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オイラはこうしてアトピーを治した!

生まれた時から社会人までアトピーに苦しんだ

皆さん、こんにちは。
映画監督の古新(こにい)です。
お陰様で、最新作「いまダンスをするのは誰だ?」
大変反響をいただき、連日多くのお客様とお会いするような毎日です。
その中で、自分が小さい頃からアトピーで苦しめられていた話をさせていただいています。

「いまダン」はパーキンソン病という難病を扱っていますが、古新自身も、長らくアトピーとイプ辛い病氣と向き合い、苦しんできた経験があるため、
自分の身体とどう向き合って行くかは長年のテーマでした。

だからこそ、「いまダン」で伝えたいことは、パーキンソン病以外にもさまざまな病氣や人生の課題はあり、それとどう向き合っていくことで、自分の人生を好転させて行くことができるかをストーリーに込めたのです。

各地で皆さんとお会いさせていただく中で、「うちの子がアトピーで苦しんでいます。どうやって古新さんは、アトピーを治したのですか?」という質問が山ほどいただきますので、今回はずっと書きたいと思っていたこの記事を、時間をかけて書かせていただきました。

まずは、こちらの画像をご覧ください。

左がアトピー治療を模索していた2019年、そこから、身体が悦ぶ根本的な体質改善をしたお陰で右のようにすっかり身体が綺麗にになりました。

身体がよくなったお陰で、なんと!一緒に写っている小島希美と結婚することにもなったのです!!

根本的なアトピー治療のビフォー・アフター

自分の望ましい未来を導くには、外に目を向けるのではなく、まず内側すなわち自分自身に目を向けることが大切なのです。
今から書くことは、アトピー治療に留まらず、皆さんの人生に光を差し込むための、人生の生き方・あり方をお伝えさせていただきます。

  • 理想のパートナーと結ばれたい!

  • 人生の課題を克服したい!

  • もっと心を豊かにして生活したい!

と考えている方にも、大変有益なことをお伝えしますので、
ぜひ、皆さんの人生にご活用いただきたいと思います!


現代社会からアトピーを考察する

アトピーの間違った治療は、西洋思想にある

現代病とも言われるアトピー性皮膚炎。
肌が赤くなり、ひどい痒みのために、日常生活にも支障をきたし、見た目はもとより精神的にもメンタルが下がりがちなとても厄介な病氣だと思います。

昭和に生まれた私は、両親から産まれた時にアトピー体質と言われたそうで、小さい頃から肌をかきむしったり、中高時代も肌が荒れて、掻きむしり、ひどい痒みで眠れない夜をなん度も過ごしました。
あの時の生活は地獄そのものでしかなく、自分はなんでアトピーに産まれてきてしまったのか、こんな残酷な病氣と一生涯付き合わなければならないのか、と人生を悲観してばかりいました。
昭和の当時の治療は、ステロイドの塗り薬を塗ることが大半だったので、家族もそれを疑うことなく、幼少期の私に使っていました。

ここが最大の落とし穴で、間違った治療があったのです!

塗り薬は対処薬で、根本治療ではないということ。そして、薬の習慣化で免疫が落ちて、身体の本来の力が脆弱になります。これは魂が悦ぶ治療ではなく、その場しのぎの治療であるわけです。

西洋医学と東洋医学の違い

西洋医学は、外科手術に代表されるように、病理や外傷に着眼をして、
局所的にその部分を治療することに長けています。想定外の事故や重篤な病氣には効果を示しますが、西洋医学は例えるなら、RPGの魔法使いで、
病理を悪として退治する発想を持っています。
かたや東洋治療は、心と体の全体をホーリスティック(全体性)に捉えていきます。そのため、病いを生み出しいているものに、どんな原因があるかを探っていき、その原因となる食事や習慣を改善させて行くことで、持続性を持って体調を整えていくという考え方になります。RPGの僧侶(ヒーラー)的な発想です。

西洋治療が悪いわけではなく、全てはバランスの問題なのですが、人間は得てして即効性や効率性、対処療法にすがりがりな傾向があるために、アトピー治療に西洋治療が一般的に広がった経緯があるわけです。

日本は明治維新以降、西洋文化が流入し、経済や文化の捉え方も西洋的なものが広まった背景があります。ステーキやパスタといった西洋的なものもそうですし、変動の大きい株や外貨などの金融資本主義も西洋的な発想だと言えます。

私たちの日本の社会は、地域が循環していくために相互扶助の考えを持ち、
向こう三軒両隣の考えに代表されるように、共同体として地域を育んできた歴史がありました。しかし、明治維新以降、そして第二次世界大戦以降のGHQの教育による近代西洋的な思想のもと、お金を増やすことが生活の価値という勘違いをしてしまい、学歴や偏差値、収入の高い低いで、自分や他者を比較する競争社会が続いてきました。

経済において、これは消費社会とも表現されます。お金の受け渡しで物を売買し、そこには人と人の関係性が介在しなくなっているのです。昔は、八百屋さんやお肉屋さんなど、顔馴染みの人から物を購入していましたが、大型スーパー、量販店などで物を楽に買える時代において、購買という営為に人の顔が介在しづらくなっているのも、この近代思想の表れなのかもしれません。

宇宙的に生きるということは、循環していくということ

このように現代に薄れてしまった東洋思想の概念から、アトピーが生まれているといっても過言ではないのです。カップラーメン、添加物、人工甘味料など、安価で一見すると美味しい(味が濃い)ものは、手に入りやすく大量に手に入れることができますが、反面人間(宇宙)の法則とは逆行した消費社会の象徴的なものなのです。だから、身体はそれに強く反応して、アトピーという病理となって、姿を現しているのです。

これは20世紀というのがものの豊かさに依存する物質社会だったのに対して、21世紀は時代がアップデートし、愛や関係性などの精神的な豊かさを重視する社会へと移行したことからも、人間の本来の生き方は目に見えないところに存在するということが理解できるかと思います。

物質社会から精神社会に社会のOSはアップデートしている

このことは、有名なマズローの欲求5段階説からも紐解くことができるのではないでしょうか。

マズローの欲求5段階説

人間は動物的本能として、食事や睡眠を取る欲求が備わっていますが、それらが満たされると、次に危害を避けるために家や金銭を保有して、安全に暮らしたいという欲求が出てきます。それら低次の欲求が満たされると、他者と関わりを持ち、組織や地域に所属する欲求が生まれ、誰かから認められたいという承認の欲求、そして、自分の夢や目標を叶えたいという自己実現の欲求が芽生えてきます。

低次の欲求は目に見える物質的なものですが、人間はそれらが満たされても幸せには辿り着けず、他者との関係性を気付けないのです。だからこそ、高次な次元に移行して行くことで、見えないものの価値、精神性の大切さに氣付いて行くわけです。

映画の主人公も、最初は低次の欲求から物語がスタートします。貧困で食べ物のがない、悪者に生活を脅かされるなどの困難を乗り越えながら、最終的には、高次の欲求、人との関係性や他者を大切にする愛の欲求が芽生えてくるわけです。

このように、人間は外的なものに囚われがちですが、物質的なものだけではけっして幸せになれず、物質的なものに精神的な価値を見出しながら、如何にして見えないものの大切さに氣付いていけるかが、人生においても大切になってくるわけです。

そのような人生の示唆を東洋思想は内含しているからこそ、アトピー治療においても、見えないところに着眼をする東洋思想をベースにしないと、私を初め多くの方々が対処療法でアトピーに苦しんでしまうというわけなのです。

東洋医療における原因とは目に見えない世界

仏教用語にも因果応報というの考えがあります。
どんな結果にも必ず原因があるということです。いろんな病氣もそこに至るには、何かしらの原因があるわけです。

ですが、自分の場合は両親から「産まれた時からアトピー」と言われてきました。そうすると、自分に原因があるといっても、その原因は両親の健康意識が低かったからではないかということになってしまいます。

たしかにうちの両親は、和食よりかは洋食が好きで、後でお話する食養生という考え方を持ち合わせていなかったと思います。私の家庭では、ステーキ・ハンバーグが食卓で頻繁に出され、パスタやピザもよく食べておりました。レトルト食品や化学調味料もよく使っていて、父においてはヘビースモーカーで家でもしょっちゅうタバコを吸っていました。

そんな生活環境ですから、たしかに産まれてくる子どもにも、何かしらな弊害があってもおかしくはないわけです。そうすると、親が原因と考え、親を悪だと考えがちですが、親を責めても何も解決には至りません。

であれば、自身が知らず知らず鵜呑みにしていた生活環境をまずは自己を内省して、生活習慣をアップデートしなければならないのではないかと考えたのが、アトピー治療の大きな前進でした。

目に見えない原因が、目に見える結果を生み出している

アトピー治療の根本治療(体質改善)

いまでこそ、このように自分がアトピーだったことを公言できていますが、根本治療前の私にとってはアトピーを公言するのは恥ずかしい、と考え、公にすることができませんでした。

今となっては、この経験が自分と同じように苦しんでいる人に向けての大切な知識に繋がり、人生を好転させるための知恵への繋がってもらえたらという貴重な他者貢献の試練だったのだと解釈ができています。

こう考えると、健康と精神というのは繋がっていて、どちらが先というよりも、どちらかを良くすると巡り巡って、良い循環を生み出されていくものだなと感じてなりません。

アトピー治療を人になかなか話せない状況の中で、まずは血液に問題があるのではと考え、ネットで「アトピー」「血液」のワードで検索に引っかかったのが、初台の蔡内科皮膚科クリニックでした。

1:瘀血を取り除く鍼とカッピング治療

駅前の地下にある独特のクリニックで、体の中の汚れた血である瘀血がアトピーの原因であると考えている先生でして、吸い玉(カッピングで)悪い血を取り除くというものでした。

クリニックにに入るとお香の匂いがし、中から体に鍼を指す音が聞こえてきます。施術が終わった患者さんたちは、一様にカッピングをした後の紫色の斑点を付けています。最初はその光景に大変驚きましたが、2回目以降はそれにも慣れてしまいました。

初診の際に、独特な雰囲氣の蔡先生から、大きな声で、「なんでもっと早く来なかった」と言われ、その強い口調の言葉には、少々驚いたもののアトピー治療に対しての強い信念を感じました。

施術を初めて受けた時は、鍼の痛みが氣になりましたが、これもアトピー治療のためと、我慢して鍼を刺してもらいました。小さい穴をたくさん空けて、カッピングを身体中に行い、穴から湧き出てくる瘀血をティッシュで施術師さんが次々に吹きこって行くわけなのですが、血を見るのが苦手な方には、少々ショッキングな絵面になります(笑)

私も血を見るのが苦手な方ですので、かなりの抵抗がありましたが、自分の体内でこれだけ澱んだ血が流れていれば、身体も痒くなるよなということを可視化できたことは大きかったです。

保険適用が効かないため、診療費もそこそこのお値段はいたします。ですが、背に腹は変えられないという思いで、2017年10月から2年弱で100万円程度(当時)の治療費に使ったと思います。

治療の効果はというと、先ほどお伝えした通り、自分の体の不調の一端が血液の汚れだということを理解でき、血液をきれいにする習慣が身につき、体調も以前に比べて良くはなりましたが、根本的にアトピーが改善されたという実感までには行き着かなかったので、出費と睨めっこをしながら、違う段階に進もうと考え出したのが、2019年に入った頃でした。

冒頭でお見せした写真は、まだその頃の様子です。蔡先生は氣さくな方で、このクリニックには芸能人の方も多数通われていました。
たまたま一緒にしたホリケンさんとランチに連れて行ってくださったり、治療初期の自分にとっては、アトピーは治すことできるという希望を授けてくださった大切な存在です。

蔡先生、貴重な診療を有難うございました!

次に目指した治療方法は、
ステロイドではない中医薬の治療でした。

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