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雑記

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官能評価の際に配慮すること

官能評価は「人の五感」を計測機器のかわりに使用する。計測機器と比べて誤差が生じやすく、また人によって感じ方はそれぞれなため、評価設計に際してなるべく誤差が生じない工夫をする必要がある。 そのためにはどのような誤差が生じるかを知っておくことが重要である。 代表的なものをいくつか挙げる。 官能評価を設計する際には、あらかじめその分野の基準(ISOやJIS, ASTMなどを)を参照するとよい。たとえばISOには”官能評価””官能分析””官能検査”などに関する規格が30個以上は定め

    • 官能評価の種類

      官能評価には大きく分けて分析型評価と嗜好型評価の2種類がある。 分析型評価は、訓練されたパネルによるサンプルの特性を調べる評価 嗜好型評価は、一般パネルによるサンプルに対する好みを調べる評価 である。 商品開発においてはどちらも重要であり、目的によって使い分ける。 分析型評価には、識別テストと評点テストと記述テストがよく用いられる。 嗜好型評価には、一対比較評価、順位づけ、点数づけの評価がよく用いられる。 分析型評価においては、近年rapid method(迅速評価法)と

      • 官能評価の定義

        官能評価は、1975年にIFT(Institute of Food Technologists)の官能評価部会において下記のように定義された。 「Sensory evaluation is a scientific discipline used to evoke, measure, analyze, and interpret reactions to those characteristics of products or materials as they are pe

      官能評価の際に配慮すること