キラキラした目で私を目指してハイハイ。

鼻水とヨダレを垂らしながら、力いっぱい私の服をつかみ、掴まり立ち。

満面の笑みで私の顔を見つめる。

グイグイ顔をこすりつけ、私にガブっとかぶりつく。

彼は全力だ。

いつでも全力で僕はここにいるよ。と、精一杯笑って、時には泣いて、私を求める。

子どもを産むまで、赤ちゃんがここまで力強いことを知らなかった。

赤ちゃんは小さいけど、最強だ。

2人目を育てても、その子それぞれの強さを感じる。

この子達が自然に私の元を離れるまでは、私は倒れる訳にゃいかない。

育てているようであり、自分も子どもに育てられてる。

諦めずに自分の興味にまっしぐらな姿を見て、今の私はここまでの情熱を持って生きているだろうか？と自問自答する。

そして、今までの人生で、ここまで全力で人に必要とされたことはあっただろうか？

だから、子育てって大変。

だから、子育てって最高。

「辛さ」と「幸せ」が同居することを初めて知った。

そして、最終的に大変さはすっかり忘れて、可愛かった想い出だけが残る。

本当に毎日生きててくれてありがとう。