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29歳って30歳よりなんか恥ずかしい


大学を卒業して8年。

大学の友人とは卒業してから、月に1度の女子会がほとんど欠かすことなく開催されている。
もちろん自分が参加できないときもあるし、全員で9人のグループだけれど人数はそのときによってまちまちだ。

コロナ禍になってからは、住む県もバラバラなので、オンライン開催が当たり前になってきた。

全員同学年なので、今年度で30歳になる。(なった。)

この間のオンライン女子会で全員の共感を得たのが
「29歳ってなんかちょっと恥ずかしい」という感覚。

年齢を聞かれたら、誕生日がまだでも「29歳」と答えるより「今年30歳」と答えていたと、全員一致。

なんとなく自分だけだと思っていたけど、わりと共通感覚だったことに驚いた。


一般的にはやっぱり30歳にはなりたくないものなのだと。

そんな風に思っていた。

でも私は昔から、自分の年齢+5~10歳くらいの女性に憧れていた。
大学生の頃には20代後半の人が素敵に見えたし、社会人になると30歳くらいの人にとても憧れた。
今も38歳くらいの女性がとても素敵に見える。
生き生きとした年上女性が回りにいる環境だったからかもしれない。

そのせいか私にとっては、歳をとることは昔からそれほどネガティブなものではなかった。
もちろん年齢を重ねることによって衰える部分とか失った感覚もあったけれど、私は割とそんな変化を楽しめる方だった。

だけどやっぱり世間的には年を取る=ネガティブなものなんだと思っていた。

特に女性は(男性もなのかもしれないけど)、30歳を節目にして結婚や出産に関することを意識する人が多いイメージ。

30歳までには結婚したい。
30歳までには出産したい。
30歳までには2人目欲しい。

など、内容はいろいろだけど30歳をポイントとして、話す友人は多かった。

こんな話を聞くからこそ、30歳を目前にした29歳というのは「何かに焦ってるんじゃないか」と見られている気がしてとても嫌だった。

私には結婚願望も出産願望もなかったから、上記のような30歳での願望はなかった。(夢とか仕事上の目標とかはあるけれど、結婚や出産と違って年齢に左右されにくいから、30歳を節目に意識することがなかった。)
だけど、たまたま29歳で結婚してしまった。
実は、私これ、とっても恥ずかしくて嫌だったんです。
人に結婚報告するのがとってもとっても嫌だった・・・。
「あーこの人焦って彼氏に結婚させたんだ」なんて思われてそうで。
自意識過剰なんだろうけどね!

でもそれは、私だけでなく友人もみんな同じ感覚だったようだ。

女性の賞味期限のように30歳を扱ってきた結果、29歳の方が恥ずかしいという感覚になってきたのは、また一つ時代が進んだように思えた。

母の時代は25歳で結婚していないと行き遅れのように言われていたみたいだから、きっとひと昔前は25歳が節目だったんだろう。
その後、24歳の女性は今の29歳のような感覚になったんだろうか?

それでも今まで生きてきて思うのは、いくつであっても、人生を楽しんでいる女性は素敵だし憧れる。
そんな女性がもっともっと増えると、いつかはこんな年齢の節目はなくなるのかもしれない。

自分が22歳のときに憧れていた30歳には、なれていないなぁと反省。


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