小説『見てる』第二章「ハッキング」
私は通っている大学へ着き、火曜日2限の日本文学がある教室へと向かっていた。
私はパペッティアというアカウントはフォローせずに、そのアカウントを毎日チェックしていこうと決めた。
あれをフォローすると何か嫌なことに巻き込まれる気がして仕方なかった。
日本文学がある教室は広々としていて無駄に300人という大人数が入るほどの教室で、その授業を担当している教授は約40分〜50分ほどの短い映画を主軸とした授業を行なっており、単位も簡単に取れるというので人気であったが、怠惰の塊のよう