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【エンジニア対談】世の中に新しいインフラを創るチャレンジ。「ContractS開発チームの軌跡と現在、その先の未来へ」

弊社サービス「ContractS CLM」のプロダクトが誕生するまでの変遷やこれから実現したいこと、そのために開発チームとして何を大切にしているのか、開発統括 花井と開発部長 簾田が語りました。

花井 亮平/ハナイ リョウヘイ 開発統括長
長野県のベンチャー企業でエンジニアとしてのキャリアを積んだ後、2008年にソフトウェア開発会社を起業し代表に就任。株式会社Holmes(現ContractS株式会社)へは2018年に入社し、現在は開発部門、技術部門を統括し、プロダクト開発をリードしている。

簾田 知也/ミスダ トモヤ 開発部長
長野県でエンジニアを経験後、東京でWEBアプリケーション開発を経てUターンし長野県で営業として勤務。その後、システム受託開発企業で再びエンジニアを経験した後、2018年より株式会社Holmes(現ContractS株式会社)に入社。現在は開発部長としてエンジニア組織のマネジメントを担当し、開発を牽引している。

~開発チームの過去~
「契約マネジメント」という価値を世の中へ。
CLMのスタンダードを作っていく新たな挑戦のはじまり。

花井:「ContractS CLM(コントラクツ シーエルエム)」はContractSの創業者である代表 笹原が弁護士時代から抱えている「紛争裁判をなくしたい」という志が原点です。そもそも世の中に多く存在する紛争やトラブルを未然に防ぐことはできないだろうか、こうした強い想いをバックグラウンドに開発されたのが「ContractS CLM」のプロダクトです。契約マネジメントという新たな仕組みを活用して争いの元を減らし様々な課題を解決する。

システム化に向けたミーティングを数回繰り返す中で、笹原のその熱意に打たれまして。まだ世の中にないものを具現化する、そしてこれは絶対に社会にとって必要なプロダクトだと確信。開発部隊として新たな挑戦へと一歩踏み出しました。

初期のコンセプトは「契約を“身近に・楽に・簡単に”すること」で、AIがコンシェルジュ的な存在となり契約書の作成から締結を支援する施策を検討しました。例えば、目的を伝えれば複数のテンプレートから適したものを選択したり質問へ回答すると文面を組み上げてくれたりAIが自律的な契約作成をナビゲートしてくれるようなソリューションです。ところがローンチしてすぐ興味を持って問い合わせを頂いた多くの企業は想定していたよりも広く深い契約のペインを抱えている事が分かり、立場の異なる多くの人が関わる複雑な契約領域の課題解決へシフトし、国内におけるCLMのデファクトスタンダードを目指す方向性が定まりました。当時は契約領域のAI活用もまだ一般的でなく精度や信頼性への懸念があった事や、プロダクトのピボットへ全力を注ぐ必要があった事から、あっさり捨て去りました。

開発統括長 花井

簾田: 私は業務委託として外部から開発に携わり、ContractSのプロダクトが描く新しい可能性を一緒に検証したいと考え、「ContractS CLM」のローンチから1年後に正式ジョインしました。一番初めのプログラムコードを書き始めたのも自分、AI導入検討時から現プロダクトに至るまで進化の変遷、組織の変化を見てきているのでプロダクト、組織にかける想いは人一倍強いです。

開発部長 簾田

~開発チームの現在~
「契約の道路網を創る」という高い志を掲げて。価値を訴求するだけではなくプロダクトとして進化。

花井: 契約は締結をすれば終わりではなく始まりです。「契約をデジタル化して履行状況を追跡可能とする=契約の道路網を創る」事でリスクを抑えて企業の持続的な成長を支える仕組みを実現したいと考えています。「ContractS CLM」はこのような顕在化していない課題に対して、新しい価値を提供できるプロダクトだと思います。

権利義務が自然と実現されていれば、紛争や裁判に至るトラブルが起こりにくいのではないかと。かつ契約には必ず相手がいて一連の取引におけるリスクマネジメントがデジタル化された契約により実現されている未来の実現に向けてさらなるプロダクトの進化を遂げたいと考えています。

簾田:技術面の変遷についてですが、当初は市場にフォーカスしていくため、まずは内部的にコード品質の向上を度外視してサービス改善に取り組みました。ローンチ後は、契約書作成と締結に留まらない顧客の抱える契約課題が浮き彫りに。契約プロセス全体に関わるあらゆる課題が対象となりエンジニアとしての課題領域も一気に増えました。 我々としても「契約の道路網を創る」ことをプロダクトの肝に掲げていたため、内部品質もより煩雑化し保守運用の難易度もアップしていきました。

「契約の道路網を創る」ために、技術や開発手法を取り入れ、品質向上や検証サイクルを短くする取り組みを実施してます。顧客のニーズや課題に耳を傾けて新たな価値提案、機能改善を続けていく。高い壁でもあり同時にやりがいでもある。自社プロダクト開発ならではの面白さだと感じています。

~未来・開発チームが目指す先~
顕在化していない課題に対して新しい価値提供と成功体験を。大きな目標に向かってチームで一緒に切り開きたい。

簾田:開発部では何よりコミュニケーション、チャレンジ精神を大切にしています。これまで契約というとずっと紙が主流で、紙の契約書からはそのプロセスやフローを知る手段はなかった。インターネットという新しいインフラが当たり前の世の中となった今、売買のスピードは格段に上がりましたが、実は契約についてはほとんど変化がないんです。顕在化していない課題に対して解決策を考えて新しい価値を提供していかなければならない。この難解で大きな使命についてチーム一丸で取り組んでいく必要がある。個々の多様性とチャレンジ力を結集してプロダクトを成長させるためにも日々のコミュニケーションは欠かせないと思っています。

花井:元々、長野と東京の2拠点でのスタートだったため遠隔地間での密なコミュニケーションは最初からかなり意識していました。プロダクトの進化とともに顧客の課題解決にさらに寄り添い、新たな機能価値の提案とローンチした機能の改善サイクルを高回転で回していく。開発体制も発足後すぐアジャイル・スクラムへ切り替え、チームののパフォーマンスが向上し、市場に対してスピード感のある価値提供が実現できるようになりました。

顧客対象が徐々に拡大してきたところでユーザー体験やUIの刷新プロジェクトの大規模アップデートを実施、土台をより強固にしました。ローンチ直後はとにかく機能拡充重視で突っ走ってきたのですが、スピードと品質のベストバランスを保てるよう、プロダクトとともに組織全体としても大きな成長を遂げたと思います。

簾田:顧客により価値の高いサービスを届けるスピードを上げたいですね。これは決してエンジニアとして生産性が高ければいいということではないんです。大前提にあるのはあくまでも市場にマッチしており顧客が使ってくれるサービスであること。ビジネスのメンバー含めコミュニケーションを積極的に取りつつ顧客に価値を届ける精度の高さとそのサイクルの速さをチーム全体として今後は追求していけたらと。

花井:「契約をデジタル化して履行状況を追跡可能とする=契約の道路網を創る」――この潜在的な価値提供をしていくためには、顧客の成功体験とともに進めなければいけないですよね。コンセプトを表現したプロダクトがあったとしても、組織全体で仮説と検証と学習を繰り返し顧客と共に成長するサイクルにはまらないと事業として成り立たないと言えます。顧客の成功を一番に考えるプロフェッショナル集団として深く考察して素早くアクションをする事が大切かなと思います。

花井&簾田:広い領域で責任を持ってやりたいというエンジニアは大歓迎!契約ドメインのソリューションってステークホルダーが多く、分かりにくさもあるかもしれませんが、チームで課題を乗り越えていく、難解な問題に対して面白さを持って取り組める人は活躍できる場がたくさんあると思います。

チームなのでコミュニケーション力はもちろんですが、チャレンジング性も非常に大切です。世の中にまだないものに対して勇気を持って一歩踏み出せるマインドのある人と一緒に仕事ができたらと感じます。
アジャイルスクラムでやっているため日々短距離走の連続ですが、仲間とモチベーション高く顧客の成功体験を創る開発プロダクトのやりがいを体感していただきたい。本格的にプロダクト開発の中心的推進者として挑戦したい、プロ意識の高い人と一緒に新しい価値観を作っていけたらと思います。

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