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パクって嫌われる人とパクリからオリジナルへ昇華させられる人の違い

成果につながる”意味のある真似”とは?

上手に人の真似をして成果をあげ、成長する人や会社が存在する。

その一方で、真似しているにも関わらず成果につなげられない人や会社もある。また時には反感を買うなんて事態に追い込まれているケースも少なくない。

いったい、成果をあげる真似、つまり意味のある真似とはどんなものなのか?

また無意味な真似とはどんなものなのか?

この問いを考えていくと、自分自身のブランディングやサービスを、パクりからオリジナルに昇華しさせていくプロセスのヒントが見えてくると、ボクは考えています。

そして、この問いについてボクが現時点で出した結論は次のものです。

まず、成果につながる”意味のある真似”には次の3つの要素が必要。

  1. 自分(自社)の資質を理解している

  2. もって生まれて才能を理解している(会社なら、組織がもつ固有の強み)

  3. その資質や才能を活用し役立てる前提がある

つまり無意味な真似、反感を買う真似は自分、自社の資質や才能の理解がない真似ということ。


正しい真似は自分自身を磨き光らせる

意味のある真似は自己理解を深め、自分自身を磨き光らせる

無意味な真似は、自分以外の何者かになろうとしているから、自分から輝きを奪う。

このことを考えるようになった理由は、ビジネスパーソンや組織のサポートをするために、自分の働き方や稼ぎ方を整理したのがきっかけだ。

具体的には、「サポート」には教えるということが含まれる。

教えるということは、教わった人が再現性をもつことだ。そのため、ボクが実践し上手くいったことは、ボクにしかできないことなのか、教われば誰でもできることなのかを見極める必要があった。

たとえば、ボクは生まれ持ってゴールから逆算してものを考える傾向にある。これは教わってできるようになったものではなく、子どもの頃から見られる傾向だ。つまり資質と言えるだろう。

そして、身体もメンタルもタフだ。全国を移動しながら、オンラインと対面の両方で対話しながら、さらに毎晩の懇親会。このような生活をもう何年も続けている。

実際に1ヶ月弱、同行してくれた若い仲間に「この生活はとんでもなく疲れますね」と言われたことがあるが、よく考えたらかなりハードな毎日だ。

しかし、親から頑丈な身体を授かったおかげで、ボクはこの生活ができてしまう。これは才能と言ってもいいだろう。

そして、この資質と才能を駆使して、多くの人に出会いご紹介でビジネスが展開していった。

この方法を、たとえばこれから対人支援系のビジネスで成功したい人に教えたところで多くの人にとって再現性の低い方法と言わざる得ない。

なぜなら、ボクと同じ資質と才能をもっていないと、そもそも続かないからだ。

しかし、この経験からエッセンスを抽出し、再現性をもった方法を教えることはできる。

たとえば、「クライアントをご紹介してもらうために大切な初対面でのトーク方法」とか「一発でご契約していただくためのご相談の乗り方」といった具合にテーマを絞り、自分の資質や才能に関係のない「基礎を忠実にこなす」に特化した方法を教えれば再現性は高まる。

ボクはサポート(教える)を生業にしているから、どうやれば受け取り手の再現性が高まるかを考える責任がある。

したがって、真似して成果を出したい人は、このエッセンスをパクる必要がある。そして、そのエッセンスを見抜き、自分または自社の資質や才能、強みとかけ合わせなくては、どれだけ素晴らしいものを真似しても、うまくはいかない。


成功テンプレートを使いこなすのは自分次第!?

ボクはこの記事で、わりと当たり前のことを伝えている。

では、なぜこのような当たり前のことを長ったらしく文章にしているのか?

それは、当たり前のことを理解し、当たり前のことを地道にやっていくのが最も難しいから。

その証拠に、世の中には「成功テンプレート」が商材として出回り、その成功テンプレートと自分を上手くマッチさせられずに、投資したお金や時間を回収できていない人がわんさかいる。


とにかく自己理解から始めたい理由

成功テンプレートが悪いわけではない。

ビジネスパーソンという一個人においても、会社組織においても、まずは自己理解を深めることが第一優先事項なのだ。

自己理解は、いつも自分自身を磨き光らせるベースとなっているから。


まとめ

最後に。どのような人でも会社にも固有の資質、そして才能や強みがある。

その資質や才能を言語化していくことこそ、パクリからオリジナルへの昇華。つまりブランディングのスタートだ。

そして言語化を進めていくと「やるべきでないこと」が定まり、お金と時間を守ることができる。だからこそ、とことん自己理解を深めていって欲しい。

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