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【続いてる写経 1380日め】半分消えた、見附島

昨年能登半島を旅した時、弘法大師空海さんのゆかりの地があると知り訪れたのは珠洲市にある見附島でした。

空海さんが唐に滞在していた時に、日本で密教を布教するに相応しい場所に飛んでいくようにと、投げた3本の五鈷杵のうち1本が到達した場所が能登
(ちなみに、あとの2箇所は佐渡島と高野山と言われております)

空海さんは海路佐渡から、この島を目印に上陸したことから、”見附島”と呼ばれるようになったらしいです。
また、その姿が軍艦のようにも見えることから、”軍艦島”とも呼ばれていました。

この”見附島”、地元の人によると昨年の5月の能登の地震があったとき、すでに小さくなり、姿が変わってしまったと話を聞きました。

そして今回の地震では崩壊がさらに進み、海側からドローンで撮影された姿には絶句。
島はほぼ半分の大きさになってしまい、とても軍艦のような姿には見えないのでした。

”空海さんの推し”としては、その伝説が残る場所が変わり果ててしまったのは残念でなりません。。

一瞬にして崩れ去ったのは見附島だけでなく、輪島、かつての天領黒川地区、千枚田、塩田、門前町を象徴する総持寺祖院…。

のとじま水族館のジンベイザメも逝ってしまった。

被害が大きすぎて、報道みるたびに相変わらず無力感しかないです…。

そんな中、「イカの駅つくモール」にある巨大なモニュメント”イカキング”は健在だとのこと。

意外だけど…。

でも、あの地震でも生き残ったイカってことで、これからの復興へのシンボルとなるのかもしれません。

無事残っているものもある。ちょっと安心しました。

また、東京にある能登のお魚が食べられる居酒屋、能登美(のとみ)さんには、能登で水揚げされたお魚が金沢経由で徐々に入ってきているそうです。

食べて応援することも、少しずつできるようになりそう。
明るいニュースにも、目を向けたいものですね。



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