手な言語化 作文📃 以前学んでいた学校で紹介された作文 当時、小学5年生の男の子のかいたものです。 小学5年生の男の子が、日本人のお父さんとアメリカ人のお母さんという家族で、アメリカに住んでいます。 彼は英語の現地校に通いながら、週末には日本語補習校にも通っています。日本語と英語を使い分ける家族ですが、彼が書いた作文は日本語でした。ランゲージアーツ(言語技術)を身につけている人とそうでない人の作文は全く違い、小学生の作文でもその違いが顕著に現れます。それはエッセイ、

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