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現状維持バイアスと毎日着る白いTシャツ

毎日、同じ時間に起きる。
毎日、コーヒーを飲みながら、新聞を読む。
毎日、同じ時間に家を出発する。
毎日、同じ電車の同じ場所に座る。
毎日、同じ車両の顔ぶれは一緒。
毎日、同じルートで会社へ行く。
毎日、同じ場所に座り、仕事をする。

これらの動きは、あえて同じにしているのか?
あえて、同じにしているのは、なぜか?
それとも、無意識に同じになっているのか?

行動経済学の本を読んだ。
最も印象に残っているのは、「現状維持バイアス」。

現状維持バイアスとは、

未知なもの未体験なものを受け入れず、現状のままでいたいという心理的バイアス

行動経済学BEST100

ぼくは、可能な限り、現状維持バイアスとならない行動をしたいと思っている。
なぜなら、現状を維持しようとする考えは、新たな気づきを得るのは難しく、かつ新たなチャレンジを妨げてしまうから。
新しいチャレンジには、リスクや不安が付きまとう。
リスクを回避しようとする「損失回避」が常にそばにいるのだ。

チャレンジをするしないは個人の自由出し、新たな気づきを得たい得たくないも個人の自由だ。
だから、現状維持バイアスの良し悪しではなく、自分自身の今の行動が、「現状維持バイアス」によるものなのか否かを常に意識しておくことが大切だと思う。

昨日は、このルートで子どもを送ったので、今日はこのルートで行こう。
ただし、現状維持バイアスを脱却していくためには、「心の余裕」と「時間の余裕」が必要だ。
時間に追われているのに、あえて違うみちを選ぶ、ましてや遠回りして行こうにはならない。

ぼくは、夏になると白シャツ短パンで出かけることが多い。
では、毎日白いTシャツを着るのはなぜか?
単純に、服が少ないことに加えて、一日の決断の数を減らしているから。
アップルの創業者、スティーブ・ジョブズ氏のように(笑)。
これは、現状維持バイアスなのか。

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