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こころの病気が長引いているわけを主治医に聞いてみた結果わかったこと。

なかなか尾を引いている心身の不調。
どうして、こうなるのか明らかにしたいと思い、
克服した方がおすすめされていた
対人関係療法の本を読みました。

しかし、その本に書いてある内容だけでは説明できないこともありました。
その辺りを身内や主治医と話し合った結果、出た結論。

それはわたしは「双極性障害」という元々の病気(になりやすい気質)+過去に負ったこころの傷による不調が混ざっているために、なかなか寛解していないということでした。

漠然と感じていたものが「こころの傷」だったのだと分かった時、
なんだか気が楽になりました。

病気だけの問題ならば、本に書いてあるような薬を飲み病気を治すための行動を取れば改善されると思います(現在わたしが飲んでいる薬は自分に合っているので病気の治療自体は順調だと思う)。

しかし、そこにこころの傷が加わってくると問題は複雑化します。こころの傷が癒えるには時間がかかるし、回復までの道のりは人それぞれだからです。

わたしは、昔からなぜか人のこころに敏感で、心理学に興味がありました。どちらが先かはわかりませんが、自分の中に痛みがあったため、人の心に共鳴したり、心理学の考えにのめり込んだのかもしれません。

カウンセリングも何度か受けてきましたが、かえって混乱し悪化する経験をして、現在はやめた方が無難だと言われています。

それよりも、痛みを抱えながらでも、それを避けるようにといいますか、現実を生きることが大切だと主治医は何度も諭してくれます。

トラウマ治療においても、問題になった出来事には一切触れずに、現在をより良く生きていくことで、元気になる方も多いそうです。

わたしの場合、睡眠障害と、うつ、対人関係の希薄さや恐怖感などの症状がありますが、今に目を向けるとやりたいことも色々と出てきました。

それらが、症状によってなかなか軌道に乗らず、叶わないことがストレスではあるのですが、焦らず少しずつ実現していきたいです。

正直、いろいろな症状を持ちながら、夫婦関係を維持していくことや、子育てをしていくことは大変です。

時々、夫婦共倒れになりそうになるし、自分のことで手一杯になり主人に愛想を尽かされそうになることもあります。

子どもは寝てばかりいると暴れることもあるし、調子が悪く思うように外に連れ出してあげられない時は罪悪感にさいなまれます。

病気にならなければ、傷を抱えなければ、働いて経済的にももっと余裕を持てていたと思います。

いっぽうで、傷があってこそ自分というか。傷つかないほど鈍感で、人の気持ちが分からず、感受性があまりない人間に生まれてきていても、それはなんだかわたしとは言えず、真に人生を楽しめないでいたとも思います。

わたしは、些細なことでも傷ついてしまったり、いくつかトラウマになるような大きな傷を抱えている自分に翻弄されている一方で、それほどまでにこころがある人間で良かったとも思っています。

これらのことが分かり、わたしは自分にとってのヒーラーになりたいなと感じました。直接的に過去の傷を掘り返して、どうにかしようとは思いませんが、今を生きるなかで、これまでや、今現在や、これから出会う傷を癒やしながら生きたいです。

生きる中で癒やしを身近な存在にしたいです。

会った人には割と一緒にいると癒されるとか、落ち着くとか言われたりするので、普段自分にしていることが周りにも伝染しているのかもしれません。

何が言いたかったかというと、わたしの体調不良は、単なる病気で薬や休養、ストレスを減らすなどをして、リハビリをするだけでは解決せず、過去に負ったこころの傷も影響しているために時間がかかっているということです。

その傷と向き合いながら、付き合いながら、上手にやりすごすこと。それによって表れる様々な症状に対して、対応していくこと。ストレスコーピングなんかも役に立つかもしれません。

わたしは、自分の病気は治るものだと思っています。時間はかかるかもしれないけれど、病気と付き合いながら並行して、自分の望む生き方や夢を実現していけるとも思っています。

それは、容易なことではないけれど、こころの悩みや暗闇を抱えながらでも人は幸せになれます。

わたしは、こころが好きです。人間はこころある存在です。大切な部分を守りながら、治療しながら、優しく生きていきたいなと思います。


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