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一周回って自分を思い出す

今日は、今はアラフィフだけど、昭和の小学校の教室で、
給食を全部食べるまで、居残りさせられていたような、
牛乳瓶が空になるまで涙目で我慢して飲んでいたような、
そんな今は会えない(会ったことはない)類友に、
おしゃべりするようなことを書きます。

YouTubeにひょっこり現れた、娘さんへのQ&A動画のサムネが現れて、
(ハワイ在住の美しい芸能人さんのチャンネル)
芸能関係ほとんど観ないのに謎&珍しいけれど、
10歳前後の子供さんと接する仕事もするので、参考になるかもと
ポチっと再生。

びっくり・・・とても素敵な動画でした。
(掘り出し物を見つけた気分^^)

娘さんの受け答えや雰囲気は、
ここ数年、アートワークショップなどで出会う子供さんたちと、
かさなるところが多く(アセンションしてる感も同じだった)
共感とリスペクトしかありませんでした。

「レインボーチルドレン」と呼ぶことがあるそうですね。
彼女たちと、絵を描いたり、工作する時間は、
とても居心地が良いので、いつも心から
「ありがとう!」って、束の間の一期一会に感謝しています。

私は小学生の頃、特に以下の3つについて
親(大人)に要望を出しては玉砕していました。
レインボーチルドレンほど、クレバーに言語化できてなかったからね(笑)

要望 ①
テレビ番組やアイドルに興味がない
もっと、美術や地学や物理の本が読みたい。

当時の大人からのアドバイス
学校のお友達の仲間外れにされちゃうから、
もっと普通の遊びをしなさい。協調性を学びなさい。

要望②
お肉や乳製品、甘いお菓子を食べたくない

当時の大人からのアドバイス
好き嫌いはいけません。
食べるものがなくて大変だった時代を思えば
選り好みをするなんて贅沢なことだとわかるでしょう。

要望③
地球環境のことを考えて、ゴミや使い捨てを減らしたい。
(家事もっと手伝うから)

当時の大人からのアドバイス
地球や世界のことは、贅沢ができる裕福な人たち
(裕福な家の子供)が考えること。
分をわきまえて、大それたことは考えないようにしなさい。

・・・現在、思い返すと、
突っ込みどころ満載で、私の記憶違いであることを祈りたいくらいですが。
実際、裕福とは言えない家庭環境だったので、
大人になって自分で稼げるようになるまでは辛抱しようと心に誓い、
給食の牛乳も、白パンも、マーガリンも、肉料理も
感謝して食べ続け、
社会に出てからは、ストレスで甘〜い自分へのご褒美(スイーツ)に
躊躇なく手が出るようになっていった。

子供の頃、心に誓ったそのことは、すっかり忘れてしまった。

でも、身体のどこかが覚えていたのかもしれないですね。
「(本当は食べたくないけれど)」
ということを。

いつの間にか数年かけて、現在、一日、一食か二食で
肉類・乳製品を摂らなくなって久しく、
体調面でも、お財布面でも、問題はありません。

もちろん、私の体質の場合は、だと思います。
(酪農家さんへのリスペクトに変わりはありません)

「食」を楽しむことを人生の喜びにすることも素敵だと思っています。
実際、自分は粗食傾向ですが、
旅グルメのYouTubeとかよく見てて、楽しませていただいてます。

子供の頃から、自分のことを思い、地球環境のことを思い、
食べるものやライフスタイルをチョイス(選択)するレインボーチルドレンとは異なり、私の場合は、一周回って・・・
数十年かけて、やっとこさです(笑)

そしてきっと、こういうのは私だけじゃないと思うのです。

昔大人に言われた「好き嫌いは悪いこと」という言葉は、
偏食は身体に悪いよ、という意味だったろうけれど、
「好き嫌い」は悪いことではない。

むしろ、自分が好きか嫌いかも感じないようにして、
自分の頭で考えることもなく、ただ「正しい」と差し出されたものを
鵜呑みにすることの方が、良くない。。

ということを、型化社会で職を得るために、自分自身を、ある程度変形させて生きてきた私たちは、身をもって知っている。

鵜呑みし続けると、自分が崩壊する。

どんなに完璧なオーガニック食材でも、
運送・保管方法や、調理の仕方によっては、身の毒にもなる。
不機嫌なまま、お腹に押し込んでも、栄養にはならない。

そんな事例も知っている。

「風の時代」とか、「皇の時代」になるといった言葉を見かけると、
たくさん寄り道したし、泥だらけになって、毒も食らったけど、
このタイミングに、自分の洗濯が間に合って良かったと思います。

ピースフルで、クリスタルのように
キラキラした子供たちが、眩しく、
そんな子供時代を過ごしたかったと正直羨ましくはあるけれど。
何度も洗濯して、くたっとした私たちは、
柔らかく、強く。
これからの時代の子供たちの邪魔をしないように
機嫌よく、破壊と再生に励みましょい。

これからの彼らに不要なシステムは、
きっと私たちが子供の頃に、グッと堪え、我慢して飲み込んだ
システムが老朽化したもの。

闇雲に否定したり破壊するのではなく、
手分けして丁寧に解体することができるのは、
たくさんのしんどい仕事をこなしてきた私たちだからこそ。
満員電車も長時間労働もパワハラも、いつか昔話になるよね。

そして、リユースできる部分はリユース。
新しい思想も取り入れて、社会のシステムを再生させていく。

・・・といったことが、あちこちで少しずつ始まっていることを、
私のような仕事をしている者の耳にも入ってきています。

私みたいに、一度は自分を封印したアラフィフ仲間さん。
子供の頃には、到底抗えないと思っていた壁が、
今、改めて見てみると、今なら、なんなく・・・
壊れちゃうかもです。

私も壊しまして。
今では、封印していた、不思議な夢の話とか、空想画とか、
仕事の合間に楽しんでいます。

「あー、そうそう、私こういうの好きだった!」
というのが、あまりに、ゆる〜く、脳天気なビジュアルなので、
さすがにどうかと思うこともありますが(笑)


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