“手当て”の可能性の話
胃腸風邪、完治しました〜!!
いや〜早かった!良かった!!
もう今日の昼にはカレー食ってたからね、恐る恐るながらも。近代医学の賜物・抗生物質とわが身体の自然治癒力のナイスコラボレーションでした。ありがてぇ、ありがてぇッ…。
そしてそして、もう一つ感謝したいのが今日のテーマ、“手当て”でございます。
触れてもらうことの大切さ
今回の風邪が厄介だった理由に、原因不明の謎の痛みがありました。
頭痛、腰痛、背中痛、関節痛、ついでになんだか目や耳まで痛いような、もうどこが原因で何が何だか分からん状態。とにかく苦しくてうんうん唸り、身体をぎゅーっと縮こめて冷や汗をかくほかなす術なく、熱も下がらず息も切れ切れ。もう完全にお手上げでしたが、
外出先から戻ってきた夫が
「大丈夫?しんどい?」って言いながら背中をゆっくり撫でてくれたんです。
そしたら急に浅くなっていた呼吸がふぅっと深くまで吸い込めて、しばらくそうしてもらっているとだんだん身体の辛さがとれていくのが分かりました。
あぁ〜、“手当て”だなぁ…
みたいなことを感じながら、気付けば寝落ちしていました。人の手ってスバラシイ…
***
最近通っているちょっと個性的な整体の整体師さんの施術はほんとに優しくて、揉まれたりボキボキッてされたりが一切なくて、手のひらですこーしずつ身体を触るだけなんです(だけってことはないんだろうけれども)。
その方曰く、「身体は健康な状態に戻ろうとしているんです。僕らはその戻ろうとする動きにほんの少し手を貸すだけ」なんだそう。
「この痛み、歪みはどこからきているんだろう?」を解き明かしていくように、一つずつ、丁寧に、確かめるように触っていく。それがびっくりするぐらい心地よいんです。
それでも施術が終わればいつもよりぐーんと身体が楽になってるから本当に不思議。私はこの方の施術を受けるたびに、“手当て”のさらなる可能性について考えさせられてしまうのです。
(もちろん、整体師の方は特別なスキルがあるからこそそういったことができるというのが大前提にはあります。)
***
冒頭の話に戻ります。
私の夫は(少々、骨格や筋肉についてマニアっぽい知識を持ってはいますが)普通のサラリーマンで整体的な勉強も一切していません。それでも“手当て”に効果があったのは、個人的には「安心した」からなのかなーと思っています。
身体が辛い、原因が分からない、どうしたらいいか分からない、不安だ。
そんな時に、
痛いところに触れてもらえたこと、
近くにいてもらえたこと、
声をかけてもらえたこと。
そういったことが安心につながって、痛みの増幅に歯止めがかかったのではないかと思うのです。
いや、あんまり根拠はないんだけれども。
うーん、今日はなんだかまとまりもオチもないnoteになっちゃったな。
最後に「触れること」について、私が好きな漫画の印象的な台詞からひとつ。
「触られるって肯定されるってことなんだな」(藤井ミナミ)
おかざき真里『サプリ』祥伝社
触れられることが癒しにつながるのって、こういう安心感もあるのかな。
おかざき真里さん、言葉も描写も美しくて強くてしなやかで、大好きです。
サプリもっかい読みたくなってきた。
皆さんも体調にはお気をつけて。ご自愛くださいませ。
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