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DJとクラブと音楽の話

自分が初めて『クラブ』という場に行ったのは16歳の頃。
(保護者同伴)
もうそのお店は存在しないが、とても楽しかった印象しかない。

その時の記憶をたどりながら今回の投稿を書いていきます。

その時のクラブでのイベントはいわゆる『ダンスイベント』だったと思いますが、HIP-HOPのダンサー系のお客さんが沢山居た。

そもそも、何故そこに行こうって話になったのか?

それはその当時に一緒に遊んでいた友達がたまたまダンスを習っていて、思いついたかのように『クラブに行こう!』って言い出したことが発端で、言葉では聞いたことがあったクラブだけどもちろん行ったことがなくて、興味があったので一緒に行ってみた。

その当時は今みたいにお酒が当たり前に飲める感じではなかったし、そもそも16歳でお酒の味なんて知ってるわけもなく、クラブという場所では何が行われていてどういう場所なのか全くわからなかったので、好奇心と興味しかなかった。

確か二千円1ドリンク付だったと思う。
現場に到着して入場料を支払い、店の中に入った。
時間的には23時頃だったかな?
すでにお客さんもそこそこ入ってて、盛り上がっていた。

店内はそこまで広いという感じでもなくて、照明も割と明るめで、
なおかつそんなに派手な印象は全くなかった。

昼白色の豆電球とミラーボールがあって、今でいうカフェの夜営業に近い印象で、ディスコ(行ったことないけど)のようにムービングライトとミラーボールとストロボみたいな感じではなかった。

その夜の出来事としては、連れの友達はダンス仲間が沢山居て、すぐに周りのみんなと仲良くなれた。
そこで女の子の友達もできたんだけど、年齢を聞くと同級生(16歳)だった。

実はそのイベント自体が、ダンススクールが主催のイベントだったらしく、生徒さんとインストラクターさんが沢山居たのかな?
なのでわりと高校生や大学生も多くて、健全な感じのイベントだった。

その中で自分はダンスを習ったこともないし、ダンサーの中に入って踊ることなんてできなかったけど、その友達になった女の子と過ごしたことがとても新鮮で楽しかったという印象だ。

そして何度となくクラブに通っていたら、だんだん自分が好きな曲とかも増えてきた。

自分は幼少期の頃から聞いていた音楽は、隣の部屋から聞こえてきた音楽がルーツである。
実兄は学生時代にアメリカにいた事もあり、その当時に向こうで流行っていたヒップホップやメロコアなどのCDを沢山持って帰ってきてた。

名前を出せばきりがないのだが、例えば当時のヒップホップであれば、Beastie boysやNaughty by nature、House of painとかかな?
他にもハウスだったらBasement jaxxだったり、R&BだったらTLCとかかな?
今でも大好きなアーティストである。

そして営業中にかかる曲の中でも『この曲、誰の曲!?』みたいな曲がだんだん増えてきて、今ならネットやアプリで検索可能だが、当時はテレビの音楽番組ぐらいしか情報源がなかったので、クラブて流行ってる曲を検索できるはずもなく、とても悩ましかった。

そう、何を隠そう当時のクラブのDJとは、最新のトラックをプレイする事によって、その曲がバズるという現象をいくつも起こしてきていたというのである。

その代表が宇多田ヒカルの『Automatic』だろうか?

この曲が最初に流行ったのはテレビではなく、まぎれもないクラブ発信だったのである。
これは当時のDJに聞いた話だが、宇多田ヒカルのAutomaticは最初、レコードがプロモーション用に限定で作られて、そして当時のDJに密かに配布されていたという。

当時に通っていたクラブでも、宇多田ヒカルはどこかのタイミングでプレイされていたと思うが、それほどに印象深い一曲だった。

そして近い将来にまさか自分がDJになるとは夢にも思わなかったが、そのきっかけはまた次回の投稿で掘り起こしていきたいと思います。

ありがとうございました。

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