青森県十和田市に行って名建築を訪れてきました
青森県にはアートに力を注いでいる十和田市があります。
十和田市にはアート作品だけでなく、日本を代表する名建築家が設計した名建築がたくさんあります。
今回は名建築に絞ってみて、東京から旅して訪れてみました。
十和田市には電車の駅が無い
十和田市は結構有名なので電車で行けるだろうと思っていたんですが、残念ながら電車は通っておりません。
私の行き方は新幹線で東京駅から七戸十和田駅まで向かい、七戸十和田駅から十和田市現代美術館に行くバスに乗って向かいました。
七戸十和田駅を下りるとバス乗り場が目の前にあるので迷わず行けます。
なかなかバスが来ないので七戸十和田駅にあるカフェでバスが来るのを待ちます。
ようやくバスが来たので急いで乗って十和田市に向かいます。
バスに揺られて30分くらいでようやく十和田市に到着します。
私の目的は十和田市にある名建築です。とてもワクワクしてきました!
十和田市地域交流センター
まず最初に訪れたのは十和田市地域交流センターです。
白くて清潔感のある美しいフォルム。
こちらは建築家・藤本壮介さんの設計です。
敷地の角部分に白い壁で囲われた中庭が目をひきます!開口されたところから中庭が見えるのが憎い演出ですね^_^
すぐにでも入ってみたいと思わされた私は素直に中庭へ吸い込まれていきました。
中庭を囲っている壁には開口が設けられていて街や空の風景を切り取ってくれます。
今まであまり体験したことのない中庭だったので、なんだか異世界にいるような感覚です。
この中庭は街のリビングのような役割を担ってくれることでしょう。
中庭に面してL型に部屋が設けられています。中庭側はガラス面で覆われています。
吹抜けの天井にも窓が設けられているのがいいですね!
十和田市民交流プラザ・トワーレ
続いて訪れたのは十和田市民交流プラザ・トワーレです。
山型の屋根が並んだ外観と縦格子のデザインが印象的です。
こちらを設計したのは建築家の隈研吾さん。隈研吾さんらしさが見えるデザインです。
内部は外観とは打って変わってとてもダイナミックな平面構成をしています。
エントランスから中へ入るとダイナミックなカタチをしたホールに出ます。
斜めにつくられているので色々な方向から建物内部の活動が目に入ってきます。
特に子どものプレイルームは小学生の頃に見た地図の等高線のようなオブジェがあり、遊んでいる子ども達はとても楽しそうです。
街の通り道のような建築なのでとても入りやすいのが嬉しいですね!
十和田市教育プラザ
続いて紹介するのは十和田市教育プラザです。
図書館の機能も入りこむ施設です。
官庁街通り沿いに入り口はなく、敷地内に入り込んでいき、建物の真ん中あたりにエントランスがあります。
設計されたのは建築家の安藤忠雄さんで、安藤さんの特徴でもあるコンクリート打ち放しの外観と空間が印象的です。
エントランスに入ると安藤忠雄さんの建築をすぐに感じられました!
ハイサイドに設けられた窓から入り込む光が美しい!
また光によって照らされているコンクリートの天井や壁も美しいですね!!
この図書館はいくつかのカタチを並べたりずらしたりして作られており、色々な場所に中庭が設けられています。
また、図書館には安藤忠雄さんの書籍が並ぶ空間が設けられているので、建築好きにはたまらないですね!
色々な場所にカウンターやテーブル・椅子があるので、自分で好きな場所を探して過ごすことができます。
図書館なのに住宅のような空間なので居心地がいい空間でした。
十和田市現代美術館
十和田市現代美術館です。おそらく十和田市で一番有名な名建築かもしれません。
この美術館を見学するために十和田市を訪れる人もいるでしょう。(私もその一人ですが)
美術館と聞くと大きなカタチのボリュームがいかにもという姿で建っている中で、この美術館は小さく分けられたカタチのボリュームが敷地内に分散配置されています。
大通り側には大きなボリュームを配置して、住宅街側には小さなボリュームを配置して街並みにあったカタチを提案しています。
行ってみて思いましたが、ホントに近づきやすい建築でした。まるで公園のような美術館です!
分散されたカタチを廊下で繋ぐことで、中を歩いていても常に外部を感じられます。
新しい美術館のあり方を提案してくれたパイオニア的な建築でした。
十和田市の官庁街通りにはアートがいっぱい
十和田市のメイン通りでもある官庁街通り。
春になれば桜が咲き、とても美しい空間となります。
そんな官庁街通りにはアート作品がたくさん見られます。
十和田市は街づくりにとても気合いが入っているのが伝わってきます。
そんな十和田市庁舎も新しく建てられたので名建築の一つになりそうですね^_^
十和田市は建築好きにはもちろんのこと、建築にそれほど興味がない人も行ってほしい場所です。
言うなれば街全体が美術館みたいなので、何百年後には独特の文化を持ったアートな街になっているかもしれませんね。
是非とも青森県十和田市に行ってセンスを向上させましょう!
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