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【初心者必見】デザイナーのコツ

これまでやってきたなかでここを抑えると
うまく立ち回れるようになったなと思える
ポイントをお話ししていこうと思います。

提案のコツ
課題を引き出すコツ
パターン出しのコツ

ぞれでは詳しくお話ししていきます。

【提案のコツ】

「結果ではなく根拠を」

印刷会社の営業さんはデザインの理解度が年々上がっていくとは限りません。若くても理解ができる方もいれば、長くいてもわからない方、解釈を膨らませて伝えられる方、自信がなくて見たまんま、いわれたことしか伝えられない方と様々です。とはいっても理解度が高い方は少数です。
この方法の一番のポイントは「双方のためになる」ということです。相手に提出したデザインの意図をわかりやすく説明する。ということは自分自身もわかっていないと説明できないということになります。
実物がないので難しいですが例えば
A:「かわいらしさを色やイラストを使い強調しました。」と
B:「参加者が10代なのでかわいらしさを強調しました」
どうでしょうか?
相手にかわいらしさというイメージが刺さればAでもBでも通るでしょう。しかし「なんかかわいいが強いけど大丈夫か?」とイメージが刺さらなかった場合Bだと「なるほど」もしくは「よーわからんけどそういうもんか」のどちらかで通ると思います。言語化するとAは結果を述べ、Bは根拠を述べています。



【課題を引き出すコツ】

「お互いのイメージを近づける」

あるあるなのですがお客さんの要望に
「明るめの深緑」「パステルでビビット」「シンプルでにぎやかに」など無理なオーダーが入ることがあります。無理な要求を何とか理解してどうにか作った挙句、「んーなんか違う」といわれるまでがセットです。新人さんは特にどうにかしようして大変な思いをするかと思います。
こうした矛盾した要求は意地悪ではなくほとんどが「わかってない」か「なんとなく」でスタートしているケースがほとんどです。
ちょっと何言ってるかわかんないんでこんなんどーですかとは言えないので、無理なりに「こういうことですか」「こういうのは違いますか」とここで共通の理解がまとまればいいのですが、それでもまとまらなければ「趣旨」を聞くのがいいと思います。日付から季節感を取り入れたり、年齢層から色味を決めたり、趣旨の情報からデザイン要素を肉付けしてあげて共通の根拠あるイメージを作ることでひっくり返りづらいことが多いです。



【パターン出しのコツ】

「デザイナーの真骨頂」

初稿の場合と校正中に発生するパターン・バリエーション出しがあります。特に初稿に関してはデザイナーをやっていて一番面白い部分でもあり、負荷のかかる行程だと思います。
ここでは初稿のパターン出しについてお話ししていきます。

新人さんの方へ

●タイトルの位置
●タイトルのフォント
●全体の色合い

上記の3つをずらせば3案を素早く出せます。
どんな人でもこの方法+短時間で出せば文句は出ません。逆をいうとどんな人でも真っ先にいえる「同じようなデザイン」という苦言を封じます。具体的な内容は「スキ」や「コメント」の反響次第にしようと思います。


上級者の方へ
上級者の方であれば感覚的にパターンは生み出せるかと思います。なのでプラスアルファでやってみると思わぬ収穫がある方法です。

●あえてのボツ案
●営業さん解釈案
●癖を前面に出した案(ボツ案)

ほぼボツ案という表現になってしまいましたが、ボツ案を出すことが有効に働く場合があります。ビジュアルを見ないとわからない相手や選択肢を狭めるために使ったりします。特に「癖」のパターンは採用になった時の自己肯定感がクソ上がります。


まとめ

どれもデザイナーとして必要とされる技術・テクニックかと思います。すごいデザインができるよりクライアントの問題を解決することがデザインに求められていると私は考えています。何に困っているのか。どのような結果を求めているのか。を真摯に向き合って解決しようとすれば、やり方はなんでもいいと思います。デザインに幅が出ていいデザインに出会えると思います。逆を言えばとりあえずやテキトーな依頼だと幅が狭くもやっとした結果になると思います。

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