すやり霞 (すやりがすみ)

中途半端な多趣味。熱しやすく冷めやすい。

すやり霞 (すやりがすみ)

中途半端な多趣味。熱しやすく冷めやすい。

マガジン

最近の記事

詠う筆先『特別展「本阿弥光悦の大宇宙」』行ってきた

天才観測とは?天体観測なら経験あり。 開催概要私と作品他の展覧会で作品を観た程度で詳しくは知らなかった。興味はあった。 展示会感想筆先の鋭い入り方に釘付けになった。 国宝《舟橋蒔絵硯箱》本阿弥光悦作 入り口すぐにいきなり展示してあって驚いた。真ん中が盛り上がった金の箱に黒い鉛の帯状の橋をかけるセンスがただただ凄い。浮き上がった文字と橋を合わせて歌を表現しているのも凄い。2022年の「国宝 東京国立博物館のすべて」展でも観ているはずなのになぜか記憶になくとても悔しい。

    • 体感できる光の着色『マティス 自由なフォルム』展行ってきた

      2021年の延期発表を経てようやく開催 開催概要私と作品インテリアブログから《Le Platane (低木)》を知り、その後しばらくして(2021年)本展のマティス自由なフォルム展(その時そんな名前だったか覚えていない)を楽しみにしていたが例のアレで開催延期でがっかりした。2022年の西美『ピカソとその時代展』でようやくマティスの絵を生で観ることができた。2023年都美の『マティス』展でようやく21年に流れたアレが来たかと思ったら違った。そこでマティスの絵とグッズにドはまり

      • 地球はやや丸い『印象派 モネからアメリカへ ウスター美術館所蔵』展行ってきた

        何十年と海外に行っていなかったので無自覚に世界は日本が中心の地図脳になってた。 開催概要私と作品印象派大好き!という訳では無く、単純にモネの描く睡蓮が好き。2023年秋冬に『モネ連作の情景展』に二回行ってきた。アメリカの印象派画家をちゃんと見たのは今回が初めて。 展示会感想見たことの無いモネの睡蓮を見たい!というだけで行ってきたが、アメリカの印象派画家がとても良かった。 今回は作品の撮影ができなかったのでモバイルバッテリーは要らなかったなぁ(予め分かると荷物減らせる)。

        • 一度は住んでみたい家が沢山ある!『フランク・ロイド・ライト 世界を結ぶ建築』展行ってきた

          広くて大きい建造物の図面や模型が狭い会場にギュウギュウに展示されていてなんかもう「ああああああぁっ!」ってなった。 開催概要私と作品子供の頃眺めたインテリア雑誌でTALIESIN 2に憧れた。建築よりも照明のイメージが強かった。大人になると食器に興味を持ち、テーブルウェアも出ていることを知る。他には2023年秋に映画「AALTO」でアアルトとロイドの関係性を知り、展覧会を知ったのは同年末のコスチュームジュエリー展の帰りにフライヤーがあり興奮した。 展示会感想会場の高い位置

        詠う筆先『特別展「本阿弥光悦の大宇宙」』行ってきた

        マガジン

        • 靴について語る
          4本

        記事

          あれれ~おかしいぞ?「連載30周年記念 名探偵コナン展」行ってきた

          連載30周年記念 ※会場内写真・犯人かるたの写真あり これから展示会に行く方、巡回を待っている方、苦手な方は各々対処いただきたい(ブラウザバッグや閉じるなどで) 開催概要私と作品漫画を持ってアプリでも初期から読んでいる。アニメも第一話をリアルタイムで観た。視聴できなかった回はYahoo動画 → gyao → Tver と媒体を変えながら観ている。古い回もHuluかNetflixでしつこく観てる。映画前のとび森、あつ森も好き。あつ森の先生の「ミスター・なが」島は凄い。(G党め

          あれれ~おかしいぞ?「連載30周年記念 名探偵コナン展」行ってきた

          五感で楽しむ『ゴッホ・アライブ』東京展行ってきた

          視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚で楽しめる。写真・動画撮影可。 会場の天井が高く、様々なスクリーンに色々な画像が出てくるのでその場でとどまっても歩いても楽しい。 開催概要私と作品2023年10月にゴッホと静物画展に行った。 好きな作品順としてはこんな感じ 星月夜 > ローヌ川の星月夜 > 夜のカフェ・テラス > アイリス > 花咲くアーモンドの木 > ヒマワリ> 他 展示会感想1月の入場特典のステッカー《ひまわり》or《星月夜》で、初日に行った私は《ひまわり》だった(他の人

          五感で楽しむ『ゴッホ・アライブ』東京展行ってきた

          頭の中を覗いた気分『サルバドール・ダリ ― エンドレス・エニグマ 永遠の謎 ―』展行ってきた

          あのグニャグニャしてたり、奇想天外なダリの絵を、歩く、感じる、浴びる形で体験できるとのことで行ってきた。 開催概要私と作品ダリは結構好き。古い香水も瓶の形が好きすぎて未だに捨てることができない。香りも好きでまだほんのりいい香りがするが、四半世紀ほど前のモノなので流石につけていない。 2006年「ダリ回顧展」は面白かった。2016年「ダリ展」は術後間もなかったので行けず悔しい思いをした。2023年7月に「スペインのイメージ展」、同年9月は映画「ウェルカム トゥ ダリ」を観た

          頭の中を覗いた気分『サルバドール・ダリ ― エンドレス・エニグマ 永遠の謎 ―』展行ってきた

          この世でない何処かへの散歩『蜷川実花展 Eternity in a Moment 瞬きの中の永遠』行ってきた

          こんなに艶やかで眩しいのに何故息苦しさを覚えるのか 開催概要私と作品2012年にローンチされたiPhoneカメラアプリ【cameran】を使っていた程度。今調べたらサービス停止されてた。 展示会感想紙チケットは無いが、チケット確認の場所でオリジナルステッカーを貰えた 撮影可能。フォトスポットエリアも随所にあり、映える写真をバシバシ撮ることができる。 作品タイトルの下にQRコードがあったのでウキウキで撮ったが、オフィシャルサイトの作品解説ページに飛ぶだけだった。 あの

          この世でない何処かへの散歩『蜷川実花展 Eternity in a Moment 瞬きの中の永遠』行ってきた

          曲のタイトルは思い出せないから歌えないけど好きな気持ちに気がつかず心に蓋をし随分遠回りして念願のバッグを手に入れた話

          数年前(出た当初くらい)、欲しいなと思うバッグがあった それほど思っていないフリをして 好きな気持ちに蓋をして違うバッグ探してた ようやく好きという気持ちに気がついた なぜ気持ちに蓋をしてしまったのか?他人の意見が自分の考えにすり替わる 高価なお買い物なので入念に調べて、調べた挙げ句に会ったことも話したこともない他人やYouTuberや誰が書いたか分からないネットの記事に左右され、刷り込まれ、いつの間にか自分の考えにすり替わってしまっていた 若い子向け? バッグ名で検索

          曲のタイトルは思い出せないから歌えないけど好きな気持ちに気がつかず心に蓋をし随分遠回りして念願のバッグを手に入れた話

          キュビズム?キュービズム?なんでもいいか『キュビスム展』行ってきた

          写真が出始めた頃の芸術家たちの新しい挑戦 開催概要私と作品キュビスム。キュビズムって習った気がしたので「キュビスム」という単語が頭にスッと入ってこなかった。よく分からないけど近代の作品で洗練された立方体チックのオシャレな作品。そんな位置づけ 展示会感想パリ・ポンピドゥーセンター改修のおかげで色々な絵がやってくるので嬉しい 作品はほぼ撮影可能。人が多く何枚かの絵を一枚の写真におさめることはほぼできない状況。自分が写らないように撮ったら、額のガラスに反射して、まさかの後ろに

          キュビズム?キュービズム?なんでもいいか『キュビスム展』行ってきた

          観た・行ってきた 2023ふりかえり

          そろそろ年末っぽいまとめをしておく 1月年明け早々にジブリ展でナウシカ散財。懲りずにディオール展でも散財 自問自答ムンプラ視聴後、手を飾るワークで先述の王蟲ハンカチを敷く 🖼️×4、👗×1 🖼️アニメージュとジブリ展 ①、② 🖼️クリスチャンディオール、夢のクチュリエ展 🖼️MOTコレクション コレクションを巻き戻す 2nd 👗🎦ムーンプランナー×自問自答ファッション 〜ファッションを通してコンプレックスを味方にできるウイッシュリストの作り方 2月先月の破綻を抑え

          観た・行ってきた 2023ふりかえり

          二千年の美をめぐる『永遠の都ローマ』展行ってきた

          「世界的にもっとも歴史の古い美術館の一つ」カピトリーノ美術館のコレクション 開催概要私と作品四半世紀くらい前にローマに旅行に行ったが街のあちこちに普通に存在する彫刻や遺跡がどれも素晴らしかったなという曖昧な記憶のみ 他にはあつまれどうぶつの森の博物館の美術品あつまれどうぶつの森の博物館の美術品、あとは漫画『コレットは死ぬことにした』の影響もあって神話にちょっと興味がある程度のライト層 展示会感想一階は主に石像 入ってすぐに、あつ森でおなじみの「ぼせいあるれるちょうこく」〜

          二千年の美をめぐる『永遠の都ローマ』展行ってきた

          グッズは茶封筒へ『ゴッホと静物画ー伝統から革新へ』展行ってきた

          ゴッホの《アイリス》を観に 開催概要私と作品2023年9月にイブ・サンローラン展に行き、ゴッホの《ひまわり》と《アイリス》オマージュのジャケットを観たらゴッホ展に行きたくなった。 展示会感想ゴッホの初期はお花がないらしい 入って数歩で3人の画家の髑髏が並んでお出迎え 食卓の絵が好き ゴッホと言えばゴーギャン 踊り場にはゴッホの手紙が。展示室と展示室の合間の階段も楽しい。 お目当てのゴッホの《アイリス》と《ひまわり》は想像以上に大きくて見ごたえがあった。額縁の違い

          グッズは茶封筒へ『ゴッホと静物画ー伝統から革新へ』展行ってきた

          特設ショップは一旦外へ「モネ 連作の情景」展行ってきた

          100%モネ。 開催概要私と作品一番好きな作品は「かささぎ」。雪の風景にぽつんと1羽の作品。 色とか好きで過去は16年前に観に行ったきり。以降も色々開催されているのは聞いていたが、グッズが毎回凄くて行くのに躊躇する。 展示会感想チケット高いなぁと思っている間にあっという間にお得な平日夕方チケット売り切れてしまった。 当日、チケットは午前中2番目の時間をとれた。5分ほど遅れてしまったがすぐに中に入れてもらえた。前日にクッキー缶売り切れ情報があったためか人はまばらだった。現

          特設ショップは一旦外へ「モネ 連作の情景」展行ってきた

          あっちょんぶりけ!「手塚治虫 ブラック・ジャック展」行ってきた

          50周年記念。 開催概要私と作品おもちゃ扱いのセガトイズの豆本(講談社版)18巻分と2023年夏に買ったKindle(少年チャンピオン版)全25巻を持っている。アニメは2004年~を視聴したが全話は見ていない。漫画も全話見ることができない永遠のライト層。でも好き 展示会感想エントランス 入ってすぐにフライヤーがあるので手に入れた 化粧室の前にもフライヤーコーナーはある ここでは記念に持ち帰るというより、どんな展示があるか目を通せる第2室入場前にチラッと読んだ マンガの

          あっちょんぶりけ!「手塚治虫 ブラック・ジャック展」行ってきた

          ジャム・セッション 石橋財団コレクション×山口晃 ここへきて やむに止まれぬ サンサシオン」展行ってきた

          展示会のタイトル長っ! 開催概要私と作品すやり霞と名乗るほど、槍霞の絵が好き。山口晃氏の作品を初めて知った時(2004年の日本橋三越の広告)感動した。現代のやまと絵。エッシャーも好きなのでささる。 2007年上野の森美術館「アートで候。会田誠 山口晃展」の展示会も観に行った。ルーペしおり付きの作品集一冊と六本木ヒルズオープン時に買った東京圖 六本木昼図のクリアファイルを持っているくらい。 展示会感想歩きやすい靴推奨。(公式サイトのNEWSに書いてあった。確認しておいてよか

          ジャム・セッション 石橋財団コレクション×山口晃 ここへきて やむに止まれぬ サンサシオン」展行ってきた