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保育のプレーヤーであることの幸せ

保育士になりたての頃半年間は、フリーで各クラスの補助(という名の、1日8時間仕事のうち半分以上は掃除してた)でした。
その前にアパレルで勤務していて、そこも割と華やかに見えても開店前後は地味だったけど、
なかなか子どもと関われずにいた頃は
「なんで保育士になったのかなー」なんて考えた日もありました。

なぜ掃除が大事か気付いた

今は、その掃除の意味もわかる。掃除する事で子どもが衛生的な生活が出来る。掃除しながら危険な場所が無いかをチェック出来るから、安全な場所を提供できる。お掃除、整理整頓出来てない保育園には子どもは預けられない。
でも、若い頃は
「早く子どもに絵本を読み聞かせしたり、一緒に絵を描いたりしたい」
と思ってた。

半年後担任になれた

さて、晴れて4月からは0、1歳児クラスの担任になり、最初は補助的なことがやはり多かったけれど、順番に「週の担当」が回ってきて自分が考えて自分なりの保育をする時がやってきた。
さて…
朝の流れは見てきたものの、思うようにいかない。
子どもは(当然ながら)予想外のことをたくさんする。
周りの先生の協力がないと何にもできない。
先輩方は、どう子どもたちに声をかけてたっけ?
時間通りに進まない。
はー困った困った。
先輩方にどれだけ迷惑をかけたかなぁ。
そんなことすら、もう記憶にないほど自分で精一杯でした。
その気持ちを、忘れてはダメだね。
毎年入ってくる先生達も同じ気持ちだろうから。

はや15年、担任ではなくなる

そこからフリーに配置されたことも何回かありつつ、担任や加配などを経験して15年。
今年度からはしばらく担任ではなくなります。
本当は数年前に打診があった…けど、担任をしなくなるという決断が出来ずに断っていた、主任保育士になったから。
3月に卒園した子どもたちがいるうちは、とにかくプレーヤーとして担任や、担任ではなくても直接関われる立場でいたかった。
無事に卒園したことで、自分の中で一つの区切りになりました。

次の目標を持って働ける喜び

保育士として、最初は担任をしないなんて考えられなかった。子どもと直接関わることが保育士としてのやりがい、喜びであって、
主任園長はその良さがなくて大変なだけ…くらいの気持ちでした。
今は、少し考え方が変わって、
直接関わる職員が、より専門性を高く持って子どもに関われるサポート、先生達が出来るだけ長く働けるサポート、困ったらいつでもプレーヤーとしてもサポートできるように、あとは自分がいなくても良いと言えるぐらいの次世代リーダーの育成、
やることも、やりがいも、楽しさも、たくさんあるんだなーって感じられたので、挑戦することにしました。

とはいえ、今担任を持っている人はとにかく楽しんで欲しい

長く、一生懸命に働いていたら、こんな日がいつか来るのかなーとはなんとなく思ってた(思ってたよりだいぶ早かったけど)。
担任を持ったり、直接毎日子どもと関わる事ができるって、本当に幸せなこと。子どもは、毎日昨日よりも成長するし、毎日違うし、毎日何かを学ぼうとするし、毎日何かを大人に教えてくれる。
それを感じることにはこれからも違いないんだけど、
より身近に毎日感じられる時を大切にして欲しいなーと思う。
書類や保育準備に追われることはあるだろうし、先輩や上司に色々言われて余裕のない時もあるだろうけど、大事なのは目の前の子ども。
目の前の子どもにとって本当に必要な関わり、必要な環境ってなんだろう?
私たち保育士は、とにかく子どもから学ぶことを忘れてはいけない。
自分にも言い聞かせます。

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