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【ビジネス書出版社社長の四方山話】デジタル赤字とコンテンツ黒字

EOの合同例会でソウルに行き、韓国の経営者といろいろと話をしてきました。その中で、NAVERのCEOが基調講演で、自社のサービスが自国での情報インフラとして、GoogleやMeta、MicrosoftなどGAFAMを相手に奮闘していると話していたことが印象に残りました。

日本の省庁のデータを調べてみると、2023年の日本のデジタル収支は前年から16%増え、5.5兆円の赤字に拡大しています。

GAFAMのサービスはとても便利で、生活に欠かせないものとなっています。それだけに、原油と同様で値上げ圧力には抗うことができず、このままではこの先もデジタル赤字は増え続ける可能性があります。

国を問わず、便利でリーズナブルなものを使えばいいと私は思っていましたが、未来を考えると、国内でのデジタルプラットフォームの開発は必要かもしれません。

一方で、日本はコンテンツの収支は2兆円の黒字です。

内訳は主に漫画やアニメ、ゲームですが、当社もコンテンツメディア企業として、成長市場である世界に向け、日本の重要輸出品目であるコンテンツビジネスで成長拡大を図ることができたらと考えています。

海外ビジネスへの思いがさらに強くなりました。


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