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列車内に居ることを忘れそうな「水戸岡鋭治」デザインの車両たち

ご覧いただきまして、ありがとうございます!
タイトルの詳細は、記事の後半にて記載しています。

【問45】秋田駅を発着する列車として、間違っているものはどれか?

1. いなほ
2. こまち
3. つがる
4. とれいゆつばさ

8月3日は、秋田竿燈祭りの初日です。
これを記念して、会場に近い秋田駅に関する問題にしてみました。

例年は8月3日から6日の間で開催されますが、残念ながら今年は新型コロナウイルスの影響により中止となっています。

秋田駅には、色々な列車でアクセスすることができます。
遠回りをして秋田駅に行く方をイメージして、この問題を作成しました。

明日8/4(火)の11:45頃までは、Twitterにて実際にご解答いただけます。
現在解答できる鉄道検定のツイートは、固定ツイートに設定しています。
https://twitter.com/cosine_travel

問45の解答・解説は、46問目を出題する記事にて行います。

「勝手に鉄道検定」の企画に関する説明、やり始めた動機などについては、こちらの記事をご覧ください。


以下、問44の解答・解説です。

正解は、「4. みなと」です。


みなとは、長崎電気軌道で活躍する電車です。
青くメタリックな車体が特徴的です。

以下、それぞれの選択肢について説明します。


・ながら

美濃太田駅~北濃駅付近の地図

ながらは、長良川鉄道越美南線を走る観光列車です。
長良川鉄道越美南線は、郡上八幡エリアや刃物で有名な関市などを経由して美濃太田駅北濃駅を結ぶ路線です。
美濃太田駅では、JR高山本線、JR太多線と接続をします。

乗車する際は、要予約となっております。
予約方法等は、お手数ですが上記のリンクをご確認ください。

長良川鉄道の沿線には、「モネの池」と呼ばれる綺麗な池があります。
根道神社の境内にある名もなき池ですが、水草や魚が綺麗です。
気になる方は、是非「モネの池 岐阜」などで調べてみてください!


・うめ星電車

和歌山駅~貴志(きし)駅付近の地図

うめ星電車は、和歌山電鐵貴志川線を走る車両です。
貴志川線は、和歌山駅貴志駅を結ぶ路線です。

貴志川線では、うめ星電車以外の車両も活躍します。
全て、水戸岡デザインの車両です。

いちご電車
おもちゃ電車
たま電車
うめ星電車

これらの電車は予約不要で、乗車券のみでご利用できます。

うめ星電車の写真は、こちらの投稿にて掲載しています。

終点である貴志駅の駅舎も、水戸岡鋭治氏のデザインです。
遠くから駅舎を見ると、猫の顔の形になっています。


・あおまつ

天橋立付近の地図

あおまつは、京都丹後鉄道(丹鉄)を走る車両です。
丹鉄では、以下の3路線を運行しています。

・宮福線(福知山駅~宮津駅)
・宮豊線(宮津駅~豊岡駅)
・宮舞線(宮津駅~西舞鶴駅)

あおまつの他に、あかまつくろまつも走ります。
下記のページで、別タブにてあかまつ、くろまつの説明もあります。

あおまつ予約不要ですが、あかまつくろまつ要予約です。
あかまつ、くろまつをご利用になりたい方は、ご注意ください。

丹鉄では、主に特急に使用される車両「丹後の海」も走ります。
「丹後の海」も、水戸岡デザインの車両です。

丹鉄は、天橋立の観光などに便利です。
京都駅発着で丹鉄直通の特急はしだてなどで、旅をお楽しみください。
一部の特急はしだては、「丹後の海」で運行されます。

どの特急はしだてが「丹後の海」なのかを知りたい方は、こちらをページをご覧ください。
丹後の海 - 京都丹後鉄道(丹鉄/たんてつ)

天橋立を歩いた様子などは、こちらのブログ記事でも紹介しています。


・みなと

旧グラバー住宅、大浦天主堂(大浦天主堂停留所)付近の地図

みなとは、長崎電気軌道を走る車両です。
青くメタリックな車体が特徴的です。

水戸岡鋭治デザイン 310号「みなと」

みなとは予約不要で、乗車券のみでご利用できます。

長崎電気軌道を利用すると、以下のスポットを巡ることができます。

眼鏡橋(めがね橋停留所)
長崎新地中華街(新地中華街停留所)
出島(出島停留所)
長崎原爆資料館(原爆資料館停留所)
旧グラバー住宅(大浦天主堂停留所)
大浦天主堂(大浦天主堂停留所)

特に、☆を付けた2つのスポットは世界遺産の構成資産です。

明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業」(2015年登録)
明治時代の急速な近代化を証明する重要な資産として、全国8件11市に点在する23件の資産が世界遺産に登録されています。
旧グラバー住宅(長崎県)、軍艦島(長崎県)、松下村塾(山口県)、韮山反射炉(静岡県)などが構成資産の例です。

長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」(2018年登録)
禁教令が敷かれていた時代に密かにキリスト教を信仰した独自の宗教的伝統の存在を証明する、12件の資産によって構成されます。
中でも大浦天主堂は、潜伏キリシタンがフランスから来た宣教師プチジャンにキリスト教信仰を告白する「信徒発見」の舞台として知られています。
禁教令が敷かれる中でも信徒が居たことは奇跡として、ローマ教皇にもこの事が伝えられました。


ここまで紹介した車両以外にも、水戸岡鋭治氏がデザインを担当した車両は日本各地で走ります。

例えば、東京都心からも1時間ほどでアクセスできる大月駅には、富士急行で活躍する富士山ビュー特急が走ります。
小田急電鉄・JR東海によって運行されていた特急ロマンスカー「あさぎり」として活躍した車両がリニューアルされて、富士急行では現役です。

木の温もりが感じられ、綺麗な柄の座席や暖簾額縁に飾られた絵画などが水戸岡デザインの特徴でもあります。
JR九州の特急「あそぼーい!」では、ファミリー車両の座席で小さなお子さんも快適に乗車できるような工夫がなされています。
水戸岡デザインは、芸術性だけでなく機能性にも優れていると感じます。

箱根の芦ノ湖で航行されている箱根海賊船「クイーン芦ノ湖」も水戸岡鋭治氏によるデザインです。
女王様が座るような豪華な椅子が設けられた特別船室もあります。


水戸岡鋭治氏は、車両や船だけでなくレストランのデザインもします。

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こちらは、静岡県下田市にある「THE ROYAL HOUSE」です。
伊豆急下田駅の近くにある新下田駅からロープウェイでアクセスします。
ロープウェイの寝姿山駅直結のレストランです。

伊豆急行線を走るTHE ROYAL EXPRESSも水戸岡デザインの車両です。
ちなみに、北海道クルーズを行うため、THE ROYAL EXPRESSは2020年8月3日現在は伊豆急行線ではなく北海道に居ます。


旅行先で鉄道に乗るときは、「鉄道会社名 水戸岡鋭治」などで検索すれば、水戸岡デザインの車両が見つかるかもしれません。
是非、水戸岡鋭治氏のデザインと共に日本各地の旅行をお楽しみください


最後までご覧いただきまして、ありがとうございました!
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