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ティーチングとコーチングをピアノから考える

大人になって弾くピアノは自分で弾けるようになりたいという動機からスタートしているのでやらされている感は皆無です。
ちょっと難しい部分があってもなんとか分解して練習して、少しずつ少しずつ指を動かせるように、音を覚えて弾いていきます。
子どもの頃の練習曲はクラシックだったので、自分の好きな曲を練習できる今は最高に楽しいです。

今憧れているのはこちら。

できなかった小節が弾けるようになった時の達成感たるや!
まだまだ先は長いですが、やわらかく、優しい音で弾けるようになりたい。

譜読みはどこに躓いているのかがすぐにわかるのでここをクリアすればゴールに辿り着けると頑張ることができます。
しかし、譜読みができて一応弾けるようになっても綺麗な音を鳴らせるかは別問題です。
自分ではどこがダメなのか気づくこともできなかったりするので先生からの指摘と専門的なアドバイスは本当にありがたいです。

これからの指導は「ティーチング」ではなく「コーチング」と言われることが増えてきました。
私もソフトテニスを指導する際には子どもたち自身に色々と考えてもらって、主体的に行動変容していくことを目指したいと思っているのですが、なかなかその域に行けません。どうしても教えてしまっています。
しかしピアノを弾いてみて、気づくことってこんなに難しいことなんだなということを味わっています。
教えてもらうことも技術、スキルを身につける上で悪いことではないんだなということを考えるきっかけになっています。
先生は私の苦手に対して次はハノンをやりましょうと提案してくれます。
個別最適化なアドバイスは今後AIが担ってくるのかも知れませんが先生の指導の経験をもとに話をしてくれるコミュニケーションの時間はとても楽しいです。

ティーチングとコーチングをうまく使い分けること。
考える楽しさ。
できるようになる楽しさ。
いいバランスを見つけられますように。



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