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長野県立大学で初の試み。地域コーディネーターと共に活動する、「学生コーディネーター」、募ります!

こんにちは!このnote記事の書き手でであり、長野県立大学の地域コーディネーターの日髙・藤岡・新井・北埜です。

今回、長野県立大学で初めての試みとして「学生コーディネーター」を募集することになりました。
主に「生み出す仕事」と「発信する仕事」を学生のみなさんに行なっていただきたいと思っています。
「一体何をするんだろう?」、「ボランティアとは何が違うの?」などなど気になることは多いと思います。ぜひ最後まで読み進めてみてくださいね。


「学生コーディネーター」を募集する理由

そもそも長野県立大学には、大学と地域を繋ぎ、地域課題の解決や学生が地域に飛び込む活動や起業支援などを担う「ソーシャル・イノベーション創出センター(CSI)」と呼ばれる部署があります。

そしてそんなCSIと地域をつなぐ役割を担っているのが、私たち地域コーディネーターです。長野県はとても広いので、北信・東信・中信・南信にそれぞれ1人ずつ配属されています。
開学から5年が経ち、学生がカフェや古着屋、シェアハウスを開業したり、村や町に飛び込んで地域づくりに関わる動きも出てくるなど、大学と地域の連携も徐々に強まってきています。また、学生を受け入れたい地域や企業も増えてきています。

しかし、地域と学生のマッチングは数としてはまだまだ少ないのが現状です。77市町村もの多様な地域がある長野県だからこそ、机の上では得られない多様な学びや体験があり、そのポテンシャルは活かしきれていないとも感じています。

そこで、「信州まるごとキャンパス」をコンセプトに、県全体でより多くの学生が地域と出会い、共学・共創が生まれることを目指していきたいと考えました。
そのためには、大学と地域をより多様につなぐコーディネーターが欠かせません。特に同じ学生の目線で地域と大学の橋渡しをしてくれる人材が必要と考え、私たち地域コーディネーターと共に活動してくれる学生コーディネーターを募集することになりました。

そもそも地域コーディネーターってどんな人たち?

北信・東信・中信・南信それぞれのエリアで活動している4人の地域コーディネーターを簡単に紹介します。

【北信担当】日髙健/Takeshi Hidaka

(一社)小布施まちイノベーションHUB理事・事務局長
東京都出身。米国ミネソタ州Carleton College卒(映画専攻)。コンサルティングファームを経て2020年1月に小布施町に移住し、「地に足のついた営みをつくる」をミッションに活動。地域企業と都市部人材が協働するプログラム「小布施バーチャル町民会議」や、地域の特産品を活用したビール醸造プロジェクト「まちとクラフトビール大作戦」等の立ち上げに携わる。現在、「小布施を『想いに根差して活動する人・企業の集積地』に」をビジョンに掲げ、地域一体となって企業の採用や人材育成の課題に取り組む「まちの人事部」事業の立ち上げに奔走中。

小布施バーチャル町民会議では、老舗酒蔵・松葉屋本店と町内外から集った参加者がタッグを組み「人をつなぐ酒蔵へ」をテーマにイベントを企画
「まちとクラフトビール大作戦」では小布施町の特産品を用いたオリジナルのビールをワークショップを通じて構想し、実際に醸造

地域コーディネーターとしては、高山村を舞台に、牧場・温泉・ワイナリー・ジビエ等の資源を活かし、地域のプレイヤーと学生との接点づくりを模索中。豊かな自然に囲まれ、開拓精神旺盛・職人気質な村民とともに活動したい仲間求む!


【東信担当】藤岡 聡子/Satoko N Fujioka

徳島県生まれ三重県育ち。夜間定時制高校出身。「老人ホームに老人しかいないって変だ。」と問いを持ち、24才で創業メンバーとして有料老人ホームを立ち上げ、アーティスト、大学生や子どもたちとともに町に開いた居場所づくりを実践。2015年デンマークに留学し、幼児教育・高齢者住宅の視察、民主主義形成について国会議員らと意見交換を重ね帰国。「長崎二丁目家庭科室」主宰(豊島区椎名町)、2019年より長野県軽井沢町にて医師と共に「診療所と大きな台所があるところ ほっちのロッヂ」を始め共同代表。表彰歴に第10 回アジア太平洋地域・高齢者ケアイノベーションアワード2022 Social Engagement program部門で日本初のグランプリ受賞、同年グッドデザイン賞受賞/審査員の一品にも特別選出。共著に『社会的処方(2019学芸出版社)』『ケアとまちづくり、ときどきアート(2020中外医学社)』。2023年日米リーダーシッププログラム日本代表団として選出。3児の母。長野県軽井沢町在住。

「体温が2℃上がる日」と題して、県大生が
ゼロから企画し運営したカフェ

地域コーディネーターとして、軽井沢町、御代田町など長野県東エリアを動きながら、県大生と共にマルシェの企画・運営や、大学生と小中高生が出会う場作りを併走したり、廃校プロジェクトを掲げる中学生とフィールドワークに出かけるなど、学生の皆さんの「やってみたい」を共にたくさん実現してきました。どんな「やってみたい!」に出会えるのか今から楽しみです ;)


【南信担当】新井 直彦/Naohiko Arai

1980年生まれ。長野県下伊那郡松川町出身・在住。自治体職員として、総合計画や地方創生施策を主に担当し、自然との共生や木材の地域内循環、若者の定住も見据えた新たなコミュニティ形成を目指すMMM(Matsukawa×Makes×MyLife)プロジェクトの企画・運営などを手がけてきた。

社会教育主事、公民館主事など教育分野にも長年携わってきた経験から、Project Based Learningをベースとした高校生や大学生との地域協働事業を主な活動フィールドとしながら、自治と共創の地域づくりを“学び”からアプローチしていく。

(左)偶発的な出会いを生み出すlittle free library        (右)SDGsガチャ                

地域コーディネーターとしては、松川町を中心に偶発的な出会いを生み出す松川町図書館のリノベーションや、大自然の森の中に、小さな図書室をつくる“little free library project”などを県立大生たちも関わりながら取り組んできました。
2023年度は飯田市の伝統工芸”水引”や、森に切り捨てられたまま放置されている未利用の木材もつかって、学生発案のSDGsガチャに一緒に挑戦してみたいと思っています!一緒に取り組む仲間をドシドシ募集中です٩( ᐛ )و


【中南信担当】北埜航太/Kota Kitano

1994年東京都町田市と神奈川県相模原市で生まれ育つ。学習院大学政治学科の在学中に、ETIC.「地域ベンチャー留学」を通じて長野県辰野町で対話を通じたまちづくりの場づくりインターンに取り組む。卒業後、PRエージェンシーのビルコム、ニュースメディア「HUFFPOST」の広告部門を経て、辰野町に移住。
間(あわい)という屋号で、都市と里山、地域と行政、話し手と読み手など異なる立場を越境しながら、共感や共創が生まれるライティング、企画やコンテンツづくりに挑戦中。印象深いプロジェクトとして、都市と里山を“お困りごと”でつなぐ長野県関係人口創出プログラム「お困りごとtrip」や、都市のZ世代が農村滞在を通じて日本の農業課題からマイプロジェクトを生み出す農水省「もぐもぐフードラボ」プログラムの地域コーディネーターなど。

別の仕事として、長野県のゼロカーボン社会共創プラットフォーム「くらしふと信州」のコーディネーターや、辰野町の森林ビジョン策定委員もしています。長野県の森や里山が持続可能になるために、どんな暮らしや営みが必要か、一緒に考えてくれる県大生募集中です!

大好きな辰野町の里山風景

「学生コーディネーター」ってどんな仕事?

ここまで読んでくださり、ありがとうございました。さてここからは、「学生コーディネーター」募集の概要をお伝えしていきます。

▶︎人数👥
4名

▶︎期間📅
R5年10月からR6年3月(本年度のみ10月からの開始になります)

▶︎具体的な業務内容✍️
1,プロジェクトの企画(生み出すお仕事)
2,イベントの運営(生み出すお仕事)
3,ブログ記事作成(発信するお仕事)
4,CSI職員・地域コーディネーターとのミーティングや連絡
5,毎月の報告書の提出
月15時間程度の活動になります。アルバイトなど兼業はもちろんOKです。

▶︎本活動費👛
調整中。必要に応じて交通費半額の報酬を支給。

▶︎応募条件🏫
・長野県立大学の学生であること
・学部・研究科不問

▶︎こんなことが得られます✅
学校での学びを現場に活かす経験(実践あるのみ!!!)
企画・発信スキルの基礎(学生はもちろん社会人になった時にとても求められます。力をつけていくために、必要に応じて勉強会も開催します)
・コミュニケーション能力(自分と相手、誰が欠けても仕事って成り立たない。そんなこと学んでほしいなぁと思っています)
・第一線で活躍する地域コーディネーターとともに働く経験(って書いてて恥ずかしいですが、手前味噌ですが結構しっかりその分野のプロたちが集まってます!)

▶︎こんな方、求む!🖐️
地域での活動に興味がある人 
大学での学びを学外で実践したい人
人と人のつながりに興味がある人
長野県中を自分の学びのフィールドにしたい人
ネガティブ・ケイパビリティー(不確実なものや未解決のものを受容する能力)がある人、または高めたいと思っている人

オンライン説明会は 9/22(金)20時から!

地域コーディネーターによる、オンライン説明会を開催します。
申し込みはこちらから、下記のQRコードからお入りくださいね。

▶︎オンライン説明会
・9/22(金)20時~21時
・zoomにて
・対象は、学生コーディネーターに関心がある方に限ります。

みなさんとお会いできること、楽しみにしています!

トップ画像に飽き足らず、またまた登場した地域コーディネーターたち。
どでかい長野の各地から4人が集まるとなんだかいつも妙なテンションになります(笑)
オンライン説明会や、その後の面談でみなさんとお会いできるのを楽しみにしています!

文責:地域コーディネーター 日髙・藤岡・新井・北埜
記事作成:R5年9月
お問い合わせ:CSI までどうぞ  csi@u-nagano.ac.jp


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