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クックパッドのウクライナ人道支援プロジェクトが、PRアワードグランプリ2022「ゴールド」を受賞しました

こんにちは。クックパッド広報部の小堀です。

クックパッド株式会社が実施したウクライナ人道支援プロジェクト「#powerofcooking 私たちは料理でつながろう」が、この度PRアワードグランプリ2022において「ゴールド」を受賞しました。
同アワードは多様なステークホルダーとの関係性によって新しい創造を実現する日本独自のパブリックリレーションズ領域、その最高峰を表彰するもので、クックパッドは初エントリーでの同賞受賞となります。

今回は先月表彰式が行われた同アワードにエントリーした経緯と、受賞した「ウクライナ人道支援『#powerofcooking 私たちは料理でつながろう』プロジェクト」について、そしてこれからのクックパッドのコーポレートブランディング企画と広報について思うことについて書きたいと思います。

PRアワードグランプリとは

PRアワードグランプリとは、公益社団法人日本パブリックリレーションズ協会が主催する、日本のPR領域、その最高峰を表彰するものです。
国内の一般企業・団体の広報部門や、PR会社が実施するコミュニケーション技術の質的向上およびパブリックリレーションズに対する一層の理解促進を図ることを目的とし、毎年、9月から12月にかけてコミュニケーション活動(広報・PR活動)の事例を広く募集、審査を通して優秀な活動を表彰、公開しています。
2001年にスタートし、 23回目を迎える(2001年は2回開催)2022年度は、過去最高エントリー数タイの107件の応募があり、「グランプリ」1件、「ゴールド」3件、「シルバー」3件、「ブロンズ」8件を選出しています。

グランプリ審査会終了後、料理教室企画オーナーの横尾と

今回クックパッドは「ウクライナという世界的な社会課題に対して、本業で取り組んでいる姿勢にこれからが期待できる」と、審査団より高く評価され、初エントリーでの「ゴールド」受賞となりました。

クックパッドウクライナ人道支援「#powerofcooking 私たちは料理でつながろう」プロジェクトとは

クックパッドは「毎日の料理を楽しみにする」というミッションを掲げ、日本を含め世界74カ国・地域、32言語で料理レシピサービス「クックパッド」を運営しており、2020年10月からはウクライナ語版の運営をスタートしました。
2022年2月に侵攻が始まって以来、私たちはクックパッドを通じて何か支援ができるのではないかと考え、ウクライナ人道支援「#powerofcooking 私たちは料理でつながろう」プロジェクトを実施することにしました。
同プロジェクトは3月7日にウクライナ人道支援のためのレシピ募集プロジェクト「#powerofcooking」を実施したのを皮切りに、6月30日には紛争の避難民支援を目的に電子書籍『ウクライナのレシピ帳』を発売し、8月にはウクライナの食文化を体験する小学生向けのチャリティー料理教室を開催、同時期にウクライナからの避難民にも日本の食材を使った料理教室も併せて実施しました。

いずれの活動もメディアの取材を複数受け、多くの反響をいただきました。当初、ウクライナ語版のクックパッドを通じて行っていた支援は、現在自治体、団体、個人と協力者を増やしながら、横浜在住の避難民への直接支援、コミュニティづくりへと広がっています。
この活動PRの目的は一貫して「料理の力を知ってもらうこと」そして「ウクライナ紛争問題に関心を持ち続けてもらうこと」でした。これら2つの目的を、ステークホルダーを増やし、PRの力でメディアにも関わっていただくことで一定の成果をあげられたのではないかと思います。

本プロジェクトについてクックパッド執行役Rebecca Rippinと、イベントに参加してくださったウクライナ人よりコメントが寄せられています。

なぜPRアワードグランプリにエントリーしたのか

「料理の力を知ってもらうこと」そして「ウクライナ紛争問題に関心を持ち続けてもらうこと」。今回は企画の目的であるこのふたつを、このアワードを通じ、さらに多くの方に広めるために応募しました。

クックパッドは、家庭料理は国籍や人種、宗教、政治的信条の異なる人たちをつなぐことができる、人間の根源的な営みだと考えています。
世界各地のクックパッドのサービス責任者は「コミュティマネージャー」という名称で活動し、料理を通じたコミュニティ作りを支援することによって、サービス開始以来24年もの長きにわたるご支持をいただいています。

クックパッドはウクライナ支援においても「料理の力でつながりを作る」活動を行いました。
過去にもユーザーさんの間で、国を超えた心温まるつながりがたくさん生まれているのをクックパッドは目の当たりにしてきました。 
この時代だからこそ、料理を通じて、世界をより良い場所にするべく、世界のあらゆる国の、個人の料理を支援する努力を続けなければならないと考えています。

PRアワード2022 授賞式会場

受賞、そしてクックパッドのコーポレートブランディングのこれから

「毎日の料理を楽しみにする」

これがクックパッドのミッションです。ミッション実現のための活動を、私たちは日々行っています。

「それぞれの役割が異なっていても、ひとつのミッションとして目指したい先が揃っていることで、単純な人数分以上の出力で仕事ができている」
これは事業部のあるエンジニアが自分のチームを評した言葉です。

私たち広報は、クックパッドの窓口です。
社外の方にも、共感していただけるのはミッションあってのこと、今回の企画・受賞もクックパッドと一緒にやりたいと言ってくださった多くの方のたくさんの優しさのおかげです。
もちろん、実際に企画をし、運営をし、広報をする、ミッションの実現は簡単なことではありません。

人は誰でも食事をします。
「料理」という、誰かの「日々の行為」が「楽しみ」になるように提案することは、その人や社会のより良い未来に貢献することです。
そんなミッションに共感してくださる方々と、ワクワクしながら仕事ができるというのは、とても幸せなことです。

今回アワードに挑戦し、受賞したことによって、より多くの方にこの企画をPRできたことはもちろんですが、それに加え、アワードのイベント参加によって普段関わることのない企業の方と「つながり」、学びを得たことも大きな財産になりました。

広報・パブリックリレーションズとして社会のさまざまな機関に伝え、共有し、つながることに、これからも全力で取り組んでいきたいと思います。

受賞式後 本田審査委員長、プロジェクトオーナーの小竹と

最後に:
これはチャリティー料理教室を企画したコーポレートブランディング部横尾おすすめの、避難民の方から教わったレシピです。
よかったらつくってみてください。ヴァレニキ、かんたんでおいしいですよ。

クックパッドのコーポレートブランディングについて、もっと知りたい方はこちらもどうぞ。

クックパッドでは、「毎日の料理を楽しみにする」メンバーを募集しています

クックパッドでは、サービス開発のエンジニアはもちろん、デザイナー、ビジネス職など、幅広く募集しています。ご興味をお持ちの方はぜひご応募ください。

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