蜘蛛川鉄雄-クモガワテツオ

21歳 小説書いてます ハハハ

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小説「消えてなくなれ」

新作です。 小説「消えてなくなれ」 下記のPDFファイルを開いてご一読ください! よろしくお願いします!

    • 小説「見てる」完全版

      第1章 「秘密」 吊り革に手をかけ電車に揺られていると、野鶴駅で電車は停車し、駅で待つ乗客者達を迎え入れた。 この時間の野鶴駅はいつも人が多く、この電車の朝の憂鬱を作り出している原因といったらなんたってこの場所だと豪語してもいいような場所だ。 乗車する客が各々自分の位置を探している中、 私の隣にとても好みの顔の女性が乗ってきた。 モデルのような顔立ちだが、 服装はあまり着飾っていない。 素朴でいて清楚な人が好みである私の感情に矢を刺されたような感覚であった。 私

      • 小説『見てる』最終章「侵入」

        私の頭の中は様々な情報でいっぱいだった 朝会ったあの奇妙な女性が目の前にいて その彼女が笑って今話しかけてきている。 そして彼女はパトカーの中にいる 田山玲奈はあの家に住んでいない ハメられてしまったのか。 「あの、ほんとに何なんですか、あなたと朝に会ったなんて知らないし、急に手錠かけられて。どういうことなんですか!」 私は、しらを切って戸惑いを見せた。 すると彼女は、 「ハッハッハッあんた面白いね。」 彼女は私を嘲笑いながら言った。 「まあとりあえず詳

        • 小説『見てる』第三章「罠」

          彼女の学生証を見つめている私の顔を見て、だんだんと彼女の顔から笑顔がなくなっていった 「あの...ちょっと..座ってお話ししませんか。」 私は驚きを隠しながらも、彼女に言われるがままついて行った。 彼女は空き教室を見つけると何も言わず入っていき、教卓の前の席につき、二人で話しをすることになった。 彼女は席につくと少し溜息を洩らし、黙り込んだ。 私は先ほど知った彼女の情報に動揺していて彼女に喋りかけるような心の余裕はなかった。 静寂に包まれた教室に、どんよりとした気

        小説「消えてなくなれ」

          小説『見てる』第二章「ハッキング」

          私は通っている大学へ着き、火曜日2限の日本文学がある教室へと向かっていた。 私はパペッティアというアカウントはフォローせずに、そのアカウントを毎日チェックしていこうと決めた。 あれをフォローすると何か嫌なことに巻き込まれる気がして仕方なかった。 日本文学がある教室は広々としていて無駄に300人という大人数が入るほどの教室で、その授業を担当している教授は約40分〜50分ほどの短い映画を主軸とした授業を行なっており、単位も簡単に取れるというので人気であったが、怠惰の塊のよう

          小説『見てる』第二章「ハッキング」

          小説『見てる』第一章 「秘密」

          吊り革に手をかけ電車に揺られていると、野鶴駅で電車は停車し、駅で待つ乗客者達を迎え入れた。 この時間の野鶴駅はいつも人が多く、この電車の朝の憂鬱を作り出している原因といったらなんたってこの場所だと豪語してもいいような場所だ。 乗車する客が各々自分の位置を探している中、 私の隣にとても好みの顔の女性が乗ってきた。 モデルのような顔立ちだが、 服装はあまり着飾っていない。 素朴でいて清楚な人が好みである私の感情に矢を刺されたような感覚であった。 私は日々に憂鬱を感じて

          小説『見てる』第一章 「秘密」