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第3回THE NEW COOL NOTER賞広告・自己PR部門~12/1 講評


第3回THE NEW COOL NOTER賞「広告・自己PR」部門へご参加いただいている皆様。

12月に入りましたが 11月度分の講評を もう数日続けさせて頂きます。
過去月とスケジュールが異なる旨、お詫び申し上げます。

広告・自己PR部門の記事応募について、11月15日で締め切りとさせていただきました。


奮っての参加、まことにありがとうございました。
※応募いただいた記事は必ずスキをつけ、また応募マガジンへ収録をさせていただいています。万が一、応募されたにも関わらず、この両方が無い場合は、審査委員用の記事リストに載っておらず講評が漏れる恐れがあります。
お気づきの場合は、 the.new.cool.noter@gmail.com までご連絡ください。どうぞ、よろしくお願いいたします。

それでは、本日の講評をお楽しみください。

(本日の講評者)

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<講評(ゼロの紙/元コピーライター)>

まだ見ぬ誰かに、出会いたい。
Sazanami さん

みんなと足並みがそろわない。
どこで笑えばいいのかわからない。
チーム競技にもなかなかスムーズに
参加できない。

Sazanamiさんが幼いころから感じていた
「みんな」との不協和音。

その想いを振り払うようにみつけたこと、
それは書くということでした。
話すよりも書くと、じぶんのことを表現できる。

そう感じたSazanamiさん。

じぶんだけじゃなくて、クラスメートのことを
描写しているだけでうれしい。
頭の中にある想いを書き綴ることが楽しかったと。

そして書くことが好きという思いだけはぶれる
ことなく社会にでたSazanamiさん。

仕事で失敗した時には、言葉を綴ります。

そしてご自分の、「つまづき」のはじまりが
何処にあるのかお母様と話していた時の
エピソードには、お母様の愛情が抱えきれない
ほどつまっています。

笑うこともどこかに置き忘れてしまったような
保育園時代。

療育の成果か母の愛情か、わたしは療育センターで、新しいスポンジのように言葉を吸収していった。同じく療育を受けている「みんな」と、仲良く遊べるようにもなった。


一歩ずつその一歩にお母様はSazanamiさんに愛を注ぐのです。
そしてある日、

「Sazanamiちゃんが笑った。お母さん、これは奇跡ですよ」

小児科の先生が贈ってくれた言葉にひとすじの
希望をお母様が感じていたことを現在のSazanamiさんも
同時に感じていることが伝わってきます。

そしてご自分についてのもやもやとした気持ちの
答えにたどり着いたのは大学を出た頃でした。

じぶんの症状が名付けられることで、Sazanamiさんは
長い間の苦しみから解放されるかのようにルーズリーフ
10枚にも思いを綴ります。

そのことをおふたりの友人に打ち明けた時、悉く否定
されてしまって、さらにその心の中のもやもやは霧の
ように深まるばかり。

そんな時に出会ったのがミュージシャン中村一義氏の
著書だったと言います。

運命的に出逢った1冊のその本の中には

僕なんかよりももっと悲惨な人っていっぱいいる。だから、そこを言いたい
わけじゃなくて、やっぱりそういう人たちにも(略)もっともっと外に出ていってほしいですし、僕はそういう人たちと出会いたいんです。

中村氏のかけがえのない言葉にであって
Sazanamiさんのまなざしがnoteへと
注がれます。

「見かけではわからない」
自分のことを書いて、読んでもらうのだ。

そういう思いでnoteを書いて行こうという
決意にも似た志。

Sazanamiさんがnoteを書いている時に
いつも通奏低音のように響いているのは

「まだ見ぬ誰かに会うため」だと

この一行に出会って、わたしは誰かと出会うために
書いているというSazanamiさんの真摯な思いに、
ふれて原点をみつめなおしたいような気持になり
ました。

そして「自己紹介」とは「わたしはここにいます」
という声を、まだみぬあなたに放つことなんだなって、
あらためて気づかされました。

Sazanamiさん、お辛いこともみつめ直しながら自分史
のように振り返る「自己紹介」記事を綴って頂きまし
たことを心より、感謝申し上げます。


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<講評(HIROkuTSUgeru/広告代理店の中のひと)>

武器と防具を探す旅
サラリーマンゆう さん

キャッチーなタイトルが、読む欲を高めます。

息子くん小学1年生時の出来事から親・大人の学びにつながった様が記されます。

トラブルをなかったことにするよう蓋をする選択ではなく、子どもの将来の思考に大きな良い影響を与えたであろう、親御さん共々親子の武勇伝が綴られます。

対面しての口語にはスピード感に代表されるメリットが多々あるでしょう。
半面、記録に残らず流れてしまう、そして受け手の感情により齟齬が生じたり歪曲されてしまうというデメリットも避けられません。

小1生が5年生に手をあげた。
たたかられた5年生がことの顛末を正しく親に伝えているものなのか精査する必要があるでしょう。
身体が大きいだけではなく一般的に5年生の方が知恵にも勝るものです。

臨場感あふれる描写が読む方の記憶に強く残り効果的です。

文章にして提出するという知識を得て、一気に展開し、解決に向けて進みます。


知識は防具となりえ 文章は武器となる。

そして、子供の価値観に影響を及ぼす親の姿勢こそ伝説の防具となる。
その行動をとれる勇気こそ伝説の武器となる。

そんな風にも受け取りました。

ひとつの出来事から伝えたい思いが文字化されていて爽快な読後感です。


サラリーマンゆう さん、イイオトコ予備軍の息子くんの武勇伝、元気が出るnote.でのご参加ありがとうございます☆


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*講評は分担制としているため、必ずしも応募順に講評結果が発表されるわけではございません。よろしくお願いいたします。

◆応募作品はこちらのマガジンに収録されます。
 他の参加者様の作品もお読みいただき、ぜひ、当コンテストを通して新しく知り合い、また仲良くなった、との声をお聞かせください! 皆様の縁がつながるコンテストでありたく思います。

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