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「自己体験作家」からの脱却。〜僕が目指すクリエイターたちの新時代に向けて。〜


こんにちは。本日めでたく22歳になりました、齋藤迅です。
本日は1つまた歳をとったということで、これから1年間の目標を書いていこうかなぁと思います。

ところで、今日の良き日にtunaちゃんを介して知り合った、飯野さん企画で本を吉祥寺にて販売していますので、是非そちらもよろしくお願いします💅

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【詳細】

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さて、前置きが長くなってしまいました。
それでは本題に入りましょう。


1,大学生活を振り返って。


僕が千葉大学に入学して早くももう3年間が終わりました。
これまでの3年間、僕が何をしてきたのか、ということをとりあえず、お話しようかと思います。

大学時代、その中でも小説に関する活動を象徴するものは大きく3つあります。

⑴手書きの掌編小説を公開
⑵映像作品『全き世界』の制作、公開
⑶自身の体験をもとにした短編小説の連続公開/販売



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(2017年度公開の作品。背景にある画像はtunaより)

(2018年度発売の『夜の花嫁』 最も反響のあった作品であり、僕に最も影響を与えた人とのことを書いた作品でもある。)


ご存知の方がどれだけいるか。ちょっとわかりませんが、実はこれらの活動には一貫して1つの目的がありました。

それは、「小説家の新たなマネタイズを創出する」ということです。
なんでまたそんな大変なことを?
と皆さん思ったことでしょう。

実は、現在プロの小説家の方々は、1冊の本を例えば1,000円で売っても、僅かに80~100円ほどしか手元に入ってきません。
出版不況と言われる現代、部数が売れないのに単価も低いのであれば、生活なんてできるはずがありませんよね。

そうなると、他に仕事をしなければならない。
もちろん、他に仕事をするというそれ自体が悪いことであるとは僕は考えていませんが、「小説家として食っていく」。そう考える人たちにとっては、現代の仕組みでは相当に難しいことなんです。

だから僕は、小説を書く1人の人間としてこれからの、そして今小説を書いている人たちのためにも「小説家の新たなマネタイズを創出しよう」と、そう考えました。


そんな僕が考えた手法が、「作品の背景にあるストーリーごと、作品を楽しんでもらう」というものです。
こう考えたことには2つのきっかけがありました。
1つはSNSが普及したことで、作家と受け手の関係性がこれまでとは変わったこと。もう1つが、ハヤカワ五味さんの記事を読んだことです。

ハヤカワさんのとある記事には、実店舗で服を販売している時、お客さんが仲のいい店員さん/信頼している店員さんから勧められた商品を購入する、という傾向があると書いてありました。

これを読んだ時、僕は「これは小説でも同じことができるんじゃないか?」と、そう考えたのです。
作家と受け手の関係性の変容によって、受け手は作品の作り手がどんな人なのか。それを知ることができるような時代になりました。
だからこそ、その作り手から直接作品を買う。作り手に興味を持ったことで、作品も手に取ってみる。ということが可能なのではないか、と考えたわけです。

具体的に考えられる方法は2通りあると思います。

⑴書いた本人以外、小説をよく読む人が紹介する。
⑵書いた本人を知ってもらい、「作者」から「作品」という順番で興味を持ってもらう。


実は僕、この2つは両方ともやろうと思い、行動しています。

そして⑵の手段として取り組んでいたのが上記の⑴〜⑶です。

⑴手書きの掌編小説を公開
→「齋藤迅」という作家と、その作品を知ってもらう。
⑵映像作品『全き世界』の制作、公開
→普段僕の作品を見ない人に、僕と僕の作品を知ってもらう。
⑶自身の体験をもとにした短編小説の連続公開/販売
→実際に本を販売する。その時、あくまでも僕という「作者」をベースにする。

まあ簡単に書きましたがこんなところでしょうか。
この他にも色々考えていますが、実はこれまでの活動にはこんな意図があったというわけです。

これらの活動が成功したか、と問われると、まだまだやらなければならないことが山積しているのが現状。
しかし、これを為すことができた時、小説家に限らない多くのクリエイターたちの新しい活動の形を創り上げることができると僕は信じています。

これが、最終的に僕が大学在学中に成し遂げたいことです。
なぜこんなことをしたいのかと聞かれれば、それは僕が様々なクリエイターたちの作った多くの作品に助けられて今まで生きてきたから。
その恩返しがしたいのです。


2,小説家としての僕が伝えたい「他者の体験」。


さて、じゃあこれから約1年間。残りの大学生活をどうしようか。
マネタイズとしては生活できるほどのお金はまだまだ稼げていない。
そもそも知名度だってないし、僕という「小説家」のこともまだまだ知ってもらいたい。

ということでまず、僕はTwitterを頑張ります。


いやいや何でTwitter? 君は作家でしょ?
なんてことは言わないでくださいね。理由はすでに説明した通り。
僕はこれまで僕の中にある「カッコイイ小説家」像をなぞっていた節がありますから、そこからまずは脱却する。
そうしてありのままの僕を知ってもらいたいと考えています。

理由はもちろん、それが作品に興味を持ってもらうことに。そして作品をより楽しんでもらうことに繋がると考えているからです。

とは言っても、もちろんTwitterを頑張るだけでは作家とは言えません。
作家、小説家として僕が今年1年間取り組むこと。
それは、大きく言ってしまうと

「自己体験作家」からの脱却。
「体験作家」として、自身のみならず他者の体験までをも人々に伝えていく。


ということです。
Twitterを見てくださっている方は見かけたことがあるかもしれませんが、現在僕はとある職業に惚れ込んで、その職業について調査しています。
その職業について、実際に取材などを行いながら小説にして販売。多くの人に伝えていくことを皮切りに、僕は他者の体験をも人々に伝えられる作家になっていきたいと思います。

ところで、時々「自己体験作家」って普通の作家と何が違うの? といった質問をいただきます。
これに関しては、「作品の背後にあるストーリーを明確に意識」してもらうことを目的として、そのように名乗らせていただいています。

少し話が逸れましたが、僕はこの「体験を伝える」ということをもって、クリエイターの方々に新たなマネタイズを示します。
これが僕の今後1年間の目標であり、また大学生活で達成すべき使命です。

「志定まれば、気盛んなり。」とは吉田松陰の言葉です。
一旦決心がつけば、いかなるこんなにも立ち向かっていくことができるという意味のこの言葉。
これを忘れずにこの1年間は活動していきます!

自費出版でまずは1冊、本を販売しますので楽しみにまっていてください📚


3,終わりに。


さて、ここまで読んでくださってありがとうございました。
現在、マガジン「私立齋藤読書大学」に記載の内容などをもとに、年間スケジュールを立てているところです。

現在は就職活動中ということもあり、小説の公開は少なくなっていますがきちんと活動を続けています。
また来年以降、就職してからもこちらの活動を止めることはありませんので、これからも応援してもらえたら嬉しいです。

あと、Twitterとかで気軽に話しかけてもらえたらとっても喜びます。

それでは、22歳となった新生齋藤迅を、どうぞ皆様よろしくお願いします!!


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