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感情とうまく付き合う


もっと「脳にいいこと」だけをやりなさい!確実に自分を変えていく方法
マーシー・シャイモフ 著/茂木健一郎 訳

を読みました。
2011年なのでちょっと古めの本ではありますが。

書かれていることのほんの一部分ではございますが、
私が印象に残ったことを書きたいと思います


ここでは不安やストレスをうまく処理する方法は、

「いま感じている感情をそのまま感じることができれば、自然となくなっていく」
ということなのです!

よくストレス感じて多くの人がやることとして、

何が起こったのか誰のせいなのかなど、
ずっと起こったことについて考え続けること。

これが感情を感じる方法と勘違いすることが多いが違い
これは自分の感情を置き去りにしているだけといいます
今後の対処法を考えるということとしては良いと思うのですが、
自分の不安やストレスをなくすという意味ではやるべきではないのでしょう


あと、
怒鳴り散らしたり、外に向けて発散する。
それでも心臓疾患などのリスクが上がったり、免疫システムの機能が低下すると言います


ここで人間の脳のお話になりますが、

ストレスを感じると脳の中で葛藤が起きるそうです

原始的な脳の部分である「脳幹」が感情を『感じるな!』と命令
辺縁系(大まかに言うと、食欲などの本能、睡眠、記憶、喜怒哀楽などを感じる部分)は感情を『感じろ!』と命令するのです
 
ストレスや不安は生命にかかわるものではないのに、脳幹はそれらを区別できず危険なものとして同じように認識してしまうそうなのです


だから無理やり感情を取り除こうとしたり、押さえつけたり、逃げたりするのでなく
感じている感情と向き合うことが大事。

感情を抑えるといつか爆発してしまいますよね
怒鳴り散らしたりすることもよくないのは先ほどお伝えさせていただきました


自分の中で感情を感じきることで、脳も感情を感じることを達成できたと認識し、
感情が消えてゆくということなのかな。と私は思いました

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