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#138 相手のポジションとコンテクストを理解しないと伝わらない

おはようございます。fumioです。昨日は、「能登半島地震」で驚きました。午前中に、仕事をして、午後自宅でゆっくりしていた時、日本全国どこでも元旦の午後は、皆さん同じように過ごされていたのではないでしょうか?

能登半島地震から、今日のお題を展開してみます。(推察)

■高齢者の置かれた状況(高齢者の施設)
 能登半島は日本沿い突き出しており、奥能登・中能登・金沢、加賀・白山ろくエリアの4つの圏域に分かれています。

 ・エリア
地震の範囲は、奥能登(珠洲市、輪島市、能登町、穴水町)と中能登(七尾市、志賀町、中能登町、羽咋市(はくいし)、宝達志水町)の辺りでよね。
奥能登は、人口6万人(高齢化率45%前後)、中能登12万人(高齢化率36%前後)

 ・時間帯
16時ごろ、お茶を済ませて夕食前のレクや排泄を行っている時間帯で、スタッフが交替する時間。

 ・時期
冬のお休みの真っ只中で、医療機関・物資・職員も手薄なこと。他に、人手不足、感染症のシーズン。

 ・リスク
海沿いで震源の近くから、津波の危険性が高いこと。福祉避難所になる可能性も・・。ライフラインの影響。

■高齢者の置かれた状況(在宅の高齢者)
 先ほどのエリア情報から推測すると、高齢者世帯がとにかく多いこと、
全国平均よりかなり高齢化率が進んでいるので、自宅で過ごされていた方への影響は家族が帰省していたかもしれませんが、ライフラインと住まい、寒さの影響が心配されます。

 高齢者が利用していた事業所もケアマネジャーもお休みで全く機能していないと思います。

 ケアにあたる資源に関わる人的な量が病院も介護事業所も極端に手薄なタイミング。

※支援者も、被災者であること。

■水分と薬、休める場所の確保
 おそらく初動の対応は、可能と思いますが避難所の開設と情報収集が観光地、帰省・旅行期間、冬の時期でどこまで展開できたかと思います。

■避難所と情報収集し、応援体制をつくること
 交通機関も寸断されてなかなか応援も入りにくい状況もニュースから伺えますが、「ふくしチーム員」の介入で避難所や周辺へのヒアリングとそれにより、「被災したコミュニティ」の回復支援へのフェイズへ
 一次衝撃から被害にあった方が二次・三次と衝撃がなく犠牲になる方が少ないことを祈ります。

■相手のポジションとコンテクストを理解しないと伝わらない
 被災者や被災地域のことをどれだけ、想像して日頃から被災時の企画訓練をしておいて、現場とその周辺で何ができるか?

 ニュースや関係するところからの情報で、できることを考えたと思います。

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