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憧れのシチュエーション

たまたま行った本屋で、なんとなく本棚を眺めていると、

あの本読んでみたいな‥‥

そう思って、その本を手に取ろうと手を伸ばした瞬間


男 女「あっ!」

女「すみません。」

男「こちらこそ、すみません。」

見知らぬ男女が、偶然にも同じ本を手に取ろうとし、その瞬間、お互いの手が触れた。


映画やドラマでありそうな、そんな運命の出会いのようなシチュエーション、、、。


そんな事が、実際にあったらどんな気持ちなんだろう?

ときめいちゃうのかな?

運命を感じちゃうのかな?



つい先日、まさか自分がそんな体験をするなんて心にも思わず、

私は、いつものように近所のスーパーで買い物をしていました。

今日のご飯は、何にしようかなぁ?

店内をぐるっとまわる。

おっ!広告の品だってさ。

そこには、こう書かれたポップがありました。

【しめじ 1パック 50円】

確かに安いですね。

これは
買いですね。

しめじはあって困るものでは、ありませんよね。


広告の品だけあって、その日のしめじは、他のどの野菜類よりも多く用意されていました。

山積みになっているしめじの周りには、軽い人集りが出来ています。

やっぱりみんな買いたいよね。しめじ。

お鍋に入れてもいいし、炒めてもいいし、あっても困らないものね。万能だものね。

私も欲しいな。しめじ。

そんな事を考えながら、私もその軽い人集りの中に参加しました。

その山積みになっているしめじの中から、コレだ!という、しめじのパックに手を伸ばす。


私「あっ!」

男性「あっ!」

こんなに沢山しめじがあるのに同じ、しめじのパックを取ってしまった。

きっと、この声の男性は、私と一緒でこのしめじだとおもったんだ。

私と同じ感性を持つこの、男性はどんな人なんだろう?

私はその男性の方を見た。

お互いに目が合った。

そこには、角野卓造似ののおじさんがいた。

そのおじさんは、うぐいす色のチョッキ?ベストを着ていた。

おじさん、私も今ダウンを着ているから、見えないけどうぐいす色のトレーナーを着ているんだよ。

一緒だね。

おじさん「あっ、すみません。どうぞどうぞ。」

私「いえいえ、どうぞどうぞ。」

おじさん「いやいや、どうぞどうぞ」

私「あっいや、どうぞどうぞ」

ダチョウ倶楽部ごっこを楽しんだ。

実際に、体験してみて分かったことがあります。


ただただ、笑いそうになった。


今日も最後まで読んでいただいてありがとうございます!

しばらく冬で寒いから早く暖かくなってほしいですね。

暖かくしてお過ごし下さいませ。

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