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東海クロスメディア株式会社 代表取締役 三輪知生の新聞、機関誌などへの寄稿文のアーカイブです。
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検証 岐阜県の産業史 - 生産性新聞

検証 岐阜県の産業史 - 生産性新聞

地域発!現場検証シリーズ[100年企業]
検証 岐阜県の産業史
東海クロスメディア 代表取締役 三輪知生
生産性新聞2022年4月25日掲載

1.岐阜県の地理的条件-内陸県の情景・景観

岐阜県は内陸県であるが、飛騨エリアで北へ流れる宮川、美濃エリアで南へ流れる木曽川、長良川、揖斐川(木曽三川)と、水量豊かな川の水資源に恵まれている。川の流れは馬車や自動車用の道路、鉄道用の線路が整備されるまで物

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【特別寄稿】 岐阜発 地方創生の将来へ [ 1 ]-中部経済新聞

【特別寄稿】 岐阜発 地方創生の将来へ [ 1 ]-中部経済新聞

【特別寄稿】 岐阜発 地方創生の将来へ [ 1 ]
中部経済新聞 20.03.02 掲載

日本生産性本部 地方創生カレッジ総括プロデューサー
三輪知生

本年度は、2015年度から5カ年の国の「まち・ひと・しごと創生総合戦略」(第1期)が最終年を迎える。

少子高齢化、人口減少、東京圏への人口の過度の集中といった課題に対応して、将来にわたって活力ある日本社会を維持することを目的として掲げた「まち

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【特別寄稿】 岐阜発 地方創生の将来へ [ 2 ]-中部経済新聞

【特別寄稿】 岐阜発 地方創生の将来へ [ 2 ]-中部経済新聞

【特別寄稿】 岐阜発 地方創生の将来へ [ 2 ]
中部経済新聞 20.03.09 掲載

日本生産性本部 地方創生カレッジ総括プロデューサー
三輪知生

筆者は日本生産性本部で協力経営コンサルタントとして企業経営コンサルティングに従事したのち、志あって地元にもどり6年間に渡って岐阜県において、産業振興分野で公的支援の役職に就き、地方公共団体や公的支援機関と直接の当事者としてかかわってきた。

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【特別寄稿】 岐阜発 地方創生の将来へ [ 3 ]-中部経済新聞

【特別寄稿】 岐阜発 地方創生の将来へ [ 3 ]-中部経済新聞

【特別寄稿】 岐阜発 地方創生の将来へ [ 3 ]中部経済新聞 20.03.23 掲載

日本生産性本部 地方創生カレッジ総括プロデューサー
三輪知生

地方創生カレッジは、地方創生の本格的な事業展開に必要な人材を育成・確保するため、実践的な知識をe-ラーニング講座で提供している。地方公共団体職員や、地域活性化に関与する金融機関、士業などの民間が主たる受講対象者で、必要に応じて官民連携講座などの実

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【特別寄稿】 岐阜発 地方創生の将来へ [ 4 ]-中部経済新聞

【特別寄稿】 岐阜発 地方創生の将来へ [ 4 ]-中部経済新聞

【特別寄稿】 岐阜発 地方創生の将来へ [ 4 ]中部経済新聞 20.03.30 掲載

日本生産性本部 地方創生カレッジ総括プロデューサー
三輪知生

真の地方創生を実現するためには、経済合理性の原則を無視することはできない。

「お役所仕事」という慣用表現があるが、決して肯定的に用いられることなく「形式主義に流れ、不親切で非能率的な役所の仕事振りを非難していう語。」と大辞林にも記述がある。さら

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地方創生カレッジ:地方創生リーダーの人材育成・普及事業 [1/2]

地方創生カレッジ:地方創生リーダーの人材育成・普及事業 [1/2]

日本生産性本部 茗谷倶楽部会報 第77号(2019.12発行)寄稿文 1/2

1.地方創生(内閣府予算事業)とは本年度は、平成27年度から5年を期間とする、国の「まち・ひと・しごと創生総合戦略」の第一期が最終年を迎えます。少子高齢化、人口減少、東京圏への人口の過度の集中といった課題に対応して、将来にわたって活力ある日本社会を維持することを目的として掲げた「まち・ひと・しごと創生法」(平成26年法

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地方創生カレッジ:地方創生リーダーの人材育成・普及事業 [2/2]

地方創生カレッジ:地方創生リーダーの人材育成・普及事業 [2/2]

日本生産性本部 茗谷倶楽部会報 第77号(2019.12発行)寄稿文 2/2

5.制約条件の解消のための方策

天然資源や食料物資の大半を輸入に頼るわが国は、付加価値の高い商品やサービスを開発し、海外市場で販売することで外貨を獲得していかなければ、安定的な経済発展を続けていくことは困難です。完成品メーカーが量産工場の多くを海外に移転し、かつて最大の強みであったモノづくりの現場力が減衰せざるを得な

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地方創生の現場から [ 1 ]-生産性新聞

地方創生の現場から [ 1 ]-生産性新聞

〜岐阜県の事例・経営コンサルタントの視点〜
東海クロスメディア 代表取締役 三輪知生

生産性新聞 2018.10.15 掲載

地方が豊かにならない本当の理由
~妨げとなる三つの壁(知識・意識・組織)~

「結果にコミットする」トレーニングジムやゴルフレッスンが巷で話題となっています。印象的な広告宣伝の効果も確かにありますが、多くの人の心を惹きつけて、入会申し込みに駆り立てる根源的な理由はどこに

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地方創生の現場から [ 2 ]-生産性新聞

地方創生の現場から [ 2 ]-生産性新聞

〜岐阜県の事例・経営コンサルタントの視点〜
東海クロスメディア 代表取締役 三輪知生

2018.11.05 掲載

制約条件=三つの壁の解消が鍵(行政区域間の壁・行政と民間の壁・既存団体との壁)2020年東京オリンピック競技大会を前に、選手とスポーツ団体の関係性が議論されています。また、かつて好業績を誇り、高い評価を得てきた金融機関で不正が発覚して揺れています。人々の耳目を集めている、組織のあり

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地方創生の現場から [ 3 ]-生産性新聞

地方創生の現場から [ 3 ]-生産性新聞

〜岐阜県の事例・経営コンサルタントの視点〜
東海クロスメディア 代表取締役 三輪知生

18.11.25 掲載

新たな事業が軌道に乗らない理由
〜突き当たる三つの壁(現実・資金・市場)〜

高品質な製品を生み出すことで国際競争力を誇り、わが国の強みであったモノづくりの現場力が嫌疑を受ける数々の事象が、昨今メディアを賑わせています。製品の機能的な品質は、メイドインジャパンのブランド力を象徴する、信

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地方創生の現場から [ 4 ]-生産性新聞

地方創生の現場から [ 4 ]-生産性新聞

〜岐阜県の事例・経営コンサルタントの視点〜東海クロスメディア 代表取締役 三輪知生

19.02.05 掲載

地方公共団体事業のモデルケース
〜恵那くらしビジネスサポートセンター〜昨年4月から9月まで放送された朝の連続テレビ小説で、主人公の生まれ故郷として描かれた東美濃市のロケ地であった恵那市、特にふくろう商店街として登場した岩村町商店街は放送後も多くの観光客で賑わっています。地元の商店や観光協

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地方創生の現場から [ 5 ]-生産性新聞

地方創生の現場から [ 5 ]-生産性新聞

〜岐阜県の事例・経営コンサルタントの視点〜東海クロスメディア 代表取締役 三輪知生

2019.02.15 掲載

地方公共団体職員のモデルケース
~ 下呂市観光課での過疎地域の取り組み ~

草津温泉(群馬県)、有馬温泉(兵庫県)とともに室町時代から「日本三名泉」と称される岐阜県の下呂温泉は、平安時代の中頃には発見されていたとされ、1000年以上の歴史を誇る温泉地です。その歴史を紐解くと、自然災

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地方創生の現場から [ 6 ]-生産性新聞

地方創生の現場から [ 6 ]-生産性新聞

〜岐阜県の事例・経営コンサルタントの視点〜東海クロスメディア 代表取締役 三輪知生

2019.02.25 掲載

地域連携DMOのモデルケース
〜長良川DMOによる地域活性化の取り組み〜

鵜飼をはじめとして四季折々に風光明媚な流域の情景が印象的で、歌謡曲のタイトルにも度々登場する岐阜の長良川は、四万十川(高知県)、柿田川(静岡県)とともに日本三大清流と呼ばれています。上流域にダムが一つも存在し

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私のキャリアと事業のコンサルティングレビュー[1/2]

私のキャリアと事業のコンサルティングレビュー[1/2]

日本生産性本部 茗谷倶楽部会報 第76号(2018.12発刊)寄稿文 1/2

1.受講のきっかけ

私は幼少期に香港で育ったことから途上国経済の発展に興味を持ち、大学で開発経済学を専攻。また、仕事でも海外と接点を持ちたいとの想いで米国イリノイ州立大学に交換留学しました。そして、バブルの絶頂期であった1989年に工作機械メーカーのオークマに入社し、貿易部で東南アジア市場を担当したほか、国内営業でト

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