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コンサルタントと博士後期課程をいったんお休みして、配偶者の在外研究帯同で2021年8月…

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コンサルタントと博士後期課程をいったんお休みして、配偶者の在外研究帯同で2021年8月〜2年程度仏リヨンに在住していた2児(13歳&6歳)の母/専攻は学部:法→修士:技術経営→博士:経営学

最近の記事

四つの立場、三つの所属、二つのオフィス、そして、わたし

 新年度になりました。進学・就職したり、新たな職場に移られたり、いろんな変化を抱えていらっしゃる方も多いことでしょう。  当家では下の娘が小学校入学を迎えました。また、上の娘は受験生となりました。フランスから帰ってきてまだ8ヶ月ほど、環境の激変を繰り返しているなかでそこそこ朗らかに生きてくれていることに親としてはありがたさしかありません。これから日々変化の繰り返し、挑戦の連続だと思いますが、こちらとしては十分に心身に気を配っていきたいと思っています。生活において、身体的や時

    • フランスでの教育に関する超個人的感想

      明日復職 なんとなく、定まったやることのない平日日中を贅沢に使っているうちに8月が終わりました(そこまでは後悔していない)。 明日から仕事に戻るので、夏休みの宿題を焦って終わらせるように、先日書こうと思っていた記事を書こうと思います。 教育に関する記事のログ これも過去何回か書いておりますので、具体的な例などについてはこちらをご参照ください。 印象としてのフランスでの教育ここからは、個々人や各家庭の状況、個別対応で補えるところがあるはずだ、という大前提を強調した上で、

      • 話すのが苦手過ぎる40代によるフランス語サバイバル

        はじめに この記録は、大学生のころに第二外国語がフランス語だったのを除いては(しかもむしろ苦手だった)ほぼフランス語に強みのなかった渡航時39歳、帰国時41歳女性が、帰国直前に受けたDELFでB1を取得するまでのサバイバルの記録です。 フランス語学習1年目のログ ひとまず、渡航1年目の段階で語学学校に行っているころまでの記録は以下3記事をご参照ください。 上記3記事を久々に読みましたが、語学の学習に嫌気がさしすぎていて面白いですね。 そして結局のところ、このときに自己

        • リヨン、我が愛しのリヨン(フランス生活振り返り)

          帰国しております 7月末、2年弱のフランスでの生活を終え、日本に帰って参りました。自宅マンションを残して出たのと、それなりに周到に、渡航前・渡航中も自分の仕事と子どもの教育の予定を立ててこの期間を迎えていたということもあり、帰国して1週間ほどで基本的な生活の立ち上げは終わり、9月から本格的に始まる新生活の準備に入っています。 とはいえドバイにおける深夜トランジット、計16時間ほどのフライトを経て関空に着いたその足で、自宅に帰らずに京都に行き、とあるお祝いパーティーに参加し

        四つの立場、三つの所属、二つのオフィス、そして、わたし

          サルデーニャで食べたもの(2023/07/05-2023/07/09)

          学会でサルデーニャに4泊して参りました。家族で行ったので夕飯にいくつかレストランに行き、写真に残してきたので記載します。 初日 夕方に着きましたので、ホテル近くのお店で(中心街に泊まったので実は4日とも全部ホテル近くのお店だった)軽く夕食を取りました。 2日目:コース料理 翌日は、しっかりとサルデーニャ料理をいただこうとレストランを予約し、向かいました。 https://sa-schironada.business.site/ コース料理を頼んだので大変お腹いっぱ

          サルデーニャで食べたもの(2023/07/05-2023/07/09)

          日本近代法の父、ボワソナードのお墓への行き方

          はじめに 明治時代における日本の近代法の整備・法学教育に力を尽くし、「日本近代法の父」と呼ばれるボワソナードのお墓を訪ねてきました。 ボワソナードは晩年フランスに戻り、余生を南仏アンティーブの地で過ごしてそこで亡くなりました。今回の記事では、今後ボワソナードの墓地を訪ねる方のため、行き方を記したいと思います。 一路、南仏へ アンティーブはいわゆるコートダジュール(Côte d'Azur)地域の、カンヌとニースの間にある地中海に面した港町です。 鉄道で行く場合、マルセ

          日本近代法の父、ボワソナードのお墓への行き方

          アヴィニョン1泊旅行(2023/01/21-22)

          プロヴァンスは冬はオフシーズン この冬、思い立って1泊でアヴィニョンに行ってきました。 おそらく典型的なプロヴァンスの観光を楽しもうと思うと初夏や夏の方が良かったのかもしれません(ラベンダー畑とか)。 ただ、オフシーズンなので空いていて、教皇庁もポン・デュ・ガールもすごくゆったり見られましたので、結果としては良い旅行でした。 とても良い天気 当日は天気に恵まれ、極寒でしたが気持ちの良い始まりとなりました。 アヴィニョンの橋の上と、教皇庁 お昼ご飯の時間を過ぎて着いた

          アヴィニョン1泊旅行(2023/01/21-22)

          Brasserie Georgesのこと

          実は滞在はあと3ヶ月くらい 時が経つのは早いもので、今夏帰国予定の我が家、滞在期間があと3ヶ月ほどになってきました。 英語での学会発表@イタリアの準備をしながら日々の生活を送っておりますが、そういえばリヨンでも結構有名なブラッスリーに行ったことを書いてなかったなと思い、ちょっとメモしてみます。 リヨン最古のブラッスリー Brasserie Georgesは創業1836年、ターミナル駅の一つであるPerrache駅の真横にあり、広大なスペースを持ち、予約なしでも入れる(食

          Brasserie Georgesのこと

          「滞在者」から見たフランス年金改革デモの一断面

          昨今、日本で報じられつつあるフランス年金改革デモについて、パリ以外の都市に住みつつ多少影響を受けている観点からメモしておこうと思います。 「革命」的な状況 フランス年金改革については、財政難などの理由から年金受給年齢を62歳から64歳に引き上げるというのが大きな内容で、もともと反対運動が起きていましたが、 という記事の通り、議会で多数決で通すことができないと分かった(総選挙の際に少数与党になってしまっていたため)時点で憲法49条3項を適用し、強行採択となりました。 こ

          「滞在者」から見たフランス年金改革デモの一断面

          シャモニースキー旅行(2023/02/05〜02/08)

          久々のnote記載 子どもたちの新学期が始まった後、日々の生活に流されてnoteを書いてませんでした。そして気づけば年が明け、いつの間にか在仏生活も残り半年となって参りました。久しぶりの記載としてシャモニー旅行の話を書きたいと思います。ここからは結構旅行などもするつもりなので、また時折書いていければ。 スキーバカンス フランスの学校には大きく分けて5つの長期休みがあり、休みによっては地域ごとにずらして2週間の休暇に入ります。 Zone Aに属する当地は今週から2週間の

          シャモニースキー旅行(2023/02/05〜02/08)

          長女の新学期時間割狂想曲——フランスの中学校教育のひとつの側面

          このところの1ヶ月、フランスの中学校における受講授業の決定に関するあれこれに忙殺され、その過程で学ぶところがありましたので小文をしたためてまとめておきます。 子どもたちのRentrée 9月に新学年を迎え、我が家の子どもたちもそれぞれ、collège(中学校)の4年生(quatrième、4年間のうちの3年目で日本の中1〜中2)とécole maternelle(幼稚園)の最上級生(grande section)に進級しました。 次女は、英語がメインである幼稚園に通って

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          ヨーロッパ夏休み旅行記(7日目、ブリュッセル→リヨン)

          今回の旅程0〜1日目 LYS付近に前泊、翌朝の飛行機でLYS→FRA→MUC 2日目 ミュンヘン観光 3日目 MUC→AMS 4日目 アムステルダム⇔ハーグ 5日目 アムステルダム⇔ライデン、Thalysでブリュッセルへ 6日目 ブリュッセル観光 7日目 TGVでブリュッセル→リヨン 7日目雨模様の最終日 ,最終日は夕方のTGVをとっていたためまだ時間があり、とはいえブリュッセルを離れるのも難しい日程だったため、チェックアウト時間ぎりぎりまでホテルで過ごし、フ

          ヨーロッパ夏休み旅行記(7日目、ブリュッセル→リヨン)

          ヨーロッパ夏休み旅行記(6日目、ブリュッセル)

          今回の旅程0〜1日目 LYS付近に前泊、翌朝の飛行機でLYS→FRA→MUC 2日目 ミュンヘン観光 3日目 MUC→AMS 4日目 アムステルダム⇔ハーグ 5日目 アムステルダム⇔ライデン、Thalysでブリュッセルへ 6日目 ブリュッセル観光 7日目 TGVでブリュッセル→リヨン 6日目ベルギーでワッフルを食べる そろそろ家族全員に疲れが見える中、この日の朝食はホテル近くの観光客を意識したワッフル屋さんでワッフルを食べるところから始まりました。我が家の食パ

          ヨーロッパ夏休み旅行記(6日目、ブリュッセル)

          ヨーロッパ夏休み旅行記(5日目、アムステルダム⇄ライデン、アムステルダム→ブリュッセル)

          今回の旅程0〜1日目 LYS付近に前泊、翌朝の飛行機でLYS→FRA→MUC 2日目 ミュンヘン観光 3日目 MUC→AMS 4日目 アムステルダム⇔ハーグ 5日目 アムステルダム⇔ライデン、Thalysでブリュッセルへ 6日目 ブリュッセル観光 7日目 TGVでブリュッセル→リヨン 5日目電車が遅延したら一巻の終わり 翌日、8時台にホテルをチェックアウトしてAmsterdam Amstelから移動、ライデンに向かいました。 13時過ぎのブリュッセル行きの列

          ヨーロッパ夏休み旅行記(5日目、アムステルダム⇄ライデン、アムステルダム→ブリュッセル)

          ヨーロッパ夏休み旅行記(4日目、アムステルダム⇄ハーグ)

          今回の旅程0〜1日目 LYS付近に前泊、翌朝の飛行機でLYS→FRA→MUC 2日目 ミュンヘン観光 3日目 MUC→AMS 4日目 アムステルダム⇔ハーグ 5日目 アムステルダム⇔ライデン、Thalysでブリュッセルへ 6日目 ブリュッセル観光 7日目 TGVでブリュッセル→リヨン 4日目アンネ・フランク・ハウス アムステルダムに行こうと思ったときから、アンネ・フランク・ハウスには必ず行こうと考え、予定に組み込みました。公式サイトから予約が必要なのでご留意く

          ヨーロッパ夏休み旅行記(4日目、アムステルダム⇄ハーグ)

          ヨーロッパ夏休み旅行記(3日目、ミュンヘン→アムステルダム)

          今回の旅程0〜1日目 LYS付近に前泊、翌朝の飛行機でLYS→FRA→MUC 2日目 ミュンヘン観光 3日目 MUC→AMS 4日目 アムステルダム⇔ハーグ 5日目 アムステルダム⇔ライデン、Thalysでブリュッセルへ 6日目 ブリュッセル観光 7日目 TGVでブリュッセル→リヨン さらばミュンヘン 既に普段より食べ過ぎていてお腹が減りにくくなりつつあったので、残っていたパンなどを適当に朝食にして、早々にホテルを出てミュンヘン中央駅に向かい、Sバーンで空港を

          ヨーロッパ夏休み旅行記(3日目、ミュンヘン→アムステルダム)