女子旅2023夏1 - 隠れた絶景の島、フランス・レ島
(2024年春(~7/5)のバス時刻表はこちら)
知られざる島、フランス・レ島に行きました。
2023年の夏、フランスのレ島、アルカション・ボルドー、そしてフィンランドを旅しました。その旅日記の第1回です。
レ島はフランス語の発音通り「イルドレ」(Île de Ré)とも呼ばれます。島と言っても橋で繋がっているので、アクセスは簡単です。
ジョニデも愛する定番リゾートと聞いたのですが、私の周囲の人は誰も知らないしガイドブックにも載っていないのです。なので思い切って行ってみました。
結論からいうと、超おすすめです!!!
とにかく絶景なんです。「お金持ちのリゾート」なんて感じは全然なく、ごくごく普通のファミリーが自転車で仲良く島めぐりを楽しんでいましたよ。後席に赤ちゃんを乗せてるお父さん、ワンちゃんを乗せてるお姉さんも。東洋系の人は全然見かけませんでした。
そして、他にも負けない牡蠣の名産地!あちこちに養殖場があって、安く食べられますよ。またレ島は晴天率がフランスでも指折りなんだそう!☀️
1. パリからレ島への行き方
2023年7月7日。旅の始まりはパリ・モンパルナス駅!
ここからレ島の玄関口のラ・ロシェル La Rochelleまで、TGVで約3時間ほどです。
列車、ちゃんと定刻通りに出発しました。TGV INOUIの車内WiFiは、無料なのに結構速いですよ!
ラ・ロシェル到着。この駅にはEuropcarとAVISのカーレンタルオフィスがあります。今回私はEuropcarを使いました。
レ島行きのバスは、駅ホームから直接エレベーターで上れる陸橋を渡って反対側にある、最近できたばかりのバスターミナル「Gare Routière」から出発します。チケットは行きも帰りも運転手さんから直接買います。均一料金で片道2.3ユーロ、往復4.1ユーロ。往復チケットは日帰りのみ。(2023年9月)
レ島の中心地サン・マルタンでは、時間帯によってはバスは町のバスターミナルLa Portではなく郊外のCognacq-Jayに止まります。そこからは冒頭に書いた無料巡回バスで町まで行くことになります。(少しがんばれば歩ける距離です)
2. サイクリング Day 1
橋の通行料金16ユーロを払って今日の宿泊地サン・マルタン・ド・レ Saint-Martin-De-Rêに着きました。静かでおしゃれな港町。気温22℃。爽快です!
車とバッグを宿において、早速レンタサイクルを借りました。私が利用したレンタサイクルショップ「YooToo」の料金表はこちらです。
レンタサイクルで海沿いを西に向かって走っています。こんな風景が何キロも続きます。
3. 牡蠣小屋 その1
サン・マルタンから5キロぐらい走ったところにある牡蠣小屋「La Cabane de l'Huître du Saunier」(Googleマップ)に入りました。地元の牡蠣と白ワインで最高の一休み!!牡蠣とワインで12.5ユーロ。
レ島は「塩」で有名。あちこちに塩田や塩の無人販売所があります。
宿にもあったけど、レ島の塩はミネラルの複雑な旨みが凄いです!日本ではすごく高価なので、お土産にぜひ!
夕刻になったのでサン・マルタンに戻りました。宿の近くの公園ではおもちゃのSLが走っています。
スーパー「Vival」で食材を買って、宿で夕食を作りました。キャロットのサラダとステーキ、スティック状のパイ(名前忘れた….)
ステーキは、レ島の塩だけで十分美味しかったですよ!
4. 素敵なパン屋さん!
7月8日。宿のマダムに「隣町においしいパン屋があるわよ👍」ときいてレンタサイクルを走らせます。朝日を浴びる逆光のヒマワリがきれい!
サン・マルタンの隣町、ラ・フロットに着きました。早速パン屋さん「フュイイェット Boulangerie Feuillette」(Googleマップ)へ。
見て!このおいしそうなパンたち。パンというよりスイーツ!地元でも大人気で、着いたときは行列ができていました。
「Plus qu'une boulangerie !」(パン屋以上!)に納得!フランス国内に60店舗ほどあるようです。
近くのカフェでエスプレッソをテイクアウトして、ラ・フロットの港であま~い朝食。
その足でラ・フロットのマルシェへ。朝早いからか、思ったほどの賑わいではありませんでした。
5. サイクリング Day 2
ラ・フロットを離れてサン・マルタンを通り過ぎてひたすら西へ。途中、ブドウ畑がありました。そういえばレ島ではワインを作っていると聞いたことがある。どこかで探してみよう。
西へ向かうにつれて、だんだんと海が多く陸地が少なくなっていきます。
そしてついにサイクリングロードの両側が海に!
塩田には「採れたて」の塩の山。
アルス・アン・レの街にやってきました。
塩田のお兄さんらしき人(?)が出迎えています。
6. マルシェ!
こんな地の果てにも素敵なマルシェ(Googleマップ)がありました!4月から9月までは毎日開いているみたい。営業日はここでチェックできますよ。
7. レ島のお酒
さっきぶどう畑があったけど、マルシェでついにレ島のワインを発見!でも後から調べたら、ワインは向こう側に小さく見えているボトルだけで、前の方に見えてるのは聞き慣れないお酒でした。
コニャック:特定の地域で作られたブランデー(ここまでは知ってる) レ島はシャラントマリティム県なので、コニャックを名乗れます。レ島のコニャックには独特の香りがあるそうです。
ピノー・デ・シャラント:発酵前の果汁にオー・ド・ヴィー(熟成前のコニャック)を混ぜて熟成させた甘いリキュール。酒精強化ワイン。レ島のものはアルコール17%。これ興味ある!
パスティス:香草や薬草を浸して作られた、アルコール40%以上の強いリキュール。レ島のものは47種類の香草・薬草が使われていてアルコール45%。
ハーフボトルはないとのこと。フルボトルは多過ぎなので買うのは断念。
フランスのマルシェらしく、アートのお店もありました。
8. 牡蠣小屋 その2
マルシェの近くの牡蠣小屋「Huître DoRê」(Googleマップ)でランチにしました。生牡蠣以外にも、自家製のマグロのパテもよかったですよ!牡蠣、パテ、ドリンクで24.5ユーロ。ちょっと高い…
合間にオーナーさんが場内を案内してくれました。
さらにレンタサイクルを走らせます。レ島が好きな人は、きっとこの絶景に魅了されるんでしょうね。
9. 牡蠣パーティー!
実は私は無類の牡蠣好きで、旅にはいつもマイ牡蠣ナイフを持っていきます。
サン・マルタンの近くのこの牡蠣小屋、お店でNo.3(中くらいの大きさ)の牡蠣を食べると6個で9ユーロ(写真左)。でも同じ牡蠣を買うだけだと12個で7ユーロ(写真右)!!
というわけで、12個買って海の見えるベンチでひとり牡蠣パーティをやりました。お店の人が1個おまけしてくれて、計13個を自分でぱかぱか開けて食べちゃいました。レモンも切ったけど、なくても十分おいしかったです。満足~!!
サン・マルタンに帰ってレンタサイクルを返して、一休みして夕食へ。宿のすぐ近くの「Ben-Hur Char à Huîtres」。さすがに牡蠣はもう十分なので、ロゼワインにサーモンマリネとムール貝のグリルを合わせて、まだ明るい夜を楽しみました。サラダも入れて32ユーロでした。(後から見られていたことに気がつきました💦)
7月9日。レ島を後にして一路アルカションを目指します。
「フランス・アルカション/ボルドー」に続きます!
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