見出し画像

長月

今日から9月。
9月は旧暦で「長月」といいますが
その由来は「夜長月」の略とする説があります。

今の新暦に合わせれば、
10月上旬から11月上旬くらいだから、
秋らしくなってきた頃に当たります。
この頃は、日は短くなり、月が高くなります。
月を見る時間が長くなるのです。
だから、夜に月を長く見ることができると
いうわけです。

地球から見れば、太陽と月は逆の動きをします。
夏は太陽は高く、日照時間も長い。
逆に月は低く、月見の時間は短い。
冬になれば逆になり、太陽は低く月は高くなる。
だから、月見は冬の方がいいのです。

中秋の名月が秋なのは、冬は月は綺麗だけど、
鑑賞するには寒すぎるからで、秋の一番いい
季節になったわけです。
じゃあ、春ならいいのでは?と思われる方も
いると思いますが、秋は春や夏と違い空気が
乾燥しており、月が鮮やかに見えるので、
月見には分があるのです。

ちなみに今年の中秋の名月は9月21日。
8年ぶりの満月になります。
次の満月が中秋の名月にあたります。

秋は収穫の季節。
猛暑に閉口している人間をよそに、
作物はたくましく成長して実をつけています。
閉口する理由はいろいろあるけれど、
ぼくらも学ばなければなりませんね。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?