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小さな子どもたちと京都旅

幼児の子どもを連れての京都はハードルが高いと思って、行く前から諦めていた。けれども、どうしても行きたいお茶会があったので、夫と子供と共に、えいやと向かった。

子連れ旅の、行き先は子供が喜ぶところというより、いつも私が行きたい場所の方が多かったりする。沖縄のリゾートホテル、温泉地、美術館を目的とした旅にはじまり、京都という大人の街だってそうだ。

京都では、幼児は入れないお店はもちろんあるが、楽しみかたは家族それぞれであって良い。小さな子がいる家族で楽しめる場所を見つければ良いのだ。


それに子供はどんな場所でも楽しみを見つける天才だ。道端の美しい花々に気付いたり、足元の千鳥の模様に気付いたり。
小さな幸せを見つけるのが上手で本当に感心する。小さな彼女たちと旅ができて本当に楽しかった。

納涼川床で夕食をいただいた後の帰り道

子どものオムツ交換ができるトイレがなかなか見つからず、困って助けを求めて立ち寄った天性寺では不思議な出会いもあった。世界文庫アカデミーという「新しい働き方を学ぶ」テーマの学びコミュニティの卒業制作の展示がされており、そのスタッフの方が快く場所を貸してくれた。

世界文庫アカデミー シテン

マルシェのように自分達の作品を販売したり、発表したりしている大人達がたくさんいて、イキイキと輝いていた。
主催者の方にご挨拶をしたところ、たまたま訪れたことを伝えると、私の住む九州にゆかりのある出展者さんを紹介してくれた。

3人と名刺交換となった私を見て子どもが後から「ママ、お友達ができたね〜よかったねー」と。
子供たちにとっては、
初めて会ったとかは関係なく、その時を共に過ごして楽し息持ち嬉しい気持ちを共有できたなら、お友達なんだ。
子ども達からシンプルであることを学んだ。

そうだ。
世界を複雑にしているのは自分自身なんだ。
子どもと一緒に旅することで、私の心もやわらかくなれた。

抱っこやおんぶを求められて、体力的に大変な面もあるが、まだまだ小さな子供たちともっといろんな世界を見てみたいと思う。

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