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中学生MTGレポート

中学生MTGより作文の記録です。

オギーを取り巻く人たちは、彼の容ぼうに驚き戸惑った。でもそういった外見だけでにとらわれず、本当の彼を知ろうとする。それこそが何よりも大切なことだと、この本を読んで私は思った。人というのは決して外見だけじゃない。世の中というのは「ふつう」つまり一般的な人と違っていたりするものを除け者にしたり、ひどい目で観る残こくな世界だ。
そんな残酷な世界はそのままでいいのだろうか?
お話に出てきたヘンリー先生の言葉に注目した。「正しいことをするか、親切なことをするか、どちらかを選ぶときには親切を選べ。」というのがあったと思う。たしかに「正しいこと」を行うのは、あまり難しくないと思う。なぜなら周りの様子をうかがって、一番「それらしい」ことをすればいいだけだからだ。「正しさ」なんて、多数決でも決まる。でも「親切なこと」をするのは、結構骨が折れるだろう。親切であるためには、相手の気持を想像しなくてはならず、何が親切かは人ぞれぞれにある良心が違うように、違うのだと思う。
「ふつう」と異なることに直面した時、「ワンダー」つまり不思議に思うことだけでは終わらずに、それに対し親切に向き合うことにはかなりのエネルギーが伴うと思う。しかし、そこで頑張って親切であろうとすることで、この「残こくな世界」が少しでも良い方向に変わっていくのではないか、と思った。そのためにはまず、自分が変わりたい。

中1作文より一部抜粋
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Co-musubiの中学生ZOOMミーティングは月に2回。今月はテーマを『Wonder』にしました。1回目は映画のWonderを観て集まり、2回目は、小説Wonderを事前に読書(日本語でも英語でも何語で読んでもOK ) し集まり、作文を30分間で書き上げる会でした。

「強くなりたい」と静かに力強く決意を語った子、
「映画と小説で違う点がありすごく驚いた!」と小説を読む面白さにも気がついた子。
「自分がまずは変わりたい。」と、残酷な世界が変わるためには、まずは自分からだと想いを新たにした子。
どの子も驚くほどの集中力で書き上げ、予想を遥かに超える文章に感動を思えました。

思春期に入り、ますます内省が重要となる時期。中学生たちも、自分たちの中から溢れ出てきた言葉に高揚している様子で、これからも続けていこうと話すと、しっかりと頷いていました。


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