追い抜いてしまった。
昨日子供が、録画した「名探偵コナン」の映画を観ていた。
私「えいちゃ〜ん、コナンてまだ大人になんないの?お母さんは、コナンを最初観た時に同じ歳位だったはずなのに、お母さんはもうとっくにコナンを追い抜いて大人になってしまったよ〜。」
と、真剣にコナンを観ている息子に対して、かなり下らない事を思い付きで言ってみた。
私は現在38歳だ。コナンが初めてTVで放送された時、私は小学校高学年だったので事実、子供バージョンのコナンと同じ歳位だったのだ。
当然、真剣に映画を観ている息子は、私の思い付きで言った言葉は、彼にっては本当にどうでもいい事だったので、適当に答えた。
えいじ「へーそうなんだー。不思議だねー。」
考えてみたら、私は当時自分と同い年か、自分よりも年齢の上だったアニメのキャラクター達を一体、何人追い抜いてきたのだろう?
クレヨンしんちゃんのママのみさえは、とっくに追い抜いたなぁ。
まって!ちびまる子ちゃんのお母さんて、40歳だよね?
え?もうすぐじゃん!
メインのキャラクターはもちろんだが、場合によっては、主人公の親や先生達など、自分が多くのアニメのキャラクターをいつ間にか追い抜いてしまったことに驚いた。
息子は映画に集中していて、これ以上会話は広がりそうも無いし、このまま考えていても自分がいかに歳を取ったのかが分かり、ちょっと悲しくなるかもかもしれない思い、感情的になるかもしれない、そんな気分を味わうのはごめんだ。
お風呂にでも入るかなと思い部屋を出ようとした瞬間だった。
「俺、もうすぐ波平、追い抜くわ。」
部屋の角に居た50代の主人の言葉に衝撃が走った。
あんなに映画に集中していた息子も、わざわざ停止ボタンを押して
「え?波平?」
と、聞き返すレベルの衝撃だった。
みんな「波平 wwwwww」
波平の年齢を追い抜くと、人は感傷的でも、悲しみでもなく面白くなる事がわかった。
今日も最後まで読んでいただいてありがとうございました^ ^
素敵な休日をお過ごしください♪
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