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日本語シュタイナー幼児教育の一例①


【一日の流れ】(一例)
10:00 登園、自由遊び(室内遊び)/その日の手仕事(クラフト)/お昼ご飯作り(パン、お寿司、スープ等)
11:15 サークルタイム等
11:45 お昼ご飯
12:15 お話、人形劇
12:30 お外へ(外遊び)
13:00 お迎え

まず、登園後は自由遊びからクラスは始まります。
全員揃ったら扉を閉めて、みんなでお昼ご飯の準備とおやつのリンゴを切ります。
教師は担任と副担任の2名で担任はハミングで歌を歌いながら作業をします。
(サークルタイムでもピアノなどの楽器は使わず生歌のみ) 
クラフトでは縫い物や自然素材を使った工作などを一緒に行います。

お昼ご飯を子ども達と一緒に作る理由は、最終的に私たちの手元にやって来る品物には必ず原材料があり、選ばれた材料が組み合わされて、人の手によって作られるという過程を大切にしており、家庭で食べる物には、材料を買って来て作るという過程があり、それを学ぶためです。

おにぎりのお米を研いで炊く準備、パンを捏ねて寝かせるところまで出来たらサークルタイムが始まります。
先生が一日の始まりの歌を歌い出すと、遊んでいた子ども達も自然と集まってきて、「はないちもんめ」や「ずいずいずっころばし」「なべなべそこぬけ」「あんたがたどこさ」「アルプスいちまんじゃく」など、手遊びをしながら歌いますが、
歌は「童歌」を中心とした、日本のうたを歌っています。

シュタイナーの幼稚園で使用する曲はペンタトニック(5音)の音階のものばかりです。
ハ長調の曲は明るい雰囲気ですが、曲の終わりに「完結する」イメージがある曲は幼児向けではない、という事で、小学校までの間はペンタトニックの曲を聴かせます。
ペンタトニックの曲は終わらない雰囲気の曲が多いですが、それはまだずっと続いていることを示しており、幼児には「安心」を与える意味があります。

日本の「童歌」、伝統音楽は基本5音階で構成されています。
半音のない5音階の歌はまだ未発達の子どもには歌いやすく、耳に心地よく響くのです。
そのため、ピアノという複雑な楽器は使用しないのです。

#幼児教育 #シュタイナー #日本のうた
#童歌

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