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#傷つかない生き方よりも、再生するつよさが欲しい。#べき思考を捨てよう!


 傷つかない生き方よりも、再生するつよさが欲しい。

          アーバンリサーチ ポスターキャッチコピーより



精神的なしなやかさ、回復力のことをレジリエンスといいます。
レジリエンスの力を伸ばすことで、環境の変化や困難に強くなれるといいます。レジリエンスの高め方の一つに、考え方に柔軟性をもつ、というのがありますがその一例として下記を紹介します。

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そのイライラ「~べき思考」ひそんでいませんか?

イライラする時、なんだか気に障る時、イライラの本当の理由を探してみませんか?

人は、自分を縛っている「~するべき」という価値観を破られた時、
イライラしたり、人間関係に困難を感じるのだそうです。
特に幼少期に養育者から教えられたこと・罰せられたことについては
激しい情動になる時があります。(カッとする)

例) あの人のこと、苦手なんだよね・・・
   (いつも服装がカジュアルだし、ふさわしくない)
   (愛想がないし、挨拶もしない)
   (お金にも無頓着だし、仕事が雑だ)

隠されたあなたの価値観・・・
 → 自由な服装を自分に禁じている、着たい服を我慢している
 → 人には愛想よく接する「べき」だ、挨拶を「しなければならない」
 → お金のことはきちんとする「べき」
 → 仕事は一生懸命に100%の力でやる「べき」だ

例) いつも時間に追われて、予定が少し狂うとストレスを感じる。
 → 10分前行動をする「べき」
 → よい母親像・妻であるためにやる「べき」ことがたくさんある
 → 人に忙しさを見せる「べき」でない


自分に対して禁止していること、自分が我慢していること、
自分が諦めていること、自分が頑張っていること、などなど・・・
●自分の「べき」に気付くだけで楽になることもあります。(=自分の考え方のクセに気付く)
●自分の「べき」は相手の「べき」とは違うのだ、と価値観の違いを認めること(=相手を受け入れる)
●自分の「~してはならない」を「~してもいい」に変える(=自分を許す、縛るものを解放する)

一つ一つ発見していくことで、イライラする場面が減っていきます。

「べき」が多い人は苦しい場面が多くなるので、意識していくことで生きやすくなっていくかと思います。不思議なことに、自分の「べき」に気付くだけで、スッキリすることもあります。

モヤモヤした正体不明の気持ちにピントが合うことで、カタルシスを感じたり、自分と他人の境界を意識することができるようになる方もいらっしゃいます。

カウンセリングでは、相談者の「べき」を見つけるお手伝いをすることができます。
ご自身の力だけでは困難な時には、力を借りることもご検討くださいね。

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