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珈琲から色々と

イタリアで、朝からエスプレッソを注文して渋い顔をしたフラ夫。わたしはカフェラテで安定の目覚めを迎えることが出来ました。が、イタリア人は実際のところ朝一何飲んでるんだろう?あの一気に目が覚めるようなものを毎朝飲んでいるんだろうか?クロワッサンにかなり甘いものが挟まれてる場合が多いから、あのくらいのコーヒーがちょうどバランスがいいのかしら?ミルク入りコーヒーが嫌いな人はどうするんだろう?次の日から朝は軌道修正して、屈辱的ながらアメリカンを注文したフラ夫。

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そういえば、我が家のコーヒーマシーンの【Delonghi】サイズメニューにcafe court というのがあったけど使ったことなかったな〜w。

昔、フラ語教室にいたイタリア人が、フランスのコーヒーはマズイと言っていたのを思い出したけど。慣れた味が一番なのかな〜と。慣れてない私には、イタリアのコーヒーはハードル高い。

イタリアバカンスから帰ってきて日常に戻ると、春先に格安サイトで大量購入したillyがお待ちかね。私たちにとってのそれこそ慣れた味だけど。。。やっぱり飽きた!まずくないけど、心踊るような気分にしてくれない。ちょうどそんな気分の時にチョコを買いに行った先で売っていたコーヒー豆。

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そこのチョコレート屋さんは、扱いがアラビカ・ロブスタかの二択のみ。無難にアラビカの方をチョコと一緒に買ってみました。このお店以外もそうなんだけど地元のチョコレート屋さんは珈琲豆を置いているところが多い。珈琲豆屋さんだと、気負ってプロと対決的な気分になってしまうのだけれど。どこもチョコレート屋さんはざっくり。私としては、お試し気分でチョコのお供として時々チョコレート屋さんで買ってみたりする。詳しい説明も無いし、いつ焙煎したかも分からないところが多いが。とりあえず、コーヒーのおまけで買ったから!と。自分に言い訳ができるから失敗を恐れずに購入できる。美味しければラッキーな感覚だ。

いろいろな方のnote 読みながら、豆の特徴 風味なんかフムフムと読み知識は増えたけど。珈琲豆屋さんにまだ敷居の高さを感じてしまう+懐具合を考えると、挑戦して失敗をしたくない。なので、知った味を堂々巡り。そして、少しでもコスパがいいものにつられていく。微々たるものだけど、在宅勤務が週数日常態化したフラ夫がいることを考えるとね。。。

そんなある日、はっ!とさせられる記事を見た。

以前アロマでコーヒーを読み解くコンセプトの珈琲豆屋さんで、珈琲豆の適正価格 実際の労働者に支払われる適正賃金の問題などに取り組んでます!とうたわれていて。『なるほど〜。そういうこと大事よね!!』って、ふたりで意識高い風を装いながらコーヒーを味わっていたけど。日々の生活が流れる中でその部分をすっかり忘れ、ちょっとお高いだの言い出すようになってました。

この記事を基に、最近の諸々(コロナにおける1回目の外出規制下。フランスでは季節労働者が国外から仕事にこれないので作物の収穫が大変だ!と、ニュースになったり、マスクなどの衛生品が国内生産がなく輸入に頼っていたなど)を含め色々考え直すきっかけができました。美味しいものを味わう、安全なものを食すには、何かの犠牲が伴ってはいけない。また、安いが売りにはそこに何かがあるということ。企業努力も限界がある。わたしが支払っているものは、ブランドマークに払っているのか?質に たいして正当だと思って払っているのか?この企業は正当に労働力に対価を払ってこの金額なのか?そこまで色々考えさせられた。

そうは言っても実際の生活もあるのでね〜…。自分の生活でできることといえば、やすさを求めるだけの輸入品からではなく地場産業のものをまずは選ぶことでしょうか。野菜は近所のマルシェでなるべく地元の農家の人から買うようにしていることと、日常品はなるべくフランス国内製と書かれた物を無理ない程度であえて選ぶようにして身近な生産者さんの応援。まずは、自分のまわりから。出来る範囲で。

ストックの珈琲豆もそろそろなくなってきたので、ちょっと意識してこれからは探してみよう。


アロマでコーヒーを読み解く珈琲屋さん



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