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家計を経営して貯金を増やす方法




はじめに


この記事を読んでいただきありがとうございます。

この記事は、家庭の「給与」、「支出」と、
企業の「売上」、「経費」をリンクさせてお金を増やすには、をベースに執筆しています。


家族をお持ちの方、独身の方、経営者、今から経営者になる方、フリーランス、幅広く読んでいただけます。


全て見ていただくのがいいですが、
読んでいられない方は、
「マジックの種明かし」
「あとがき」
を読んでいただければ、言いたいことは伝わるかと。


では、お楽しみください。


家庭の経営モデル


家庭の収入と支出事情は、その家庭ごとのルールによって成り立っているだろう。
もちろん、結婚していなくても同じだ。


経営においては売上があり、支出があり、差し引いて残ったものが利益。
ざっくりとはしているが、今回はこれをもとに話を進めていこうと思う。


家庭の場合に戻ろう。
夫もしくは妻が(共働きも同様に)給料をもらい、1ヶ月間でかかる支出を差し引いたお金が残金となる。
稼ぐ額は今回は議論しないでおく。
そして、少なくとも毎月残金はあるものとして話を進める。


一般企業の試算表で


これはあくまでも例として言っているだけなので、会計だのなんだのの詳しい話は他で聞いてほしい。
ざっくりとの話で行くと、
「売上」ー「経費」=「利益」
※利益はプラス

企業はこの利益を上げるために奮闘する。
つまり、
「売上」を上げるか、
「経費」を下げるか、の2択だ。
どちらもできればいいのだが、そんなに簡単にはいかない。


さて、次は家庭の場合を見てみよう。
「給与」ー「支出」=「残金」
※残金はプラス

家庭の場合も残金を増やす場合は、
「給与」を上げるか、
「支出」を下げるか、の2択。


言い換えのマジック


別にマジックというまでもない、という人もいるだろうが響きがいいのでこう書かせてほしい。

A
「売上」ー「経費」=「利益」
企業は、
「売上」を上げるか、
「経費」を下げるか。

B
「給与」ー「支出」=「残金」
家庭は、
「給与」を上げるか、
「支出」を下げるか。

上記は、先ほどの話をまとめたものだ。

Bを見てみよう。
自身のことを思って欲しい。
毎月給料が振り込まれ、水光熱費の払い、交通費、飲み会代、課金代、
子供がいる場合はもっとお金がかかるだろう。
そんな生活を毎月していく中で、
貯金、投資、将来への蓄えが果たしてどれほどできるだろうか?

では、ここで問い。
Bについて、「残金」を増やすには、あなたなら、
「給与」を上げるか?
「支出」を下げるか?


答えは簡単だという人もいれば、
頭を悩ませる人もいる。


「給与」と答えた人は、
今勤めている会社に伸び代を感じているんだろうか。
それとも転職の道へ気持ちが向かったのだろうか。
「支出」と答えた人は、
今の生活で贅沢をしているのだろう、思い当たる節があるのではと思う。

今回、何が言いたいかというと、
人は純粋にそして単純に考えるということだ。
「給与」はすぐには上がらない。職場によってもう上がらない人もいるだろう。
そのため、「支出」を減らすことを考える。
だが、「支出」も下限がある。
もうこれ以上下げられないラインがあるはずだ。

すると人はまた「給与」を考える。
「給与」さえ上がれば。
伸び代があれば別だが、ここまで「支出」を下げてこの暮らし、
転職をして、将来展望のところへ行こう、と。

もしくは、「残金」を増額せずに、このまま安定して同じ「給与」で暮らそうと。


企業の場合で


少し話が逸れてしまった。

これは家庭の話であり、正解はない。
転職しても問題ないし、そのまま会社に残ってもいい。

大事なのは「残額」、「利益」が増えること。

それが増えれば、正直手段は選ばないのだ。

企業のパターンAを見てみよう。
経営者がよくやりがちなのは、「経費」削減だ。
経費の中でも人件費は大きく締め、第一に削られる部分だろう。
しかし、そんなことをすると、、、結末はパターンBに書いた通りだ。
そのほかの「経費」削減も家庭の場合同様に限界があり、大きな効果は得られないだろう。

続いて、業種にもよるが「売上」の増加もすぐには見込めないだろう。
見込めても作業量が増え、スタッフの負担が増える、それと同時に残業があると経費も膨らみ、結果、利益を増やすのは長期戦になりうる。

どちらの選択をしても、結局は、100点満点の結末にはなかなか行かない。


妥協点からの反撃


企業の「利益」はどうしたら増やすことができるのか?


それは、「売上」を少し増やし、「経費」を少し削減することだ。
この場合の少しは、売上ならば20%ほど、経費は10%ほどと考えてもらいたい。

※あくまでも目安なので、実行する前に自身の会社の数字を見ておくといい

ここで伝えたいのは、こういう法則がある、ということではない。
利益を増やすには、
売上をいくらにしたいなどの想いや目的があったところでなんの役にも立たないということだ。
売上が増えても経費が増えては利益も増えない。

売上はいくらにしたいが、今回は利益を増やすために妥協して、
目標よりも数字は低いが今までよりも10%20%増やす、という気持ちが必要ということだ。

経費は10%ほどなら何か削れるだろう。


家庭に置き換えて


同様に、家庭での話に戻ろう。
残金を増やしたければ、
給与を20%増やし、支出を10%減らす。
20万なら4万円。
30万なら6万円。
何かの副業でも手の届きそうな金額ではないだろうか?

支出は数千円がほとんどではないだろうか。


マジックの種明かし


何が正解で、何が不正解かは経営においてはない。
経営者の数だけ選択肢も、その行く末も存在する。

そんな中で、コンサルという仕事は、
少しでも確率を上げるためにアドバイスを送るものだ。

今回のこの問題では、家庭の場合同様に、
一部のみに集中してしまうと必然的にある一角から崩れてしまう様を考えてきた。
これはいわば、山になった将棋のコマを一つずつ取るように、
全体を見て、さまざまな角度から攻めないと結果が生まれない。

この日本において、
“生きるのびる”ということは簡単ではなくなったのではと思う今日この頃である。
戦略的に生きる知恵を経営、そして家庭、日常、自然、常に気を張り、
挑戦して行って欲しい。


あとがき

お読みいただき、ありがとうございます。

実は、この話を書こうと思ったきっかけがあった。
家庭において、将来への貯へを増やすには?と思った時に、もし、
妻や夫が「へそくり」を貯めていたらどうなるんだろうと考えたことだ。

「へそくり」は、企業においてはいわば「横領」こんなこと許してはいけないし、もちろん家庭においても喧嘩になるだろう。

今まで見てきた「残金」が実は純粋な「残金」ではなかったとき、
人は、周りを疑わずにそれを増やそうとする。

そう思い今回このような話を書いたのだ。

最後の“マジックの種明かし”でも書いたが、
将棋のコマを一つ一つ全体を見て取っていくように、
必要なのは、“全体”を見ることだ。
集中するあまり、気づいたら相手にコマを取られていた、なんてことがないように。



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